20230103 富士川→みんなのきもち
0103富士川
この通り、昨年末や元日に、ガルラジを一旦総括するべきなのかな、みたいな話をしていたのだけど、
衝撃でした。藤田さんにはたかれたような気がした。2023年もガルラジ、と、わたしはツイートしつつ、その実真剣でなかったな、と思った。
真剣になろうと思った。
…
東海道線下り沼津ゆきの一番列車に乗りました。
朝になりました。
沼津終点。ホームで息が白くなる久しぶりの感じを味わって、さらに西ゆきの電車に乗換え、
富士川駅につきました。
EXPASA富士川をめざします。
空がすっきりと晴れている。タクシーで走ろうかとも迷ったけど、歩くことにしました。
正月の富士川。静かな家並みだけど、でも三が日の最終日、ゆっくり起き始めている人の気配があふれてる。
着きました。
みな富士山をみている。
ひのきだま掲げてすみません。
あふれる質感に圧倒される、というようなむかしの感覚はない。何度か来たからだろうけど。また何だかんだ言って少しずつ過去の話になってるからだろうけど。
でも、サービスエリアの景色の節々に、ここに彼女たちが生きて居たんだな、という質感のみならず、ここで私はこう感じていたな、という記憶とか、ここであのオタクさんと話していたな、という思い出とかがくっついているのを感じて、だから、質感の薄れをそう悲しくは思わない。
だから、いろいろな気配を味わい続けて、だいぶん長居をしてしまいました。
また来たいし、また来たときに思い出したいし感じ取りたいし、だから忘れないでいたいと思った。
2023年もガルラジを、聴いて応援していきたいと思った。
日が高くなってきた。歩いて駅に戻り、また東に進路を取って、向かうのが
0103みんなのきもち
アンビエントのレイヴ。楽しみにしていたのです。
上り電車はしっかり混んでいる。熱海から二駅で真鶴駅。
バスに乗って森をゆき、半島のさきっぽまで行って終点。
小さな博物館があった。自然林だとうたがわなかったのだけど、ここら一帯は「御林」といって、幕府に献上するための木材を植え育ててきたとのこと。箱根から流れた溶岩が海に触れて固まってできたというこの半島で、無軌道に岩が満ちているけど、杉はしっかり整然としていて、この遠い江戸に向けて植わった人工感が独特だと思った。
会場まであるく。場所は伏せられていて、でも杉林の奥から鳴ってくるから、その方角に向かっている人々ってだいたいこれ目当てなんだなとわかる。
会場着。
あとはずっと聴いて、寝て、海見て、ごはんつまんで、聴いて終わり。
海岸あるいて石を拾ったり、森にはいって木をみたり、本当にずっと久しぶりだった。そして皆がそれをやっていた。
掛け値なく良かった。
一人で聞いていて、寂しくなったり暖かくなったりして面白かった。音の作用で寂しくされたり暖かくされてるなと思った。
みんなで海を向いて音を聴いてた。人類最終回みたいな光景だった。
クラブで会うひとと落ち合ってすこし話したりもした。こういうパーティの成り立ちとか、コンテンツの話しとか、もちろんガルラジの話とか。
東海道線を乗り通して、有楽町の日高屋でまた話して、解散。
2023年。やっていきます。