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【ヒロアカ結末予想】個性がなくてもヒーローは出来ますか!?



「"個性"がなくてもヒーローは出来ますか!?」


「君はヒーローになれる」



※このnoteでは『僕のヒーローアカデミア』を考察しています。物語の進行度合いは2021年2月末までの週刊少年ジャンプで掲載されている話数までを踏まえて、その他に映画作品のネタバレも含んでいます。予め、ご了承ください。




『僕のヒーローアカデミア』そろそろ終わるんじゃないか、という盛り上がりっぷりですね。
というより、もう終盤でしょう。

読者の一人として、最終回を迎える前に物語のこれからと話の締め方を予想したい!
というわけで、noteを書きました。

さぞかし盛大に間違っていることでしょう。本当に最終回が世に出たときに、全然違うじゃん!という羽目になるでしょう。それでもいい!


ということでさっそく。


・最終的にデクは無個性になる


色々あって個性『ワン・フォー・オール』を手放し、元の無個性の少年に。
無個性のヒーローとして活躍するend。という予想。


元No.1ヒーローから個性を受け継いだデクは、個性を継承されたのが自分で良かったのかを、たびたび悩んでいました。

体育祭編の轟くんにワン・フォー・オールがあればと発言したり、オーバーホール編の最後ではルミリオンに実際に個性継承を持ちかけていたり。

(漫画の中でミリオは断っていました。が、ナイトアイのインターン生、かつワン・フォー・オール継承候補だったことから、もしかするとミリオは譲渡できる個性だとなんとなく知っていた可能性もあるかも?)

なんにせよ、デクの中では、まだこの件は解決していないように思えます。


もとから性格的に、個性を受け取ってはい終わり、という片付け方もしないでしょう。
僕でいいのか。そう悩み続け自問する少年であると見たほうが妥当そうです。

また、映画2作目『ヒーローズ:ライジング』でナインとの戦闘中に、実際に明確な意思を持って爆豪に個性を譲渡する描写がありました。このことより、デクはどうしても必要とあれば『ワン・フォー・オール』を手放してもいいと考えているのではないでしょうか。(映画では結果的にデクは個性を失っていませんでしたが)


さらに、ルミリオンが個性を失ったことも影響してくるかと思います。
個性を失いながらも、オーバーホール相手にエリちゃんを守り続けたルミリオン。その姿は、その昔に無個性と診断されてからはヒーロー研究に勤しみ、ヒーローになるための努力をしていなかったデクにとってかなりのインバクトだったのではないでしょうか。

個性がなくてもヒーローになれるということを、先輩のルミリオンが身を持って示してくれた。
オールマイトも個性を譲渡される前は無個性でした。


以上のことから、デクは、これからの物語終盤でそのままではどうしようもない局面になった際に、これまでの物語で出会った人たちを思い出し、自分が悩み続けた問題に答えを出すように『ワン・フォー・オール』を手放す決断をする。誰かに個性を譲渡して元の無個性に戻る。

そう予想します。



仮にデクが無個性になるならば。
轟と爆豪と出久の3人がセットでよく描かれているのもなんとなく納得できます。(次の映画第3作もこの三人がテーマみたいですね)

持っている側の爆豪や轟と、持っていない側の出久です。


爆豪:個性『ニトロ』
この個性は戦闘においてかなりの強い部類。1話のヘドロも「こりゃ大当たりだぜえ!」と喜んでいましたし、雄英体育祭では結果として優勝していました。
運動神経も抜群。たびたび「才能マン」と呼ばれたりもしていることから、爆豪は間違いなく"持って生まれた側"として描かれています。

轟:個性『半冷半燃』
元No.2ヒーローのエンデヴァーの個性と母親の個性の両方を受け継いだ少年。戦闘面では最強クラスの個性で、作中でも「強い」だの「強すぎる」だの言われる強個性です。
家庭環境は崩壊していたものの、轟もまた、"持って生まれた側"として描かれていると見て問題ないと思われます。


爆豪と轟、この二人の違いは、単一の個性として強い爆豪と、混ざりあった結果より強い個性を持った轟、というところでしょうか。轟は個性婚の問題を描くためには必要不可欠な存在ですし。


