デヴィッド・サンボーン死去

昨日朝のfacebookのタイムラインにデヴィッド・サンボーンの訃報が流れてきた。好きなサックスプレイヤーだった。昼前に郵便局でゆうパックを発送した帰り、車に乗り込み走り出したところで、デヴィッド・サンボーンのことをふと思い出した。その直後に偶然にもカーステレオのCDから彼のThe Dreamという曲が流れ出しちょっとびっくりした。
彼を知ったのは20代の頃、ジャケットのイラストに惹かれてレコードをジャケ買いしたのが始まりだった。聴いてみたら気に入り、それから何枚かレコードやCDを買った。何度も来日していて彼の「泣きのサンボーン」と言われる情感溢れる独特な音色は日本人には人気があったようだ。しかし、彼のサックスはそれゆえに、一時彼が自分の音楽は所詮恋人たちのBGMでしかないと卑下しているような発言していたのを読んだことがある。そんなことを言う彼だったが、それを裏返せば、その世界に安住したくはないと言うことでもある。実際に彼の曲はアメリカのテレビドラマのBGMでもよく使われていたが、聴けばすぐ彼だとわかる独特な音色だった。彼のサックスもそれまで見たことがない錆びているような鈍い色だった。本格的なJAZZが好きな人にとって彼のサックスはJAZZではないと言うのかもしれない。しかし、JAZZだろうがJAZZでなかろうが僕は好きだった。そしてYoutubeで見る彼の演奏している姿はサックスの職人のようだった。

https://www.youtube.com/watch?v=9fm48jfbm8o

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