20221207 #CUERaider Playlist回
日記です。
こうやって別媒体で補足できるのも、配信のいいところだなと思います。配信中に喋ったことの多くはこれにかぶっていたと思います。
すきな曲たちと、それらを並べることと、それらを共有することについて話したかった。
呼ばれて本当に嬉しかったな。嬉しさドリブンで、自分なりに何ができるか色々考えていたので、記録します。
曲について書くまえにいろいろ書き並べてます。目次で「やったこと」までスキップするのをおすすめします。
配信アーカイブはossaさんのチャンネルにありますので、ぜひプレイリストと見比べながら同時再生してもらえれば…!!
経緯
DJ GIRLFRIENDさんから、「自分の好きな音楽・ハマっている音楽を55分程度のプレイリストにまとめて聞く企画」としてお誘い受けました。配信には音声を載せず、視聴者それぞれにサブスクで聴いてもらいながら、登壇者がだべる形式とのこと。
CUERaiderはずっと気になっていたDJ配信イベントでしたから、本当に飛び上がるかと思いました。しかも非DJのわたしも参加できるような企画になっている。
ぜひ参加させてください、とお返事し、55分程度のPlaylistをこしらえはじめました。
考えていたこと
「わたしはこのような音楽が好きです」「わたしは好きな音楽をこのように並べて伝えます」というのが表れるようなプレイリストを作ろうと思いました。
「このような音楽が好きです」
丁度#SpotifyWrappedで今年聞いた曲をシェアする流れもできていたころだったので、自分のWrapped結果、すなわち
この一年間の履歴のように、ラップ・アニメ・ブイチューバーの配分で盛り込めればという念がありました。
また、わたしはどのようなイベントが好きです・どのように好きです、というのも盛り込みたかった。
「好きな音楽をこのように並べて伝えます」
いつもきいているDJの皆さんのプレイでは、曲を並べて詰めて新たな意味を立ち上げて聴衆に伝える、豊かな仕事がなされています。
非DJに対して、この曲を並べる体験を開いてくれているのが、プレイリスト(特に、サブスクとSNSのシステムを介してシェアされるプレイリスト)なのではないかというようなことを考えていました。
くわえて、「非DJ」が(DJの訓練を積んでいないにもかかわらず)曲を並べることのもつ意味も考えたりしてました。
わたしをはじめとする非DJにあっては、DJの皆さんほどには、BPMやKeyやジャンルへの感度が育っていないとおもわれるところです。このことは曲を並べる体験を行うにあたって埋められないディスアドバンテージではありますが、いっぽうでここに任意の2曲があるとして、DJさんの耳にはその間のBPMやKeyやジャンルのばらけが堪え難いものに聞こえる場合にあっても、わたしはその感度をミュートされているので、べつの感性に頼ってそれらをつなぐ(つないでしまう)ことも起きうるのではないか、みたいなことを考えていました。
そうやって(しばしば野放図な)つなぎを行ったときに、もしかすると、変な面白さというか、意味が立ち上がる場合もあるのではないかな、と。
言葉が下手です。以下、粗いモデリングをしてみます。(DJさんたちからしたらごくあたりまえのことか非妥当なことしか言ってないと思います。言い回しも多分ぜんぜん甘いので、ぜんぜんたたいてください…)
たとえば図1のように、曲iがx, y, ….なるパラメータであらわせるとします(このパラメータにはBPM, Key, ジャンル等が含まれます。あとアニソンなら放映時期等も含まれるでしょう)。DJさんは多くの場合これらをなめらかに(時には驚きの不連続をもたせることももちろんありますけれど)ならべてつなぎ、Mixの曲線を立ち上げ、作品としておられるのだと理解しています。
さて、わたしは上記の通り、曲のパラメータのうちいくつかに対して感度が高くないと想定されます。このとき、わたしが曲(曲j-1, j, j+1,…)を並べようとする場合には、しばしば図2のように野放図なものになり、とてもMixの曲線にはなりません(つながりません)…。
ここで、わたしは(その感度の低さのお陰で)(厚顔にも…?)このばらばらさに気づかないとします。そのとき、x, yに気づかないために、別のパラメータ(X, Y。たとえば、曲の記憶とか、後述するイメソン的イメージとか。X=(x, y,..))に相対的に着目するでしょう。