そんなある意味勝ち組の二人に対して、

出久:無個性(ワン・フォー・オール)
オタクっぽい挙動に小心者。泣き虫。おまけに無個性。
明らかに"持っていない側"として描かれています。


個性が発現しヒーローが活躍する世界の物語において、ヒーロー向きの強個性を持つキャラ、親から個性と個性が混ざりさらに強くなった個性のキャラ、そして何の個性も持たないキャラ。
この3人はいいバランスなのではないでしょうか。

ただこれではあまりにも個性を持たないキャラが辛いので、誰よりもヒーローとしての素質を持つ者とする。

持たざるもの、されど誰よりもヒーローとしての素質を持つ男。
それが出久。


そうあるためにも、最終的に出久は無個性になる。
これが1つ目の予想です。

無個性のヒーローとなることで、オールマイトに一度否定された「"個性"がなくてもヒーローは出来ますか!?」という問いを自分自身で証明するのです。これぞ胸アツ展開。


ちなみに、『ワン・フォー・オール』の譲渡先は死柄木かなと考えています。

名前が"と"むらで10を示しているから。よく言われる話ですが。


もう一つ。

・個性『ワン・フォー・オール』と『オール・フォー・ワン』は一つの個性となる


今後の戦闘シーンのどこかで、デクは『ワン・フォー・オール』をオール・フォー・ワンに奪われる。そして混ざり合って一つの個性になる。という予想。

元は一つの個性から派生したのが『ワン・フォー・オール』と『オール・フォー・ワン』ならば、一つの個性に戻るのがあるべき姿なのではないでしょうか。


映画2作目『ヒーローズ:ライジング』を観た後に書いたnoteでも同じことを言っていました。詳しくは以下に↓

実際に死柄木(オール・フォー・ワン)との戦闘の際、オール・フォー・ワンが『ワン・フォー・オール』を奪おうとしていたシーンがありました。(結果的に奪われずに済んでいましたが)

『ヒーローズ:ライジング』でも、ナインが『ワン・フォー・オール』を奪おうとしている描写がありました。

これらのことから、ヴィランにとって『ワン・フォー・オール』はできるだけ奪いたい個性であることがわかります。
なら実際に奪われる可能性もあるのかなと。


その後の展開はこうでしょう。

取り込まれた死柄木がオール・フォー・ワンに抵抗。
生きたいと願い、A組に助けを求める。
オール・フォー・ワンと同じ体を分け合うために同じ個性も使える死柄木が個性『ワン・フォー・オール』を発現。
『ヒーローズ:ライジング』でのデクと爆豪のように今度はA組全員に超パワーを一時的に付与。
A組全員でワン・フォー・オール!オール・フォー・ワンを倒す!
死柄木がデクに『ワン・フォー・オール』を返そうとするも、デクは受け取らず。結果的に死柄木が10代目の『ワン・フォー・オール』継承者となる。(この時点でワン・フォー・オールとオール・フォー・ワンは融合して一つの個性になる)


無茶苦茶でしょうか笑
個人的には結構あるんじゃないかと思っています。

もはや何の根拠もありませんが。


どんな形にしろ、ワン・フォー・オールとオール・フォー・ワンが一つの個性になるのはほぼ間違いないと考えています。


これは予想なのか妄想なのか。



オールマイトとオール・フォー・ワン

それに対して、

デクやA組そして死柄木


強いやつが一人いればいい。そう考えるのがオールマイトやオール・フォー・ワン。
オールマイトの口癖の「私が来た!」からも、自分が解決するんだという強い意志を感じます。オール・フォー・ワンは言わずもがな。

それに対して、デクや死柄木は異なるスタイル。
デクにはA組のみんなが、死柄木にはヴィラン連合の奴らがいる。どちらも一人で解決するのではなく、他者と集まって問題に対処します。


ここにも違いが描かれていると考えます。爆豪・轟とデクとの違いのように。オールマイトやオール・フォー・ワンは個の強さ。死柄木やデクたちは集の強さ。

『僕のヒーローアカデミア』という作品は個性という人との違いを描く物語なので、違いは分かりやすく描いているのかもしれません。

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