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法人成りの口座開設はGMOあおぞらネット銀行しか勝たん、という話。


はじめに

こんにちは、島田(@mshimada_tax)です。

2024年4月1日からGMOあおぞらネット銀行が国税や社会保険料の口座振替に対応することが発表されました。

このメリットを最大限に受けることができるのはスモールビジネスを営んでいるフリーランスです。

既に事業用の銀行口座を持っている方であっても、これを機会にGMOあおぞらネット銀行で口座開設してもいいのでは、と思えるくらいのニュースなので、今回はそのメリットを具体的に解説していきます。

GMOあおぞらネット銀行で開設するメリット

スモールビジネスでも口座開設ができる

個人事業主であれ、法人であれ、事業用の口座を開設するハードルが年々上がってきています。

なぜかというと、マネーロンダリングの防止のために、金融機関側で審査が厳しくなっているからです。

特に、バーチャルオフィスを事務所所在地にしている場合は、口座の開設を認めてくれない金融機関が多いです。

これって結構痛手で。

取引先に住所がバレないように事務所所在地を別に登録したいけど、あまりお金をかけられないときにはバーチャルオフィスを活用しますよね。

この点、GMOあおぞらネット銀行などのインターネット専業銀行は、バーチャルオフィスを事務所にしていても口座開設を認めてくれます(※)

(※各インターネット専業銀行で審査基準が異なる可能性があるので注意してください。)

事業用の口座はお金の管理という点でなくてはならないものです。

従来型の金融機関で口座開設が難しい場合は、開設の検討が必要になります。

無料で会計ソフトと連携できる

会計ソフトと連携していると仕訳入力の手間が省けるので、効率化のメリットがあります。

ポイントは無料で、という点です。

現在のところフリーランスが導入しやすい会計ソフトとして主流になっているのはFreeeやマネーフォワード。

これらのクラウド会計と無料で連携することができるのは大きなメリットのひとつです。

で、従来型の金融機関でも連携できることはできるのですが、金融機関側のシステム使用料が別途かかるというデメリットがあります。

この点は店舗という固定費がないインターネット専業銀行に分配が上がっているともいえます。

税金や社会保険の支払が簡単にできる

冒頭のとおり、今回GMOあおぞらネット銀行が対応を発表したのは口座振替です。

口座振替とは、事前に収納機関(支払先)に口座振替の申込をしておくことで、自動的に指定口座から引き落としてくれるシステムです。

で、この効果は会計ソフトと連携していると効果をさらに発揮します。

引き落としがあると自動的に会計ソフトにも反映されるので、記帳漏れや仕訳ミスを減らすことができます。

日々記帳していれば口座残高が分かるので、残高不足になる可能性も少なくなります。

特に税金は払い遅れると延滞税という余計な支払いが発生してしまうので、より確実に支払いができる口座振替がおススメです

ちなみに、銀行口座は目的に応じて使い分けるとよいかと。

GMOあおぞらネット銀行は税金・社会保険の支払専用口座といったような使い方ができます。

詳しくはブログでも解説してますのでご参考ください。

日本政策金融公庫への口座振替返済

GMOあおぞらネット銀行では、日本政策金融公庫への返済についても口座振替を選択できるようになっています。

日本政策公庫とは、創業して間もなかったり財務的に安全とはいえなかったりする中小企業に、民間の金融機関に代わって融資をしてくれる機関です。

創業融資でお世話になる起業家もたくさんいるでしょう。

この日本政策金融公庫からの融資は、他の融資と同じように毎月返済をしていかなければいけません。

毎月の返済は社会保険料と同じで結構面倒な手続きですし、口座残高も足りているか常に気にしておく必要があります。

その点で、口座振替機能が便利なのはもちろんですが、クラウド会計ソフトと連携できると、簡単な資金繰り管理もできるので、キャッシュフローが枯渇しないように予防することができます

振込手数料の無料回数付与

創業して間もない時期は、設備投資や広告宣伝で支出が先行する時期でもあります。

そのときに地味に負担になってくるが振込手数料です。

多くの請求書の場合、振込手数料は支払側負担となっているケースが多いので、振込手数料が高額になる可能性も。

この点で、GMOあおぞらネット銀行では、設立1年未満の法人は月20回まで12か月振込手数料がかからない、という特典があります。

資金が贅沢にあるとはいえない創業時期には嬉しい特典だと思いますので、積極的に活用していただければと思います。

事業用口座を作るためには

GMOあおぞらネット銀行では、個人事業主、法人どのちらの形態でも口座開設ができます。

通常の営業を行っていれば開設する自体は簡単にできるかと。

ただ、インターネット専業銀行とはいえど、口座を開設するにあたっては本人確認書類や事業実態(どのような事業を営んでいるか)を証明する書類が必要になります

業種によって必要になる書類は変わる可能性がありますが、取得するのに時間がかかる、というものは少ないので、手間をかけずに解説することはできます。

おわりに

起業や開業をしたら必要になる事業用の口座は、経理の効率性に大きく関わってきます。

従来型の金融機関の口座を取引用に開設するとしても、GMOあおぞらネット銀行のようなインターネット専業銀行の利点をうまく掛け合わせて運用していっていただければと思います。


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