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もう無理なのかも

とにかくせめて見た目の感じが好きな人とデートがしたい!と思って自分から申し込んだ男性👓と会ってみた。

こっちから申し込んだ場合、相手が申し込みにオッケーの返事をしてくれたら担当者さんがついてくれて、その担当者さんを介して待ち合わせ日時を決め、会議室みたいな部屋で初回30分間だけ話す。
で、その日はその面会だけで解散し、後で担当者さんに二人とも良い返事をした場合のみ、お互いの名前と連絡先を教えてもらえてデートするなりあとは二人で決めて何でもどうぞ、ってシステムでした。

会議室での面会で話してたら、なんとまさかの大学が同じ(県外の大学)。
しかも同じスポーツの別サークルに入ってて、共通の知り合い多数。
しかもその頃のバイト先まで同じ(時期がずれててかぶってない)!!
食材を買ってたスーパーすら同じ!!
すごくない?

ていう奇跡の嵐で、「これは運命かもしれない…!」とか思っちゃいました。
まだ乙女の心持ってたんだね私。
ていうかバカなんです。笑

これまで私が会ってきた人には変な人たちが多いなか、彼はなんだか普通に見えました。
担当者さんにもちゃんとテキパキ対応してるし、興味をもって私にたくさん質問してくれるし。
何しろ顔がいい。
なんだかんだ顔が好きって大事です。
斉藤和義さんの曲にも「君の顔が好きだ」って曲があるくらいですから。
形あるものを僕は信じる。って曲のなかで和義さん言ってましたから。

もともと職場の同僚とかそういう関係で、普段の姿とか性格をわかった上で人柄含め好きになったのなら、おそらく顔が多少好みじゃなくても「好き!」って思うんだと思うけど、ゼロの状態からスタートだからね…

寒い日だったので自販機であったかいお茶まで買ってくれて、「いい感じの人だったなぁ」って思って帰ってきて。
私がOKを出しても、向こうがOK出さないかもしれないな~とか思いながら待っていたら、担当者さんから
「マッチングしました!彼のお名前は○○さんです。連絡先は090-○○…」という連絡が。

喜んで連絡をとり、翌日ご飯食べに行くことになりました。
私が希望したお店をささっと予約もしてくれて、これは本当にちゃんとした人かも…!?と、久しぶりにドキドキ期待しつつ駅前へ。

途中まではいい感じに話してて楽しかったんだけど、
彼はとんでもない男でした。
ていうか本当ありえない。無理。

初めて二人で会って話すのに、
「年収どれくらいの男じゃないと嫌だ、とかあります?」
「貯金がほとんどない男ってどうですか?」
「結婚してからも仕事は続けますか?」
「今の職場は残業代出ますか?家賃補助ありますか?」
「家賃どれくらいの家に住んでます?」
「俺は長男だから地元に就職を決めたので親の面倒をみなきゃいけないとかがあるんですけど、そちらはどうですか?」
とか。
出るわ出るわ金と親の介護の話。

ひとしきり質問攻めした彼は満足したのか普通の話になったけど、私は食べてるご飯の味がしなくて吐きそうだった。
どっと疲れて帰ってきた。

ていうか、何だったの?この時間。
私なにかの面接とか試験かなんか受けてたの?

ていうか、
結婚して家庭も欲しい、
子供も生んで欲しいけど働いて稼いでほしい、
将来自分の親の面倒もみてほしい、
けどこちらには高い年収を期待しないでください、貯金はありません。
それでもいいですか?
みたいな(笑)

んなブラック企業誰が就職すんだよ
馬鹿にすんなよ?

と。ひととおり腹をたてて。
悲しくて。
お断りのLINEすらしたくない。2度と顔も見たくない。
大っ嫌いだあんな人。

なんでこんなに悲しいのかって、初対面の人から品定めされたこと。
人として大切にしようという気持ちを示してもらえなかったから傷ついたんだと思う。

だって、「この人いいな。これから自分を好きになってもらいたいな。」って思ったら、最初からそんな現実的なことばっかり言わないよ。そんな嫌われにいくようなことしない。

ショーケースに並んだ商品の、機能と値札をじっくり見て選ぶみたいだ。
そんなひどい目にあうために婚活してるわけじゃない。

それでなんか、ぷっつりと。

やる気がなくなっちゃった。

もう無理なのかもしれない。私、結婚するの無理かも。

「もう半分諦めてるから!大丈夫!」とか親に言いながらこれまでなんだかんだやってきたけど、
心のどこかできっといつか、誰かが見つかると思ってた。

でもそれももう、本気で駄目な気がしてきた。

やっと、諦められるかもしれない。

しばらく出会いを探すのはやめようかな。

とか言いながらまた懲りずに何かしら始めるのかわからないけどね(笑)
とりあえずちょっと、休んでみます。

今までいろんな人に出会ったなぁ。

もう疲れた。

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