【思考力について】
全記事で子供の英語について書きました。
重要なのは、英語を学ぶ目的です。Whyです。
子供が英語で活躍する未来を夢見ているなら、
英語で勝負している人口がどのくらいいるか、
理解しておいたほうが良いです。
英語圏の子供達は、英語圏で勝負するために、
ラテン語やドイツ語を学びます。
何故か?
思考の深さを得るためです。
ラテン語に遡らないと敵わないからです。
英語圏で英語で生きていきたいなら、
そこまでやるべきです。
英語だけでは勝負にならない。
スティーブ・ウォズニアックは、
「日本人は世界一クリエイティブなんだ、
それを忘れないでくれ」と、訴えました。
そのクリエイティビティはどこからきているのか?
日本語での思考力です。
日本語は、古典から途切れず継続した言語であって、
明治維新前後では、海外の思考も大量に日本語化されました。
日本語だけで、世界中の知恵が得られる稀有な言語です。
しかも、農民に至るまで、読み書き算盤の出来た民度です。
緩やかな職業制度はありましたが、優秀であれば、お寺に養子縁組されたり引き取られ、学び続ける機会もありました。諸外国の支配制度とは違っていました。
確かに現在は、情報量は英語のほうが優っています。
ただ、その情報ももはや自動翻訳が可能です。
むしろ必要なのは、
どのように必要な情報にアクセスするかの能力と、
(対話型AIを生かすも殺すも同じ能力です)
その情報からどのように革新的なアイデアを生み出し、
そのアイデアをどのような戦略で実行するかを、考える力です。
その際に、日本語で思考することは、
上記の理由により、圧倒的に有利になります。
親は、このようなことを子供と話し合うべきです。
家庭での会話が、子供の思考力を鍛えます。
お金はかかりません。