レガシーマーフォークのススメ
みなさんはじめまして、私shimaと申します。
私は普段晴れる屋東京tcで、レガシーマーフォークを握って遊んでおります。
レガシーマーフォークを握って3年くらい経ちました。
私がその中で感じたレガシーにおけるマーフォークの利点と弱みを書きたいと思います。
レガシーマーフォークを握ってみたいけどどんなデッキか分からず一歩踏み出せない方や
モダンマーフォークを持っていてレガシーに興味もある方などの手助けになれば幸いです。
(個人的な見解がやや多めではあります)
レガシーマーフォークというデッキ
レガシーのマーフォークというデッキは、クリーチャーの種族をマーフォークに絞り、「アトランティスの王」や「真珠三叉矛の達人」でクリーチャーのパワーの底上げと島渡りという、条件付きのアンブロック能力で相手のライフを削るビートダウンのデッキです。
それをバックアップする「意志の力」や展開を助ける「霊気の薬瓶」も合わせて採用しております。
ここまで読んで「モダンのマーフォークとあまり変わらない?」と思われた方も多いかと思います。
実はその通りで、一部のカードを除けばこのデッキはほぼモダンのデッキです。
レガシーでマーフォークを握る理由は何でしょうか
レガシーという遊び方
私はmtg復帰してから4年ほどになりますが、復帰して半年後にモダンのマーフォークを組みました。
そしてその半年後にレガシーを組んで、レガシーというフォーマットを主に遊んでおります。
その中でレガシーの魅力だと思っているのが
「スリル感」です。
モダンとレガシーでの大きな違いは即死系のコンボの存在の有無である思います。
1ターン目にグリセル着地や、早いターンにエムラキャストされるようなヒリつく場面をなんとか妨害でかい潜り、クロックを刻んでいく。
殴り切った時の達成感と殴り切るまでのスリルが好きで、私はこのフォーマットで遊んでいます。
その他にも広いカードプールで遊ぶことに魅力を感じたり、「意志の力」や「真の名の宿敵」を使いたいなどの理由があると思います。
一度魅了した人間を離さない、レガシーはそんなフォーマットです。
マーフォークというデッキは何かの劣化ではない
レガシーにハマる理由は記載しましたが、
マーフォークというデッキには、どのような利点があるのでしょうか?
「意志の力」を使った殴るデッキであればURデルバーや8キャストが強いですし、「霊気の薬瓶」はデスアンドタックスの方が上手に使うことができます。
ほぼモダンリーガルでデッキパワー足りてるの?
「思案」や「渦巻く知識」なくて安定感なくない?
そんな声もあるかと思います。(実際に私も思います。)
しかし、私はマーフォークにはアイデンティティがあり他のデッキの劣化ではないと断言します。
私が思うこのデッキのレガシーにおける利点は以下の3点です。
①なんだかんだで島渡りがエラいのよ
私はマーフォークというデッキしかほぼ回していないので、他のデッキとの違いを探すことがあまり得意ではありません。
しかし、MOのオールアクセスの機会にデルバーなどのデッキを握ってると島渡りの強さに気づきます
「氷牙のコアトル」などのブロッカーに対して強いことが何よりの利点です。
接死持ち飛行クリーチャーやタフの高い到達持ちクリーチャーなどの脇を通って相手にクロックを刻めることはマーフォーク特有のムーブであります。
昨今のクリーチャーインフレで色々なカードが環境から消えました。
「濁浪の執政」のサイズに勝てずに立ち止まるカードも増えていると思います。
今後もクリーチャーのインフレは続くと思います。
島渡りという能力は相手のデカブツを無視して殴ることができ、今後優秀なブロッカーが増えたとしても戦える能力です。
いかにクリーチャーの性能が上がろうと20点削れば勝ちです。
相手のデカブツをうまく交わして勝ちをとりましょう
②フェアすぎるゆえに効かない
マーフォークというデッキはレガシーにあってフェアがすぎると思います。
墓地を利用するわけではないですし、軽量スペルを連打するわけでない。
他のデッキに比べると少しもっさりした動きをするこのデッキには、「虚空の杯」をはじめとするヘイトファクトが刺さりにくいという特徴があります。
(ただし罠橋テメェはダメだ)
③コンボにも戦える
②の理由はデスタクなどのデッキにも該当しますが、マーフォークは青いデッキ。
除去は乏しいですが、「意志の力」が使えます。
レガシーのコンボデッキは1枚の「意志の力」を越えることは難しくはありません。
コンボに対して強い要素は
ゲームを決める早さ・打ち消しなどの妨害・ヘイトファクトなどの置物対策
であると思います。
マーフォークは殴る速度もある程度ありつつメインかサイドに「虚空の杯」を採用していることが多いので、本来部族が苦手とするコンボデッキに強い傾向があります。
以上の3点がマーフォークというデッキの強みであると思います。
その他にもデュアルランドがなく「意志の力」を使うデッキの割には安めに組める(他のデッキと比較した場合です。レガシーのデッキは高い)
公式から強化を貰い続けている部族などの利点もあります。
マーフォークの弱さ
マーフォークの良さだけを書くことはフェアではないでしょう。
このデッキは「ほとんどのデッキに対して勝ち筋がある」デッキであるとは思っております。
しかし、明確に有利なマッチが少ないことも挙げるべきであると思います。(有利取れても5割5分〜6割程度)
さらに環境に「紅蓮波」という青の天敵カードが流行っており、2マナで唱えたロードを1マナで処された上に、島を渡れず「忍耐」に打ち取られると心が折れそうになります。
また、「エルフ」や「ペインター」といったクリーチャーコンボに対しては対処手段がなく、ほぼ勝てません。
青いデッキなのに「渦巻く知識」や「思案」を使わないので安定しません。
マーフォークというデッキがtierの上位にいないのは以上の問題を抱えているからでもあります。
まとめ
最後ネガティブな意見も書きましたがそれでもレガシーマーフォークは魅力あるアーキタイプであります。
未だに完成されたデッキリストが存在せず、人によって構築が違うことも面白さであると考えております。
この記事を見て、少しでも興味を持ってくれた方や組むか悩んでいる方の助けになれれば幸いです。
まずはプロキシで友達と遊んでみることが良いと思います。
皆様良きmtgライフを!
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