![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/15101769/rectangle_large_type_2_4198936e72963d1f6a9f23c59cb8d5c2.jpeg?width=1200)
レポート:ALL YOURS木村さんに学ぶ!クラファン講座@本屋ルヌガンガ in高松
ALL YOURSの全国行脚@高松のサポートをしました!
今回は「クラファン講座」、せっかくなので「ふむふむなるほど!」と勉強になったところメインにレポートまとめました。ざっくりですがお届けします!
【こんな方にオススメのレポート】
●これからクラファンに挑戦したい!
●クラファンでうまくいかなかったのはなんでだろう?
●広め方を知りたい!
〇ゲスト
ALL YOURS 木村昌史氏
小豆島スポーティーズ 渡部勝之氏
FAAVO香川 真鍋有紀子氏
会場:本屋ルヌガンガ
〇木村昌史さん自己紹介
▲洗濯洗剤について熱弁をふるう木村さん
●ALL YOURS代表
●最近では普段着で働けるようになり、土日の服と平日の服がイコールになりつつある
→着心地を大事にするアパレル
●SNSの台頭で洋服での自己表現が非効率になり、おしゃれでの自己表現というものの割合が下がった
●着ていることを忘れ、やりたいことに集中できる服を届けたい
極論、ストレスのない世界を作りたい
→今後は服を作るだけでなく、加工などで届けていき、最終作らない服屋を目指す。たとえば
・色あせたものを染め直す
・匂いが気にならない加工をする
・気に入らないところを直してもう一度大切に着れるようにする
〇クラファンで販売を始めたきっかけ
●原価が高く、直接販売する=オンライン販売を選択
→知らないと検索されない、売れない
→知ってもらうためのクラファン
●クラファンによって、知ってもらえることを知った
→やり続けたらめっちゃ知ってもらえるんだ!
→誰もやったことがなさそうな24か月連続クラファンをやりたい!
→キャンプファイヤと組むことに
〇ALL YOURSにとってのクラファンの魅力
●知ってもらう
●やった実績が残る
●成功PRJとして調べた人に知ってもらえる
●欲しい人を先に集めることで受注生産方式のような形をとり、必要十分な生産と販売
●リアルイベントをやるときでも既に知っている人がたくさんいる
〇クラファンをやってよかったこと
24カ月連続クラファンでのべ3000人もの人が購入してくれた。
→一緒にブランドを作っていく人、共犯者作りができた
〇小豆島スポーティーズ渡部
▲小豆島スポーティーズ渡部氏
●クラファンで商品を買うが、感覚的には寄付
●ALLYOURSに支援した時はストーリーに共鳴した。プロダクトが欲しい、というよりは「こういう世界がおもしろい」と支援した
〇ALL YOURS24カ月連続クラウドファンディング
●賛同してくれる人を集めたかった
●直接会えない分、自己紹介や伝えたいことをきちんと伝えることが大切
●商品の説明は最小限、「なぜこれをやるのか」を丁寧に書いた
●どうやるのか、よりもなぜやるのか、を突き詰めて考える
→なぜやるのか、を理解して興味を持ってくれたら商品のことは勝手に調べてくれる
●クラファンはマーケット的に男性7:女性3、コア30代
●インターネットリテラシーが高い人が多い
●自分たち以外の人にどうやって投稿してもらうのかが大事
●現代のインターネットでは広告は悪のイメージ、メーカーがアピールするのも悪。友人や知人が「これいいよ」っていったものの方が訴求力がある
→そのために
◎感想が書きやすいように文章を書く
①言い切る→賛同/反対の人がいる
②みんな知りたいけど誰も教えてくれないことを書く(お役立ち情報とか)
→一見関係ないが、「これ書いてる人なにやってるんだろ?」になり流入する
●noteで一番読まれている記事は「ダメな人のための洗濯の知識」
(「簡単に言うとなんでも中性洗剤で洗うといいよ(笑)」)
〇クラファントップのキャッチコピーの重要性
渡部:24ヵ月連続クラファンページのキャッチが面白い!「サヨナラジーパン」と言いながらジーパンを売ったり、「着たくないのに着てしまう」、とかちょっと引っかかるコピーに惹きつけられます。
・小学校高学年でもわかる文章にしている
・スマホで横書きで日本語を大量に読んでもらうのは無理がある
・「インターネット的」糸井重里:非常に参考になる
-インターネットの文章は会話している感じの文章が読みやすい
-しゃべり言葉で、耳で聞けるように書くのが良い
-1行が最大26文字じゃないとぱっと入ってこない
・24か月連続PRJの1個目は作り方をちょっと失敗して、次から変えた
渡部:クラファンって「これを実現したい」っていうページを作ってしまいがちだと思うんですが、そういうタイトルが全然ないですね?
木村:自分事を達成するためには人の力が必要。見てくれる人が自分事化できるように考えてコピーを考えた。それはやりながら身についてきた。
〇失敗したプロジェクト
●「洗濯を繰り返しても色褪せしない。購入時の色がずっと続く黒パンツができました!!」
・商品説明をしすぎて、リターンも一種類。「これを作ったから買ってください」になってしまった
・PRJにまつわることをすべて盛り込もうとしてしまった
〇うまくいったPRJ
●体験を購入してもらう、というリターンを設定するようになって認知度や支援が広がった
●高額の限定リターンは事前公開中に支援したい、と連絡がきたことがある=支援の確約
〇その他成功のヒント
●PRJメンバーがかっこつけたら成功しない!
