「AISAS」から「SAUSE」=自分らしく消費するスタイルへ
今日は、来たる新時代の消費モデルについて、自分なりに考察をしてみました○
シェアリングエコノミーが提唱され始めてから、これからの消費のスタイルは、「所有」→「共有」に変化していくとは、広く言われていますね。
これからの時代は、「AISAS」=「Attention(注意)」→「Interest(関心)」→「Search(検索)」→「Action(行動)」→「Share(共有)」と変遷していく消費モデルから
「SAUSE」=「Search(検索)」→「Action(行動)」→「Use(一時利用)」→「Share(再販売)」→「「Evaluation(評価)」と変遷していくモデルになるらしいです。
へー。
※違いは?
①スマホの普及により意思決定までのプロセス「Attention(注意)」→「Interest(関心)」がひとまとめになり、リアルタイムで情報収集「Search(検索)」にいたる行動に変化。
②モノの「所有」から「一時利用」へのシフト:購入した商品を一時的に利用するものとして捉える心理が働くことで、消費においてもその心理に影響された行動をとるように。
③モノの貸与・売却後に決まる商品評価:シェアリングによるモノの貸与・売却を通じて、手元から商品が離れた時に、「利用対価(購入価格から売却価格を差し引いた実質の支払い金額)」という観点で改めてモノに対する評価を行うように。
つまり、今後は、シェアできて、売れる(=再利用される価値のあるものが売れる)時代であるということ。
それはどういうことかというと、価値が継続すると予測できるもの(流行に左右されない普遍的な価値のあるもの、流行が一定期間継続すると予測できるもの)が売れる時代になるということですね。
とてもいいことですよね。それって!
だって、つまるところ、持続的価値のあるもの以外は最終的に淘汰されて、本当にいいものだけが残っていくってことだものね☆
そして、その「いいもの」がいろいろな人の手に渡り循環する。
次に、興味深かったのが、シェアリング時代に移行してから、消費されるものが高価格帯へと変化しているという調査結果だったのだけど!
それ(=高価格帯へ移行している傾向)は果たして、いいことなのかどうなのか?自分なりに考察してみました。
わたしは、何かサービスを利用するときに、自分なりにパターンを見いだして、最も効率的な利用方法を考えるのが大好きなのですね。
まず、洋服のプロパーでの販売価格とフリマアプリでの販売価格を比較して、一時利用に対する対価を導き出し、高価格と低価格どちらが最終的にお得なのか検討をし、その結果から自分なりのフリマアプリを利用するうえでの結論を出してみたのです。
〈レディース ニット・セーターを1シーズン着用した場合〉
デザイナーズブランド:プロパー40000円→再販28000円(7割程度)
セレクトショップオリジナルブランド:プロパー20000円→再販12000円(6割程度)
低価格ブランド:プロパー10000円→再販4000円(4割程度)
超低価格ブランド:プロパー4000円→再販1000円(2.5割程度)
※あくまで、セールにまで売れ残らずプロパーの時点で完売してしまうような人気商品のケース。
平均すると、だいたいこのくらいの変化があることがわかった。
もちろん、人によって販売価格はバラバラだけど、大体の傾向はある。
ということは、確かに、もともと高価格帯の方が、需要される確立が高いから割高で再販することができるけれど、
一時利用(1シーズン)の対価を金額に換算すると、
デザイナーズ:12000円
セレクトショップオリジナル:8000円
低価格:6000円
超低価格:3000円
となって、結局、低価格ブランドの方が安く済むという結果に。
テクニックによっては、上記に示したテキトーな割合の再販価格より高く売れる人もいるとは思うから、なんとも言えないのだけど...。
そこから、こうなってくると、やっぱり大切になってくるのは、「自分がどこに価値を置くのか」ということなのではないか?と自分なりにフリマアプリを使いながらわたしは思いました。
確かに、以前ならば手に入れることのできなかった、デザイナーズブランド(素材が高品質でパターンが凝っているからコストがかかる分、高価格)の洋服を、気楽に手に入れることができるようになったのは凄いことだけど、今や、低価格のブランドだって洗練されたデザインのものもあるし、天然素材もある。
それに、時代的に、まだ高価格のものこそ価値があると錯覚が起きている流れはあると思うけれど...愛着が湧くもの=高価格とは限らず、低価格でもその人それぞれの価値が持続する可能性も大いにあると思う。
あと、再販のとき、高価格体のなかでも人気ブランドの人気商品ほど売れるんだけど、そこ(自分以外の価値基準)を意識して新品購入したりすると、金銭的お得感が得られる代わりに、最終的に「自分らしさ」はなくなっていくし、それは本当の豊かさではないから、そのうちその流れは淘汰されていくのだと思う。
だから、つまるところ、自分が生きていきたい環境・ライフスタイルの中で、「どこに価値を置いて生きたいのか」その軸=価値基準をしっかり持って、消費行動を行うことこそが、最終的には自分にとっての好循環を生み起こすのだろうなーというところに落ち着きました○
では、その価値基準はどうやって見つけたらいいのか。
それは、「ときめくかどうか」で判断をしてものを片付ける、こんまりメソッドで、一度、断捨離をしてみると、よく見えてくる気がします☆
そうすると、自分が心地よさを感じる「持続的な価値のある大切なモノ」がどんなものなのか?その傾向が、自ずと見えてくるので^^
わたしは、それでスッキリしました!
それ以前に、もうそろそろ「モノ」の時代は終わりそうですね。
これからは、「目には見えないモノ・コト」の時代です!楽しみ!
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