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20210122-0206二週記 文人画とかKSY24時間ラジオとか2_wEiとか

飛ぶように過ぎる!

書き溜めの日記をまとめて……


0122 文人画

朝起きられた。昨晩は結構したたかにお酒を飲んだけどほとんど残っていない。

学生時代の家庭教師先から年賀状を届けていただいていたのだけど、さあ返信するぞという気力がなかなか出なくて塩漬けにしてしまっていた。早起きした気持ちよさのままペンをとればざくざく書ききれてよかった。

郵便局にもっていき、その足で気になっていた展覧会に行きました。


文人画というものにほとんど馴染みがなかったものの、大変面白かったです。お坊さんが絵と賛をかく、みたいなのはよく寺社系展覧会であるけども。

詩人が片手間に絵を描く、そういう軽さを予感して見に行ったところ、まったくそんな性質の芸術ではなく、詩と絵両方に真剣なひとびとが編んだ芸術なのでした。

ラッパーだけどビートメイクもやる、とか、SS書きだけどイラストも上げる、とか、片方の表現に根を張りつつ、もう一つの表現と絡ませることを試行するような人々を思い起こした。片方に特化したプロではないから、批評家の目からは中途半端に見えるかもしれないけど、しかしこういう雑食的な、やわらかい絡み合いが、教養の土台になるんじゃないかな。などと思いました。


一方で、ひとつの物事をひたすら深掘る姿勢についても思うところが多くあった。というのは、作品そのものから見て取れたわけではないんだけど、展示の構成が良かったのです。
ある作品で協業している2人の文人画家、しかしこの2人って交流なかったよね?誰がその橋渡しになっていたのだろう?という問題をたて、そこから膨大な手紙、当時のいわば合同誌の寄稿文、書画の納品書、名士名鑑とか豪商の日記まで漁って、どうやらある宿場の旦那が当時の書画界隈のインフルエンサーとして立ちまわっていたらしい、と判明する。たいへん面白い。これは研究者の執念あってのことだ。

数百年後の未来に、2020年代の文化のうごめきを紐解きたい研究者がいたとしたら、やっぱりTwitterのFF関係や同人誌の奥付、DJパーティのフライヤー、などなどを渉猟するのかな、と想像した。おこがましいけどその資料たちの片隅に自分の名前もあったらいいなとも。

あとあれですね、紙で残ってるって大切だ。良いSSや絵は印刷して、良い音はCDに焼いて、とにかく物理にしよう、と思った次第です。


良い展覧会だと拍手代わりに図録を買うことにしています。出費のぶん、一駅くらい歩いて電車賃を浮かせることをこころみる。

名古屋市博物館周囲の桜町商店街は、ちょうど博物館に向かって対称にのびている。街歩きをしていると、寺社門前町、企業門前町なんかはよく見かけるけれど、博物館門前町はそう多くない。良い街だなと思いました。

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かといってお高くはない。不思議な小道がある。

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家に帰って就寝。1週間労働。ぺちゃんこになったのでカフェとか行った。

0128-0129 24時間ラジオ(KSY24)


大好きな企画、KSYラジオの24時間回。24時間回・・・?!

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マシュマロのみ、ミニコーナー無し(理原ひなりさんの登録者数カウントマラソンはあり)、チャットも見ない、永久にフリースタイルトークが続くのすごすぎる。

2019年の第1回から「チャットを見ない」ことをつらぬいており、これがすごくいいんですよね~。

V配信の魅力のひとつとして、コメントを投げて拾ってもらってという(半?)双方向性がよく挙げられるけど、一方この性質はある意味での重たさにもなりるところだと感じています。

だから、マシュマロに文章をまとめて送信して、読まれる場合も読まれない場合もある、それでマシュマロの読み上げと回答を聴いてチャットで反応してもいいし反応しなくてもいい、スパチャしてもしなくてもいい(2人はチャットを見ないので)、というゆるゆるさが心地いいのですが、まさかこの心地よさを24時間聞かせてもらえるとは…。

2人のトーク力の高さと引き出しの多さ、相性の良さがないと、こうはいきませんね。

「親しい仲でコラボしていると、喋っているときにうっかり相手のプライべートを話してしまわないか、危ない瞬間がたまにあるけど」「でもこの2人の間だとぜんぜん心配がない。事前に打ち合わせしなくても、話していい・踏み込んでいいいラインをわかりあっている」

阿吽の呼吸ってこういうことだよなあ…。
もともと2018年、福岡が好きだから舞鶴よかとさんを・コーヒーやゲーム配信が好きだから理原ひなりさんを、それぞれ別個に追わせてもらっていたところ、企画で2人がコラボしたときにはこんな取り合わせある!?!ってひっくり返った記憶がある。