このとき、これらの野放図な並べを、x-yではなくX-Yの平面で切れば、図3のように、あんがい曲線をなせているかもしれません。
これをやる(やれる)場がこのCUERaiderプレイリスト回ではないか、と解釈したわけです。
ただし! x-yでの節操なさを無視して、X-Yで曲線をなしているので大丈夫です〜というのは普通は通じないのですよね。とてもフロアでひとを踊らせられませんし。
しかし、プレイリストの形態の中であれば、こういう主張が許されるのでは?あんがい面白がられるのでは?という甘えた希望があり、実現してみたいな、と思っていた、みたいなところです。
やろうとしたこと
軸その1 Mixtape
とはいえこれだと机上です。
私ができる非DJ的「曲並べ」ってなんだろうとしばらく悩んだのですが、そういえば家族の車の中でかけるXmas曲CDを作ったことがあったなと思い出しました。中学生くらい。レンタルCDのリッピングとYoutubeの違法DLを詰めたひどいものですけど、これが一応の原体験かもしれない。それを思い出しつつWikipediaをひらきますと、
めちゃくちゃいい文章です。80年代のカーステレオの普及と、またWalkmanの普及と足なみをそろえて、曲を並べて聴いてシェアするという遊びが広まったのですね。なるほどなあ。
なるほどなの気持ちのまま、「Mixtapeというプレイリストの先祖を追いかける」のを並べ方の軸としてみました。
軸その2 イメソン
いっぽうで念頭にあったのがイメソンプレイリストです。作品に登場する曲を集めたもの、というような直接的なものではなく、作品の手触り全体を曲の集まりで示そうとする、そのようなプレイリストが、Spotifyではしばしば検索に引っかかります。
たとえばこれ。
良すぎる…。
また手前味噌ですが、フリップフラッパーズだな、と思った曲を集めた、これ(WIP)
それぞれ、なんだかキャラクタやアニメの手触りを示していそうです。
ただし、この選曲にあたっては、プレイリストの作り手に対して曲が醸すイメージと、また別途作品やキャラクタが醸すイメージとが、わずか重なるからイメソン認定されているので、曲とキャラクタの間には作り手の主観が介在するところ、冷静な耳で聞けば曲とキャラクタにはつながりはうまれず、単に節操ない曲の詰め物にしかなっていないはずです。
しかし、それにもかかわらず、キャラクタの手触りが(聞き手がプレイリストの作り手との価値を共有しない場合にあっても)浮きでてくるような場合があるのですよね。どういうことだろう。キャラクターが間接的に共通項になっているようだけど、上記のとおりこの共通項もぼんやりとした像にすぎません。
上で言った「BPM, Key, ジャンル以外のべつの感性」を前面に持ってくる効果が、このようなプレイリストにはあるかもしれないと思っています。
つまり、先のモデルをまたこするなら、たとえ図2のようにこれらの曲が音楽的にはばらばらであったとしても、キャラクターのイメージにかんする感性パラメータ(そういうものが存在すればですが)を軸に取った平面(空間)上であれば、これらの曲が輪郭のぼやけた「イメソンの集まり」(集合というと数学のかたに怒られそうなので)をなしているのかもしれません。
音楽的つながりを一旦無視することで、このいいようのないぼんやりとした集まりを作ることができ、この集まりを通して作品(または作品に触れたプレイリストの作り手)の、他のやり方では切り出せなかったようなある一面を切り出せるのかもしれない、と思ったりしています。
ただ今回の企画でそれを実演するのは、わたしの技量的にも、難しいところです。なので、このような「イメソン」たちについて話すきっかけとなるような曲をいくらか混ぜたいなと思いました。
その他全体
カーステレオMixtapeの軸と、イメソンの軸、まあ普通に交わりません…。カセットテープのAB面だと強弁することでがっちゃんこしました。
やったこと
つくったもの
Shima_mixtape_#CUERaiderをつくりました。
Apple musicはこちら
以下各曲について。先のWikiをよみすすめると
いいね…。先人に倣いまして、ライナーノーツにもならない感想文ですが、以下記録します。
マイペース/上田麗奈
上田麗奈さんの新譜から。おかもとえみ作詞。
わたしのプレイリストの一曲目ということで、自己紹介のBGMによさそうなこの曲を持ってきたところがあります。
