2月に読んだ本
百冊挑戦の2月はなかなか本を読む時間が取れなくて、最後に頑張るみたいになってしまいました。
▼新訳 ドイツ・イデオロギー (マルクス主義原典ライブラリー)
マルクスの原典ってなかなか読めないのですが、別の本で、このドイツイデオロギーの最後の方の一節がイカしていると紹介されていたので読んでみました。資本主義生産様式が高度に発展して成熟化した後にやってくる共産主義生産様式の社会について。マルクスが予測したのとはちょっと違う形でシェアリングエコノミーとしてやってきたのではないかと思ったりしています。
▼イタリア都市再生の論理 (SD選書147)
イタリアの都市がすごく好きなのですが、陣内先生がティポロジア(建築類型学)という分析手法を紹介されていて、日本の都市の農漁村、旧市街に当てはめてみるとすごく面白いなと思っています。
▼ピーター・ライスの足跡
建築の本。ピーターライスという構造設計者(エンジニア)。若くしてこの世を去った構造エンジニアピーターライスの仕事と人となりを周囲の人たちへのインタビューやエッセイで紹介しています。皆さんもよく知っているシドニーのオペラハウスやパリのポンピドーセンターの建築家のアイデアを実現するために構造的に実現させるエンジニアリングはワクワクします。
▼廃墟本 The Ruins Book
福島県双葉町。福島第一原子力発電所のあったまちの復興のお手伝いをしています。この原発被災地のまちにどんな産業を根付かせることができるのか、できないのか。結構真剣に考えていて、世界や日本の廃墟とか負の歴史を経験した都市や地域について学んでいます。
▼DARK tourism JAPAN 産業遺産の光と影
同上。
▼暮らしを旅する
建築家中村好文の旅に関するエッセイ集。旅好きなのですが、コロナで全然出掛けらないくてうずうずしています。
▼内藤廣設計図面集
木造の新築の保育園の設計をしているのですが、構造架構形式をどうするか発想を得るために、タイムリーに出版された設計図集を買いました。これは一家に一冊。おすすめです。
▼ペンブックス15 キリスト教とは何か。I 西洋美術で読み解く、聖書の世界
僕は世界史の勉強をしてこなかったので、ローマの歴史とかキリスト教の歴史とはは大人になってから本で学んでいます。その一環としてこの一冊。キリスト教美術を通じて福音書の内容に触れてます。