21.クリスマス・グリーティング
ドレスコーズと毛皮のマリーズの歌詞で連なるストーリーです。はじめてご覧の方は、「01.チャーチにて」 からお楽しみください。
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自分は誰なのか、何者なのか。それをずっと問うて生きたマックの人生。
自分とよく似た少女、メリー・ルーと出会い、ともに過ごした彼女を、彼はうまく愛してあげられただろうか。
愛とは、「個性」の喪失である。
マックとメリー、ふたりはそれぞれの死をもって、本当の愛を知ったのかもしれない。
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静かな夜に 鈴の音だけが 遠く街を包む
彼女は眠る 幼い頃のように 朝を待ちながら
輝く星にねがいをかけたのは
夜がすべての罪を償うから
そして 朝になれば 世界はもとどおり
だけど今夜はあまりにも 静かに澄んで
―― そう、まるで 平和さ
おやすみ ぼくの愛するきみよ
おやすみ すべての思い出よ
そして ぼくらが旅したあの街に
争う街に 悲しみに暮れた街に
同じ 朝がくるよ
クリスマスの朝が
雪のような 鈴の音が
この夢を どうか覚まさないように
さあ おやすみ ベイビー・ブルー
夜よ どうか世界中の恋人たちに幸せを
メリー・クリスマス
サイレント・ナイト ホーリー・ナイト
メリー・クリスマス メリー・クリスマス
じゃあね、おやすみ ベイビー・ブルー
ああ 夜よ、お願い 夜よ、お願い
ぼくらにどうか ささやかな幸せを
メリー・クリスマス
(“ クリスマス・グリーティング ”)
“ クリスマス・グリーティング ” は、毛皮のマリーズのオールタイムベストアルバム『MARIES MANIA』 に収録されています。
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「12月23日のドレスコーズ」(2019年 at 恵比寿 The Garden Hall )LIVE映像でもおたのしみいただけます。(“クリスマス・グリーティング” 1:23:21)
******* FIN *******
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