たぶんこれです。改めてみると面子おもしろいな…。

コラボするだけでもひっくりかえるのに、そこから3年の間、マブもマブダチになり、なにより2人とも自分なりのやり方で活動を続けてくれたことが本当に嬉しいなあ。という気分です。ありがたい。

いいファンアートです。

2人を知らないひとにも、ぜひ聞いてみてほしいラジオでした。作業の合間にでも、なんか知らない女の子2人が仲良くしゃべってるなと聞き流してほしい…。

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聞き方例、朝ごはんを食べながら…。

それにつけてもトークの地力がすごすぎる。けらけら笑いながら24時間っておそれいる。自分なんか家族とであっても半時間話せば沈黙の瞬間が訪れるのに…。

ひとと話そう2022、今年の目標です。

0201-0204

労の会議週間で深夜勤務。リズムが壊れ…るかと思ったら案外大丈夫でした。眠いけど……

思考が労働に支配されてきたのを実感する。そう苦しくはないんだけど、これまでと問題系が変わってきた気がする。何に触れても何を読んでも、これまではアニメにこじつけていたところを、労働へ応用するようにこじつけるようになってきている。
苦しくはないんだけど、このこじつけ遊びで苦しさを鎮痛している節は、たぶん大いにある。そのぶんアニメや物語や音楽のことを考えなくなりつつあり、ぼんやり焦っている。

本当は4日が終わり次第速攻MU2022に行く予定だったのだけど、残念にも公演中止になってしまい。羽田のターミナル、行きたかったなあ…。空港とか飛行機というものたちの受難が続くねえ。

翌日土曜日はぼんやり寝てすごした。

0206 2_wEi

早めに目が覚めて料理をし、さて昼暇だな、なにかしたいけど雪だしな…とTwitterを続けていたら

当日券がある。予定はない。ずっと名前を聞いていた。これはもう縁じゃん…。8beat story(エビスト)は未履修だったのですが。

結果。ライブハウス自体久しく行っていない、ロックのライブに行くのはたぶん初めてであったのに、音をじわじわ掴めてノリまくれました。カッタいドラムを聴くにつれ首ガクガクなる!何より野村 麻衣子さん(虎牙 アルミ役)森下 来奈さん(虎牙 ミント役)美しすぎて転がる!

リアルライブのリアルの濃さに完全に喰らってしまった。どこまでも一回限りのオーダーメイドの体験を得てしまった。気づいたらCDをまとめて買っていました……。すごかった。

本ツアーは02月20日(日) KT Zepp Yokohama の公演を残しているらしく、もしかしたら(自分みたいに)当日券にありつけるかもしれないので、ぜひ各位公式Twitterをチェックしてほしいところです。



以下雑語りパートなのですけれど、
なにがすごかったんだろう、と思うに、内容に触れない範囲ならば、

1. 十数メートル先で声が発されていて、その目の前にわたしたちが居て、声の主とわたしたちが互いに表情を視認していること。

2. 舞台の演者が、わたしたちの表情を視界にとらえながら、リアルタイムで演技をのせること。

2.1 大げさに言えば、わたしたちの表情が、演技や歌に介入しているかもしれないこと。

3. 息継ぎが聞こえ、力を込める手付きが見えること。

3.1 それを見るとき、無意識に自分の呼吸や筋肉にそれらがひきうつされ、自動で苦しくなったり叫びそうになったり手を振ったりすること。休符の緊張やロングトーンの安定に気を払う気持ちまで追体験されること。

このへんなのかもしれない。どこまでも鮮度のあるリアルがめちゃくちゃ重要なのかもしれません。

思い出したこと① 印象に残っているライブ体験。

二人のセッションを見ながら、聴きながら、これはけしてCDで聴きたくない、と思った。鍵盤を打つたびにまろやかに煙立つように見えたビブラホンのマレット、そういう耳と目と心がまとめて作り出したような感動の体験はCDを聴いても再現できないだろうから、CDの録音を聞き慣れて塗りつぶしたくない、と思っていた。いまだにこのライブのCDをしっかり聞けていない。

その一方、思い出したこと②

声優ライブで感じた感動を表現したくてDJをしている、とある人が書いていた。こういうライブの一回限りの体験を思い出しながら、体験を再生できるようなセトリと技術で曲を掛け、フロアの客に追体験させる、本当に大きい仕事だなと思う。

『聞こえくる過去』で、「録音は音楽のフレッシュゴーレム(肉人形)だ」と書かれているのを想起します。録音を聞くとき、音楽が耳のなかで過去の体験によって肉付けされるなら、DJで録音を聞かせるというのは、そのゴーレムをかれの耳の中から周りの人々に向けて歩きはじめさせることなのかもしれん





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