出店こそ最大の防御だ。(数字を公開するシリーズ)
「いまできることをやる。」コロナウィルスの影響を受け始めた2月から掲げている当社のモットーです。「いまできること。」その集大成が出店です。そうです。「鮪のシマハラ」新店に挑戦したいです。
こんな時期だからこそ挑戦です。コロナ関連で得た借入金もあります。かき集めたキャッシュを赤字補填に充ててるだけでは生き残れません。収益を生む投資に使っていきます。
早速、都内一等地の商業施設(居ぬき物件)に出店を依頼しました。熱心な担当者が誘ってくださいました。パッとしない「鮪のシマハラ」を気に留めてくださったこと、感謝の気持ちしかありません。
………が、結果選ばれませんでした。爆笑です。残念です。よく理解しました。「鮪のシマハラ」は、まだ一等地の商業施設に出店できるような実力ではないということです。店舗運営・財務状況・マンパワーすべてにおいて実力不足です。
特に財務状況はシビアに判断されます。創業からの累積赤字は大きなマイナスポイントです。100%自己資金で創業したこと。創業時は細かい数字よりビジョンを優先したことで膨れ上がった損失金です。そのこと自体にまったく後悔はありません。財務状況などいつからでもやり直しができるし、やり直さなければなりません。
創業時は細かい数字は気にしない。事業計画書は必要ない。何をやりたいのか?何をやる組織なのか?その想いだけで突っ走ってきた一年間でした。「鮪のシマハラ」次のステージに進みます。コロナウィルスの影響で予定より早く金融機関からの借入も実現しました。もうどんぶり勘定での経営はゆるされません。数字と真摯に向き合っていきます。
経営は、主語と述語と数字で語る。
これは私の経営哲学です。島原慶将は意外と数字が読めます。数字も出来るんです。かりそめにも上海では20億円の会社を経営していました。想いだけではなく数字と向き合う経営だってできるんです。
無駄にはなりましたが、出店を依頼した店舗の事業計画書を作成しました。数字をはめ込みました。当社のスタンスです。すべての数字を公開していきます。
上記は金融機関用に作成した堅めの計画書です。法人税や金融機関への毎月の返済等を含む、しっかりとした計画書になっています。
2つ目は自社向けに作成した計画書です。新店をやる以上、これくらいは売りたいしやるべきだという希望的数字をはめ込んであります。
経営者は内部にむけて理想を語り、外部に向けては現実を語るべきだと考えています。内外を説得できる数字になっていると思います。経営指針として十分な資料であると自負しています。
ワクワクしてきました。いよいよ動きはじめたのです。待っててください。金融機関の皆さま。まず、11月12月から単月黒字を達成させます。想いだけではなく、数字で報告できる月次試算表を作成します。
コロナウィルスの影響すらプラスに作用する。そんな「鮪のシマハラ」です。思いのほか早く、経営者らしい経営をすることになりました。これからは想いと数字、両方のエンジンをふかしていきます。
さあ。追撃開始だ。前へ。前へ。
追伸 「島原、数字に強いな!」と思ったあなた。そんな訳ないじゃないですか。もちろん助けてくださる外部の応援団がたくさんいるのですよ。
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