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オムロンの婦人体温計リンクアプリが終了したことで、愕然とした件。

オムロン製の検査アイテム(体重計、血圧計、婦人体温計など)には、無線で測った数値を読み取り、自動でデータを蓄積してくれるアプリが存在する。

私は長年「カラダのキモチ」という連携アプリを使用して、婦人体温計のデータを取り込んでいた。アプリを起動して読み取りメニューをタップし、スマホ背面のおサイフケータイ(NFC)読み取り部分に体温計を近づけるだけで、過去の蓄積データを吸い上げてくれるのだ。
ただこれにはひとつ難点があった。婦人体温計側の性能によるものだが、1ヵ月を越えたデータは消えてしまうのだ。

1ヵ月ということは、生理周期に合わせてアプリ転送をすれば何の問題もない。だがここ数年は(婦人病治療のため)薬で疑似閉経状態になったりしていたので、忘れてしまうことも多々あった。せっかく毎朝きちんと測っているのに、アプリ上のデータは飛び飛びになっている。

婦人体温計の数値は「排卵期を知る」目的ならば、リアルタイムしか必要ない。過去データ(から分析される体内リズム)は婦人科で医師が参考にする程度なので、歯抜けになっていても得に問題はない。

もう排卵日にセックスしても妊娠しないくらい、私の子宮は繁殖期を過ぎている。それでも体温を毎朝測っているのは、ひとえに閉経時期を予測するためだ。

更年期の卵巣は、閉経より前に排卵をストップさせる。無排卵月経を閉経カウントダウンの目安にしようと私は目論んでいた。

体温計連携アプリの終了とデータ移行

先日、メーカーのオムロンから「カラダのキモチ」アプリ終了のお知らせが届いた。後継として「ラルーン」というアプリにデータを引き継ぐことができるとのことで、早速私も引越し作業をした。

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移行が済んだ「ラルーン」のグラフ画面。朝に測り忘れた日が歯抜けになっている。10月9日は風邪による発熱。

ここまでは何の問題もなかった。
しかしこの後、私は「ラルーン」アプリの機能に愕然とした。
なんと、Bluetoothからしかデータの取り込みができないのだ。

私が愛用している婦人体温計は、データ出力がNFCしかない。つまりは、新しいアプリでは取り込み不可能ということだ。

慌ててオムロンの公式サイトを確認する。
現在販売している最新型の婦人体温計は、Bluetooth対応だ。私の愛用している旧型は、とっくに製造中止していた。

ふと購入時期を思い出してみた。
もう10年も愛用していたことに気づいた。
物持ちがよすぎる。そりゃアプリも対応しなくなるはずだ。

婦人体温計が使えなくなるのが先か、必要なくなるのが先か。

最新型の婦人体温計は、3,780円。高くはないが、体温計的に安いわけではない。

(回し者ではありませんが、他社比較的には一番オススメです)

買い替えようかと思ったところでハッとした。

つい数ヵ月前、初めてグラフに高温期が出なくなった。
その直後の月経以来、いきなり月イチ周期をすっ飛ばし、今日現在まだ次の月経は来ていない(2ヵ月経過)。

私……もうすぐ閉経じゃね?
だとしたら、新しい体温計いらなくね?

これまで使っていた「カラダのキモチ」は、来年の4月末で終了するとのこと。

アプリ移行したのちアンインストールした「カラダのキモチ」を、私は再びインストールした。新から旧へのデータ移行はできなかったので過去データは「ラルーン」に残すとして、体温計に残ったままの直近データだけを「体のキモチ」へNFCで出力した。

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問題なくデータは取り込めた。

当面は、このまま取り込めるほうのアプリへデータ蓄積すればいい。ここ直近の体調変化的にも、アプリ終了の来年4月までには閉経を迎えそうな気がする。

基礎体温は、初めて婦人病(子宮内膜症)と診断された頃(28歳)から測ってきた。当時は記録できるアプリなんてなかったから、エクセルにログを残していた。

その後、体温計そのものに1ヵ月分のデータが蓄積され、液晶画面でグラフが見られる型(メーカー失念)に買い替え、次に買い替えたのが、今使っているオムロンのものである。

20年余りの間、基礎体温は婦人科のドクターに見せるよりも、避妊目的(排卵日前後の性交渉は避ける)のほうが主だった。いいのか悪いのか避妊は成功し、「母」になる用途で使うことがないまま、私の子宮は役目を終えようとしている。
(婦人病による月経困難症なので、むしろ早く閉経してほしい)


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島田佳奈(Kana Shimada)
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