繰り返される失言について

がん患者「働かなければいいんだ」 大西議員が発言謝罪(http://www.asahi.com/articles/ASK5Q4JHQK5QULBJ00K.html?ref=newspicks)


記事内では、大西議員について「失言騒動繰り返している」と記していますが、では一体”失言”の定義とは何なのでしょうか。それは暴言や、放言といった表現と、何が違うのか?


少なくとも、今回の発言に関しては、失言ではなく、暴言と記しても良いのではないかと考えています。

”失言”という言葉には、”タテマエ”が求められる場所で、思わず”ホンネ”が口から出てしまったといった印象があります。
そして、その発言がパブリックな場において、失言とされる背景には、社会の中で、その”タテマエ”と”ホンネ”の関係性が、ある程度、理解されている。「気持ちは分かるが、それをいっちゃ、おしまいよ」といった感じでしょうか。


だからこそ、こうした発言を繰り返す議員に対して、その”失言”を批判したところで、本人からすれば、「自分は少し正直が過ぎる」くらいの認識でしょうし、かえって、「杓子定規の正論ではなく、一般の人々の気持ちを代弁している」といった開き直りをも、しかねません。
こうした発言が、社会の理解を得られない(=有権者の”ホンネ”ではない)、異常な発言であるというメッセージを伝えることが、求められているように思われます。

#政治 #安倍内閣 #自民党 #自由民主党 #失言 #コラム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?