・誰かからお金を頂いてやりたいことを実現する、ということをきちんと考える。
・渡部のクラファン「スポーティーZ号」は最後3日で達成した。かっこつけるのやめたから成功したのでは?
●PRJメンバーとの温度の高め方
「なぜやるか?」の真ん中部分を共有することが大事
●終了前にもレポートを上げること、例えばレポートで支援してくれた会社にお礼に回り、UPすること等も大事(真鍋)
〇広め方
●毎回大変なもの!アナログ!
●何をやりたいか、のストーリーは必ず既に起案者の中にある。クラファンやるくらいやから素敵なストーリーがあるはず!
●木村さんがクラファンの相談されたらする質問
①支援してくれる人、思い浮かぶ人は何人?
②その人の名前フルネームで言ってください
→これを答えられた人はクラファン成功する。自分の周りで「どんな人なら支援するのか」という解像度の高さを掴んでいるのかいないのかが、PRJ成功のカギ
③その思い浮かんだ人のためのリターンを考えていますか?
●クラファンの運営会社のスタッフさんには熱心に相談する。中の人にきちんとPRJを理解してもらえると、クラファントップページの推しプロジェクトに掲載されたりするし、理解してもらうことで的確なアドバイスを貰える
●クラファンの各人気の〇〇ページを見て参考にして、取り上げてもらえるように設計する
●クラファンはとにかく自分の努力が一番大事
●知ってもらうのはSNS
●友人が喜ぶと思うリターンを考えて、それを友人に伝える
→喜んでもらえたらプロジェクトを応援してくれる。
〇支援のルート
⇒結論:直接知っている人を一番大切にする!!!
①一次支援:友人、知人
・まずは知り合いからの支援からスタート
・知っている人が支援できる状態にしておく
→事前に伝える、支持してもらえるPRJ設計をする、喜ばれるリターンを設計する。「始まったらご連絡するので見てもらえますか」等。始まってからだと「お金集め」感が出てしまうので始まる前から思いとセットで伝える
↓
②二次支援:友人の知り合い
・一次支援やシェアで友人の知り合いに届く。
・無言シェアは次に繋がりにくい。ちゃんと知ってくれた人のシェアに意味がある
↓
③三次支援:知らない人からの支援
・友人→友人の友人→知らない人へ届く。
〇今回の参加者のクラファン
【香川大学写真部】学生写真をTシャツにプリントした写真展を開催したい!
⇒残り3日!達成率35%程。
木村:最後「かっこつけずに」活動することが大切!
※10/13(日)24時迄!!!
◆質疑
〇お金の使い道って支援者にとってはどれくらい意味があるのか
木村:答えはない。自分が支援者だったらどうか、ということではないか
真鍋:FAAVOとしては信用を得るためにも書くようにとはお伝えしている
その他、細々としたことやこれからのアイディア部分は割愛しますが、これからクラファンをやりたい!という人の質問にゲストからの具体的アドバイスやディスカッションが交わされました!
ルヌガンガさんでの服の展示&試着会(10/11-12)
こんな雰囲気で、本屋さんの中に展示が登場。ついつい本に目がいっちゃう!服を見ながら本も楽しめる、良い雰囲気でした!
ALL YOURSのお二人が購入した本の量!!
私も買っちゃいました~!!欲しい本に出会えるルヌガンガさん、大好き!
というわけでALL YOURS木村さんに学ぶ!クラファン講座、少しでも誰かのところに届いたら…!と思って記事にしました。
ALL YOURSは「朝起きたらついつい着ちゃう服」を目指しています。その思いが詰まったプロダクトも是非チェックしてください!
〇ALL YOURS オンラインショップ
どれだけ穿いても真っ黒のままのパンツや、水を弾くパーカー、着たくないのに、(着心地良すぎて)毎日着てしまう ジャケットなどなど!
〇本屋ルヌガンガ
高松の新刊書店。ここに来ると不思議と欲しい本に出会える。おいしいコーヒーや紅茶、お酒を飲みながら本と過ごせます。イベントスペースとして様々なイベントを展開しています。お店のお二人と話せば読みたい本がどんどんでてきちゃう。SNSでの本の紹介もいつも興味深い。
Facebookページ
〇イベント告知:平野甲賀「装丁や本のこと」
11/9に平野甲賀さんのトークイベントで聞き手で参加します。一度は目にしたことがある、独特なデザインの平野さんの装丁。日本の装丁家を代表する平野さんに、本や装丁のことはもちろん、ごく日常的な事や個人的なこともラフに聞けたらな~と考えています。初めての人前インタビュー…!10月16日 ~11月11日店内で開催のリトグラフ展も是非。
〇架空企画会社「バナナ企画」
今回の企画は「バナナ企画」として運営しました。ペーパーすらないペーパーカンパニー。面白いことをしたいけど予算がない…そんな時は、バナナ企画へ!報酬はお酒からバナナまで相談承ります。