サブスクだとすぐに歌詞を見られるのが便利ですよね。「Dang Dang Dub-i 段々良い」、って歌ってたんだと知りました。
では物理の歌詞カードは不要か、というと、もちろんそうではありません。
物理の歌詞カードって、文字をどのように紙に並べて見せるか、という、詩集なので…。
Life is tasty!/燦鳥ノム
VTuber音楽が大好きで……。
これは缶コーヒーのキャラソンになっているっぽい。軽やかなストリングスと、サントリー公式VTuber燦鳥ノムさんの優等生なボイスがからみあって心地良い。最初と最後に自販機から缶コーヒーが転がり出る音が鳴るのがしゃれてます。
ところで、Vtuber はキャラソンとかイメソンってあまりそぐわないのでは、と思っています。彼ら彼女らのことば、動き、すべてが、イメージを付け足すよちもないくらいふんだんに、彼ら彼女らがどういうVTuberであるかを示している、と感じているからですが、これはぜんぜん反論がありうると思います。
あとふつうにナマモノですし…。
軽自動車/SUSHIBOYS
Japanese HipHopも、大好きで………。。。
Evidence が居るころのSUSHIBOYS好きなんですよね〜。
ドライブ・コマーシャル・ソングのような雰囲気は先の曲と共通しているかもしれない。
職場の同僚とドライブするときに、手持ち無沙汰でSpotifyをカーステレオに接続して、話しながら丁度いい曲をその場でPlaylistに追加していたことがありました。好きなアーティストのヒット・チューンをいれつつ、知らないだろうけどこのラインもすきじゃないかな、とイヤホンでモニターしながら追加して、再生したときに「え!これ何の曲?」という反応を引き出せたりして、楽しかったです。昔のようにカセットに曲を焼いて集まらなくても、ちょっと素人DJのハウスパーティっぽい遊び方が、スマホとカーステレオさえあればできてしまうのが、ドライブの楽しさです。
Anywhere feat.NTsKi/田我流
KMさんのトラックってドライブに合いがち。ではその中でどのラッパーの曲にしようかな、と思いつつ、下記する通り好きな名古屋のイベント・「森、道、市場」の思い出のある、田我流さんのこの曲にしました。
2021年の森、道、市場。感染状況が思うようにいかない中開催されたフェスで、Say Hooと言えないもどかしさ、やりきれない怒りが伝わってくるような、ひりつくようなステージだったのを覚えています。この曲のあっけらかんと旅立つような気楽さは、あのステージの緊張感と対極のものであり、しかしかえってあのステージを裏返しで象徴するもののように思えて、聞き返すたびに蒲郡の景色がうかびます。
1AM in Asahikawa/C.O.S.A.
旭川の街をくぐもったキックと抜けるスネアとともに歩くような曲。先のAnywhereが、どこまでも地球儀を飛び回るような曲なのに対し、こちらはひたすら(南の島や夏のことを歌いつつ)雪道を歩くような曲だなと思います。
またこれも森道市場の思い出です。登壇者のひとり、名古屋のDJであるDANIKIさんと、あのときのC.O.S.A.のステージについて話せてたいへん嬉しかった。
さよならはエモーション-Qrion Remix/ サカナクション
北国のイメージを引き継ぎます。Qrionのが作る音の、雪のようなリバーブ感という話も聴けてよかった。Qrion が大好きです。
今回の企画ではサブスクのライブラリ性についても話してみたかった。
たとえばある人がサブスクで「さよならはエモーション」を聴きたいな、と検索すれば、この優れたリミックスも一覧に現れるんですよね。そしてすぐに再生ボタンを押せる。
素晴らしいなと思います。
MU-MIN/NUUAMM
ムーミンのキャラソンですね。青葉市子とマヒトゥ・ザ・ピーポーのユニット。
これも好きなステージのイメージと紐づいている。岩壁音楽祭から帰る車中で、まさにいま渋谷駅で解散しようというときに、カーステレオでかけてくれていた。偶然なんですけどこの一曲でその度全体が規定されるような思い出になる曲ってある。
火々/ヒグチアイ
ヒグチアイのアルバム「最悪最愛」から。繊細なイントロから入り、しっかり骨をもった一声目か向かってくる。
ガールズラジオデイズというコンテンツが大好きで……。2019年ごろ、そのコンテンツを現在進行系で体験しながら、イメソン・キャラソンをツイートする、みたいな文化がありました。
