キラリと光る言葉のマジック:”閃光”
先週の高見沢さんのラジオ”ロックばん”の冒頭で流れた”閃光”!2001年に発売のThe ALFEE 20枚目のアルバム、GLINT BEATの一曲目です。このアルバム、自分は出戻ってから初視聴だったのですが(2年半前)自分が知っていたアルフィーさんではない新しい形の楽曲ばかりで驚いたのを覚えています。ある意味出戻りには刺激的な一枚でした笑。
タイトルの ”閃光” にみなさんはどんな光を思い浮かべたでしょうか?
キラッ、キラッキラ、ギラリ、ギラギラ、ピカッ、ピカピカ、ツヤツヤ、キラリン・・・表現の違いでその光が点滅しているのか、強いのか弱いのか、持続性があるのか、どんな物体が光っているのかはたまた実際は見えない光なのか(アイデアや目力など)が想像できます、日本語のオノマトペは素晴らしいですね!
歌詞にはたくさんの光り輝くものが出てきます!それを考察しながら、果たして高見沢さんがイメージした光はどんなものなのかを分析していきましょう!
キラキラな高見沢さんの光のマジックを明かしていきます。
歌詞はこちら(Victory Garden様にいつもお世話になっております)
マジック1:いろんな光とそれを際立てるいろんな暗闇
閃光とは瞬間的に強く輝く光、と国語辞典にはありますが、曲中には様々な光り輝くものがたくさん出てきます。
それぞれの光は閃光のように一瞬のものもあれば輝きが一定の間持続するものあります。いろんな光を並べることで聴き手が思い浮かべる光の幅を大きくしますね。
それと対比して、光の存在を際立たせる言葉もたくさん出てきます。このような対極にある言葉の力で光がある部分の歌詞がより光って聞こえます。
誰しもの人生の中に必ず存在する暗闇。それがあるからこそ光が見え、光がなくなると暗闇はもっと暗く見える・・・
歌詞を追うと高見沢さんが上手く交互に光と暗闇のワードを行き来し、聴き手が受け取る”光”の彩度を自然と上げているのがわかります。
マジック2:輝く高見沢さんの優しさ
曲中の”君”は強がり懸命に生きながらも自分の限界や迷い、失敗や将来への不安、寂しさや孤独に襲われる”光を発していない”人です。
暗闇から聞こえる君からのSOSを受け、負けない光、強い光、勇気の光 を発して迷路の真ん中でもがき苦しむ君を照らそうとしてくれているのはもちろん
キラッキラで美しい光を放つ高見沢さん!
ここでいいなーーーーと思うのは”耳を澄ませば聞こえる”という高見沢さんの優しさです!
SOSの叫びは遠く微かで、聞こうとしなければ聞こえない。わざわざ耳を澄ましてそのSOSをキャッチしてくれ、さらにはその君に光を照らしてくれる高見沢さん!
天才な上に優しい・・・・男前
同じサビ部分の2番でも高見沢さんの優しさが全面に出ています。
手を伸ばしているのが君なら・・・暗闇を手探りで光(未来)がある方へそろそろと向かう君、高見沢さんが放つ光で君は進む方向が見えた、と取れますね。
手を伸ばしているのが高見沢さんなら・・・君が暗闇に迷わないように手を精一杯伸ばして光いっぱいの未来へ引っ張ってあげようとしている高見沢さん。
どちらにしろ強い光以上の優しさが溢れまくっているサビの部分です!
マジック3:高見沢さんが放つ閃光
優しい高見沢さんが放つ負けない光、強い光、勇気の光は一体どこから来ているのだろう、という疑問は曲中で解明されています。この部分↓
強い光の源は高見沢さんの情熱です!その光を弱っている君に照らし続けるのは、君に訪れるいつかの未来は君自身の情熱という光で輝いてなければいけない、という信念と愛からです。
情熱の光の力で目を覚ませ、とぐだぐだな君をゆりおこし、迷わず前に進め!と応援しているのですね。
One Love for All・・・ここでのALLの解釈もいくつかできます。
輝く未来全てのために
全ての君(”君”は一人ではない)のために、
全ての苦しみや迷いに、
暗闇という全てに
どれにしろ君が浴びる高見沢さんの愛と情熱の光はポジティブなエネルギーでいっぱいです!
マジック4:GLINT BEAT
アルバムタイトルのGLINT BEATは多分高見沢さんが作った造語です。
GLINTはキラッと光る煌めき、BEATは鼓動や音楽のビートのように一定のリズムを刻む動きの意味があります。一緒に使う、もしくはGLINTをビートの形容詞として使うことはほぼないです。
が!
このアルバムに収録されている楽曲を聴くとこのタイトルがしっくり来るんです!
その先攻はトップ曲の”閃光”ですよ〜。(*ロックばんが野球の話題だったときに関連曲で先攻・後攻とかけて閃光をかけてました)
冒頭のこの部分で ”あぁ、なるほど・・・高見沢さんやっぱり天才や” と思います。
英語のGlintは次のような様子を表現するときに使う”煌めき”です。
差し込んだ西日が桜井さんが飲まんとしている焼酎に当たりキラキラ
坂崎さんのペットの亀さんにヒーターの光が当たり甲羅がキラキラ
高見沢さんのはだけた胸元のペンダントに照明が当たりキラキラ
Glint・煌めきの発生源は煌めいているもの自体ではないんです。
他所からの光に照らされ、光を受けてキラキラ(ギラギラではない)と輝く様子を言います。ということは誰から光を当ててくれないとそのモノは光ることはできないのです。
ダイヤモンド&ガラスの心な君は、高見沢さんの強い情熱の光を受けて、やっと自分自身が輝くかのようにキラキラと美しく光るのです!そしてやがて自分の内からの光が輝くほど成長するのでしょうね。
これで高見沢さんが君を”何があっても照らしたい”理由がわかりました!自分の光が君を生き返らせるのを知っているからです。
余談:もう一つ私たちがよく聞くキラキラはShineですね。
桜井さんに愛された女性の青い瞳から溢れる涙がStill shining しているキラキラです。Shineの光は内から輝く・外からの光を受けて輝く、のどちらとも取れます。
GLINT BEATというタイトルはどのような理由や思いで作られたのかはわかりませんが、私たちを照らしてくれる高見沢さんの光が、鼓動・BEATを作り出し人生の中の輝きを増してくれているのは実感できます。
お3方が放つ閃光は強く、あったかく、美しく、尊く、私らアル中を幸せいっぱいにしてくれる唯一無二な光です。
”閃光”を聴いてたくさん元気をもらってくださいね!
やっぱり文才&天才・高見沢さんは内も外もキラッキラの男前でした。
シマフィー
P.S.先日のKトラで私の記事を読んでアルフィーを聴いて下さっている方のメールを幸ちゃんが読んでくれてました!
LULU・るる・ルルさん、本当にありがとうございます!もし宜しかったらnoteの方にコメント・メール頂けると嬉しいです!
本当に涙が出るほど嬉しかったです、ありがとうございます。
Spotifyをお持ちの方はこちらへ!