
ぬいぐるみと目が合うとき
くまきちの販売会に行った。
私がぬい撮りを始めたのは、くまきちを知って好きになったからだ。
くまきちはかわいくて、でもかわいいだけじゃなくて発言に芯が通っているところが好きだ。
ぬいぐるみを一つの人格(くま格?)として捉えSNSで発信してる先駆者なくまきち。くまきち以降、ぬい撮り文化が盛んになり、今やインターネット上には数えきれないほどのぬい撮りで溢れているけれど、そんな中でもくまきちのアップする動画や写真はいつも最先端を行っている!センス抜群で、やっぱり流石としか言えない!と思う。
↑この写真を見たとき、本当に驚いた!やっぱりくまきちは別格の存在!世界観が完成されてる…。
くまきちは作者の雷鳥つめさんが一体一体手作りで制作されている。普段はネットで抽選販売をされている(いつも、ものすごく倍率が高い!)が、今回は直接ぬいぐるみを選んで購入できるぬいぐるみ販売会が開催されるとのことで、販売会チケットに応募した。ありがたいことに当選し、時間休を使って平日午後に会場へと向かった。
前回のぬいぐるみ販売会にも参加したのだが、今回も同じ場所での開催だった。前回は降りる駅を一駅間違え、たくさん歩く羽目になってしまった。歩くこと自体は好きだが、時間までに間に合うか、この時ばかりはドキドキしてしまった(なんとか間に合ったが)。今回は降りる駅を間違えないように慎重に向かった。
受付して、開場時間まで入り口付近で待つ。入り口付近には、同じようにくまきちを買いに来た人たちが10人ほど集まって静かに待っていた。みんな直接買いに来るくらいくまきちが好きなのか…嬉しい集まりだ、と思った。
時間になるとたいやきれうさん(雷鳥つめさんの妹さんで、くまきちの曲を制作されている)がお時間になりましたのでどうぞ、と声をかけてくださり、待っていた人がぞろぞろと列を成して会場に入った。私もぞろぞろ続いて歩いた。
会場は洋館の一室で、テーブルクロスのかかった大きなテーブルの上に、くまきちたちが所狭しと並べられていた。お客さんたちは真剣にくまきちたちと向き合い、手に取っては置いたり、この子、と決めた子を大事そうに手にしていたりしていた。会場には明るくポップなくまきちの音楽が大音量で流れていたが、お客さんたちは静かに集中し、かなり真剣にくまきちたちと向き合っており、そのギャップが不思議な雰囲気の空間を作り出していた。
私もお客さんたちの間に入り、くまきちたちと向き合う。今回初めて、くまぷちというくまきちよりも小さなサイズのぬいぐるみが販売されていた。くまきちはそもそもかわいいが、小さいものは殊更かわいく感じる。ちいかわ!たくさん並んでいたけれど、最初にパッと目が合った子が他の子よりもかわいいかも、と思い、選び取った。
通常サイズのくまきちたちとも向き合う。私が参加した時間は最後の時間帯の販売会だったので、たおぷりん、うさじといった特徴ある子たちは既に売れていて、くまきちたちがたくさん並んでいた。くまきちたちは、同じように見えて、目の色や表情や耳の大きさや位置、生地の質感など、一体一体どれも違っている。そこにいるくまきちたち全てが唯一無二の存在だった。最初、ほっぺがぷっくりしていてかわいい茶色い目の子を手にしたが、他のくまきちたちをよく見ると、緑の目の子がいることに気付いた。同じようにほっぺがぷっくりしている緑の目の子と目が合い、その子を選ぶことにした。
直筆メッセージ入りチェキやアクキーなどぬいぐるみ以外にもグッズが並んでいたが、ぬいぐるみだけを持ってレジへ。れうさんとつめさんが直接レジをしてくださった。キンチョーする!
お金をれうさんにお渡しして、私が選んだくまきちとくまぷちをつめさんがオーガンジーの水色と紫の巾着に入れてラッピングしてくださった。ラッピングもくまきちの世界観にぴったりで本当に素敵だと思う。
くまきちたちを受け取った後、プレゼントとお手紙をつめさんにお渡しした。カバンの中身がこんな時に限ってごちゃついていたので、お渡しするのに手間取ってしまった。次がもしあれば、プレゼントは事前に落ち着いて手に持った上でお会計したい。
購入した後、会場の一角にあるフォトスポットへ。本物のくまきちときんたろうがそこにいた。

前回も本物のくまきちときんたろうを写真に撮らせてもらったが、やはり本物はオーラが違う…。私がアワアワしながら横に座らせたくまきちとくまぷちは、本物がそばにいて緊張や憧れの気持ち、といった風に写った。私の気持ちがまさしく反映されている。くまきちときんたろうは凛としていてかつ堂々とした佇まいだ。かっこいい。


日付が手書きで書かれたすみっコの光る看板の横には、くまきちがよく被っている帽子が展示されていた。これがあのくまきちの帽子…思っていたより大きい。ふわふわでかわいい。
フォトスポットで写真を一通り撮って会場を後にした。外の庭園を少し散歩した。



本当にかわいいぬいぐるみを手に入れてしまった!あのとき目が合って、私が選んだ子、かわいいなぁ。大切にしよう。

おまけのプリクラ風シール嬉しすぎる

こんな風に大切な出会いを作れる雷鳥つめさんを心から尊敬している。今後もお身体に気をつけて制作や発信を続けられて欲しい。
そしてまたぬいぐるみ販売会が開催されるなら、ぜひとも参加して、また真剣にぬいぐるみたちと向き合うあの体験がしてみたい。