フォロワーさんの一人が、この曲をキャラクターたちのイメソンとして挙げていて、もちろんこのような暗かったり、ひりつくような表現はほとんどコンテンツ本編にはないのですが、
「想い出を燃やして生きてく 盛る火を抱きしめ歩いてく」という歌詞、これは確かに彼女たちの歌だと思わせる、リアリティがあるのです。
また彼女たちのイメソンであるだけではなくって、この曲をイメソンにあてはめようとする、われわれコンテンツの需要者側=彼女たちを忘れられないまま「イメソン」を聞き続けるわたし(たち)を鏡にうつしした、わたし(たち)のイメソンにもなっているのかもしれないとも感じたりしています。
find the wind/ZAQ
はい。もうカーステレオのMixtapeとか、イメソンとか、関係なく。これだけはどうしても入れたくて・・・。
TVアニメ「フリップフラッパーズ」11話の挿入歌にして、主題歌SerendipityのB面です。どんどん滑走して飛翔してしまうような構成がすばらしい。悩みも屈折もすべて吹き飛ばして大丈夫にしちゃうパワーにあふれていて、これは第11話の雰囲気そのままなのですね。
サブスクサービスについて話すときには、サブスクにない曲のことも考えなければならないなあと思っていました。本当は、同じくらい好きな曲、フリップフラッパーズの最終話でかかる「Over The Rainbow」も聴いてもらえればなーという気分もあったのですが、まさにこの曲ってサブスクにはないのですよね。
サブスクにない曲たちは、シェアして個広げるということができにくいのだけれど、忘れないでいたいな。
Sour picture starring jjj prod. by Febb /Fla$hbacks
このソウル・ミュージックのテイストのビートと、韻のグルーヴが、すばらしい。 イントロで一旦流れを変えたかった。ここからはソウルとファンクとブラスです。クリスマス・ムードです。
歌詞に「Sinceは1989」とある。意図はわからなかったのですが、次の曲は1989年リリースです。(偶然でした)
My First Love/Atrantic Starr
Motown が、大好きで…。コーラスがどこまでも美しい。
途中のオーボエソロって案外珍しいですよね。日本の歌謡曲のような趣があります。その後コルネットが変拍子で跳躍するのも心地よく、じっくり聴ける。(なんかNote書いてて気づいたんですがここからしばらく吹奏楽クンの顔つきになります)
この曲はカーステレオMixtapeの軸で盛り込みました、父親の運転する車の中では、この種のMotown Compilationがずっとかかっていたのです。
This Christmas /Donny Hathaway
最も好きなクリスマスソングをいれました。テューバがかなり個性を出しているのがブラスの使い方として面白い。一回フェードアウトしたかと思うともう一度戻ってくる。そしてじーっくりフェードアウトしていく、この種の音楽が大好きです。
上に書いたように、Mixの原体験のひとつがカーステレオ用違法クリスマスミックスCDにあるのですが、そのラインナップのなかにこれも確かにいれていた記憶がある。ドメジャーというものではないけど、幸せでありつつ、少し独唱のさびしさも混ざる、素敵な曲です。
シュガー・シュガー・スパイス/栗林みな実
文句なしの名曲。歌詞で直接クリスマスをうたっているわけではないけど、もりもりの楽器隊、きらきらした展開、こてこての甘い歌詞。
聞いているとなんだか、もう全部問題ないな!大丈夫なんだよな!って思えてくるこの感触が、「クリスマス感」なのかもしれません。
アニメもひたすらキュートでハッピーでしたね。不徳のギルドをよろしくお願いいたします。
realism/limonéne
2022年にヘビーローテーションした曲でした。
もう一段、ゴージャスにもっていって終わりにしたかった。
Vtuberくんらしく、Vtuberで〆たいなと思って加えたものの、LimoneneってV関係ないのですね。調べずSpotifyにおすすめされるままにLikeしていたため知りませんでした。誰が演奏しているかも知らず好きな曲に突っ込む、みたいなことがあるのは、サブスクの功罪どちらでしょう…。
今回の企画をやるにあたり、いつもサブスクで聞き流しているそれぞれの曲のディスコグラフィーを調べる時間も取れました。おそらくDJさんだったら皆無意識にやっているに違いないのだけど、一般リスナーの自分にとってはとても楽しく、かつ重要な経験でした。
