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《変容の対象》2023年10月の8-9小節目

濱地潤一さんへ《変容の対象》2023年10月の8-9小節目を送る。

ある日の晩にR.シュトラウスの晩年の作品《変容》を聴いていたら冒頭の動機と響きの変転に留まる美しさが見えた。それ以来気になって資料を集め始めたが、最初のその印象を超える瞬間は今の所現れない。音楽の魅力、衝撃とはほんの瞬間の手触りで、その印象がその後の動きを決定していくのかもしれない。などと音楽においては当たり前のことかもしれないが、そういう当たり前を信じてきたのだとも思う。


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