多様性の時代の、受け容れられたい気持ちと喜ばせる「小さな魔法」【しまさんの読むラジオ】
今ほど、【多様性】という言葉がまちの所々であふれてる時代もないんじゃないか、と若干28年しか生きてない自分が思う。
以前、「多様性って、ラブアンドピースで説明できるんじゃね?」と中二病?的に書いたことがある。
こんなことを意気揚々と話していたのが、実は1年前だなんて、それが驚きだ。(引いてる)
忌野清志郎さんが「ラブアンドピース」と独特なあの声で言っていた、ライブ映像を当時探したけど、見つからなかったことまで覚えてる。笑
そういえば「愛は勝つ」もネタにしたことがあった。
こんなつぶやきもしていた。
気がついたら、このnoteでも結構扱う回数が多いテーマが「愛」な気がする。関心事として大きいのだろうか。
この体とこの色で生き抜いてきたんだから
最近見つけた歌でも、まさにこれやん、と思ったのがあった。
※最近見つけたのに自分が生まれた年くらいの曲なのは何故だろうか。
Youtubeを見ていたら、あの「ガキ使」で、ココリコの遠藤章造の元嫁として度々登場する千秋が、全力で歌っている!という衝撃も含めて、つい聴き込んでしまった。
歌詞の歌い出しからなかなかパワフルである。
よくある、価値観を問う質問に「生まれ変わったら何になりたい?」ってあると思うんだけど、「私」と答えられるだろうか…しかも理由は「この体とこの色で生き抜いてきたんだから」と。
日々の満足があればそりゃなるだろ、という人もいると思う。でもここではおそらく不満である。「太陽が消えてなくなる前に もっとあなたを好きなこと 伝えなくちゃ」と義務感に責められているのだから。
その不満は以降のフレーズでより具体的に言及される。
「もっとあなたを好きなこと 伝えなくちゃ」の先には「完璧にあなたをつかまえてみたい」という本気(すぎる)気持ちがある。
だからなんだってするのよ、満足いくまでやるわ、という決心とも取れそうだ。
今だったら「重い」って言われそう、というか言われる気がする。
ふと思った。
「愛の重さ」も人によるし、「愛を追求する先」「愛を追い求める考え」自体もそもそも多様なものでは?ということに。
小さな小さな、でも嘘のような魔法
そんな「あなたを愛してることが伝わってない!ぷう!」みたいな「不満」丸出しの歌詞で終わっているのかと思えば、そうじゃない。
追い求める気持ちの中で、こんなことに気が付いている。
「あなた 泣かせる力があれば 笑わせる力」という小さな魔法が(愛には)あるのよ、と。「あなたを」ではなく「あなたが」でもなく「あなた」である。
愛(という魔法)は互いに愛する/愛されるというどっちもがあるから、おそらく「主語」であり「対象(目的語)」として、はっきりさせなかったのかもしれない(のよな?これは?)。
だから、気が付いた時には、「私」があなたを好きなことを伝えることの目的も変わっている。
最後は、「happy」のために、あなたに伝えたいの。
太陽が消えてなくなる前に、もっとあなたを好きなこと伝えなくちゃ。
だから、生まれ変わっても私にまたなりたい。だって、この体とこの色で生き抜いてきて、あなたと出会って、あなたが好きになったんだから。
冒頭にも「多様性って、ラブアンドピースで説明できるんじゃね?」という話からスタートしたんだけど、この曲の中ではそれぞれの人が「自分のhappy」のために、「愛」を伝えあおうよ、ということだと思う。
さっきも引用した、この文に答えはある。
信じて愛すること(これは恋に限らず、尊重という文脈でも)で、その人の「違い」も受け入れて、逆に自分の周りとの「違い」も受け入れられるのなら、文字通り「ラブアンドピース」なんだろう。
多様性多様性、ダイバーシティと言われる中で、結局必要な考え方ってなんだろう?どうやったら調和できるだろう?と思ったら、ひとつの答えとして「愛」なのかも。
全歌詞はこちら▼
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