他 共有について
この配信では、同じ場所にいない視聴者と登壇者の間で曲の再生タイミングを同期することが肝要でした。
視聴者には画面に表示されたシークバーのタイミングで再生をしてもらうこととしましたが、演者の間では、DiscordとSpotifyの連携機能を利用していました。
Discord上であるひとが今聞いている曲を一発で確認でき、かつそれに乗っかる形で、同じタイミングから聴くこともできる。言うならばウォークマンのイヤホンのLRをシェアする高校生のサブスク版みたいな格好になる。たいへんすごい。
また最後にSpotify Brend を試したのも本当に楽しかったなあ。
アオハルすぎる。
これ配信者だけでなく、視聴者にも参加リンクを公開し、結果10人の好みが混ぜられた楽しいプレイリストができました。
あのひとこんな曲聴いてるんだ…(ニチャァ)と好みのマッチングができて最高。
Spotifyのアルゴリズムから完全に自由ではないけれど、それでも、ユーザ同士の繋がりのみをまず共通項にして、それぞれのユーザーの好みの曲からなるプレイリスト空間同士が融合する、素敵なものができるなと思いました。
全体に、DJ的視点での話しだったり、あるいはDJ的視点から離れられる今回の企画だからこそ選べた曲だったり、本当に豊かな話しを効くことができました。Twitterでも様々なひとが反応してくれてとても嬉しかったです。
もっとインタビューしたいことが様々あったのに、こちらの音声環境が不十分で、なかなか思うようにいかなかったところがあったのは悔しかったね。いいマイク、良い回線、買います。
他
好きなプレイリストをご共有…
まずは今回の配信でDJ GIRLFRIENDさん、DANIKIさん、ossaさんから提出されたプレイリスト。こちらのツイートの返信としてspotify/apple musicそれぞれでまとめられています。
こちら、Tsunaki Kadowakiさんのすぐれたプレイリストたち、そのうちでも最も好きなものです。
また、小林うてなさんの手になるプレイリスト。
がわねりさんのこれ、誇張なく数十回単位で聞き返してます。
あとこれも。てきとうにNew Balanceで検索してみたら出てきた。Higher Brothersとかアジア圏のあついヒップホップがまとまっていてすばらしい。
話にあがった、岩壁音楽祭行きの車中プレイリストはこれでした。
山形に向かう車に同乗したそれぞれが、DJであるひともDJでないひとも、各人で道中Playlistを作って流しあったときのものです。これは楽しかった。ただ山、壁、岩のイメージに引っ張られすぎたかもなという念はあるので、次いくときは、もっと豊かな選曲をすることで、このフェスをひろびろと表現できればいいなと思っています。
あとこの本読んでから向かいたかったのに全然手に入らなかった。髙いし。
最後
みなさん、プレイリストを作って〜〜!!どんどんシェアして〜〜!!の念です。
ここまで書いたようなサブスク・特にSpotifyの、かゆいところに手が届く検索機能や、回遊性や偶発的出会いに特化したサジェスト機能のもとで、いまや毎月たくさんのレコードを買うようなプロでなくても、だれでも自分なりの曲のディグをできるようになっているんだなあと思っています(もちろん、サブスクに配信してある曲の範囲でですが。この範囲はしかし馬鹿になりません。)
そうして集めた曲を、何かの感性パラメータ(たとえば個人的記憶でも、イメソンでもいい)に沿って、何かの目的(たとえばSNSでのシェアを目的にしても、往年のMixtapeのように誰かにプレゼントするのを目的にしてもいい)のもと、プレイリストに詰め込む。
つまり、固有の感性と固有の目的のもと、固有のコレクションをなす=CURATEする、ということを、わたしはやっていきたいし、もしやっていない人がいればぜひやってほしいな、と思っています。
なお。この配信=CUERaiderは、主催と演者の間に「演者を集める」Curatorの役割をおいています。
わたしはプレイリスト配信のひとりの登壇者・コレクションとしてCURATEしてもらったわけですが、そのコレクション当人が、上のように曲をCurateするおもしろさについて何やら言ってるのは、ちょっと入れ子になってておもろいかもしれない。
いいコンセプトの、いい配信でした。これからのご活躍も祈念しています。