【副業やってみた】飲食店にLステップを実装した成功と失敗のお話
こんにちは、高卒ITエンジニアの嶋本です。
今回は副業やってみたシリーズの第4弾!
インスタ運用コンサルと並行して、経験した飲食店さんに公式LINEを導入した経験談を記載させて頂きます。
公式LINE気になってた!という方や実際に実店舗への導入ってどんな感じなの?という方の参考になれば嬉しいです。
それでは早速、本編に行ってみましょう!
※時短したい方のために「●大事なまとめ」で簡易的なまとめを作っています
1.始めたきっかけ
今回でこういった記事も4つ目になるので、
「はいはい、どうせ破天荒な先輩が案件引っ張ってきたんでしょ。。。」
と思う方もいらっしゃるかと思います。
実は!!
はい、その通りです。。。
初営業の壁は悉く、上記の先輩が突き破っていくので本当に感謝しかないです。
という導入ですと読む価値ないじゃん!!と思われると悲しいので
私なりにその先輩を考察した内容を軽く書こうと思います。
今回、ご紹介いただいた飲食店さんは
その先輩のご友人(登録数約2万人のyoutuberさん)御用達のお店でした。
なので、友達の友達という紹介の形式を得てお繋ぎ頂いています。
いわゆるリファラル(口コミ)の営業になるのですが、もっとも歴史があり、もっとも強力な営業方法です。
今はSNSの発達がすごく、有名人の方々とも気軽に繋がれる半面、隣に住んでいる人が誰かもわからない世の中です。
人と話すことが好きな方や、つながりを大事にされている方はぜひ原点回帰ということで
自分の実施した事業や副業の観点で、困っている人を探してみるのもありかもしれません。
●大事なまとめ
・隣人とのつながりが薄い世の中だからこそ、友達を大事にして生きる
2.実店舗の現状と改善点
と、前置きはそのような感じで、ご紹介いただいた店舗さんの概要をお伝えさせて頂けたらと思います。
飲食の商品はスイーツ関係で、駅から外れた住宅街の近くに構えるおしゃれなカフェという立地です。
ただコロナの影響や都内のご近所付き合いが希薄なこともあり、口コミの効果も薄いため、売上UPに苦心している状態でした。
その中の問題のひとつで、通販サイトでの冷蔵販売と冷凍販売を誤って注文されるお客様がおり、その都度の対応や、顧客獲得の機会損失となってしまっているとのことでした。
「公式LINEを導入することで、スイーツを購入してくださる方々に対して、お一人ずつ丁寧に、かつ自動で案内できるようになれば問題解決できる!!」
お客様とヒアリングした私たちはしっかりと実績が出来る!!と心を躍らせながら、お仕事を受けることになりました。
※結果的にスタート時点で、サービス提供の設定など詰めが甘く思ったような成果が上がらずじまいだったのですが、それは後述させて頂きますね!
対応を行う中で、お客様との会話で一番学びになったことは「ヒアリング」です。
ビジネス本にはよく書いてあることなのですが、「お客様は自分が困っていることが言語化出来ない」は本当です!!
特に一生懸命にテコ入れをして改善を重ねている店舗さんは手も回っておらず、優先順位などもぐちゃぐちゃになってしまうようです。
ちゃんとサービス提供者である自身が問題の根本的な部分にメスを入れて、サービスに満足いただく必要があります。
●大事なまとめ
・サービス提供時のヒアリングが一番大事
・「お客様は自分たちが一番困っていることを的確に言語化出来ない」はほんと
3.公式LINEを導入して良かったこと
(1)クレームや誤配送が「ゼロ」になったこと
本来想定していた内容をしっかりクリア出来たのはすごく自信につながりました!
また、公式LINEを用いたキャンペーンの案内など積極的に行っており、販売促進も並行して実施頂いているので長期的な店舗運用から見ても良い結果を出せたかと思います。
(2)各種SNSを統一し、EC通販サイトでの売上UPに貢献できた
色々なことにやってみよう!とチャレンジしている店舗さんほど色々な要素がバラバラになっていることが多いです。
各種SNSおよび販売導線をひとつにまとめる機能を持つ公式LINEを導入することで仕組みがシンプルになり
集客からの販売までがスムーズになるので店舗運営が楽になります。
(3)実績作りのために少額での契約にしたこと
こちらも今回の契約の肝だったのですが、実績作りのため少額で当作業を行っています。相場の価格からすると1/10以下の金額で請け負っています。
この行為がなぜ大事かというと、今回のご契約者さんからお金を取らない方針をチームで敷いたからです。
実績もないのに始めから「金!!金!!」している人たちは感情的にも印象が悪いですし、結果的に圧倒的なGiveの精神のおかげか、取引先を追加で2件ご紹介いただいています。
蒔いた種をすぐに刈り取るのか、長く継続してお付き合いをすることでWin×Winの関係を築くかは戦略次第だと思います。
●大事なまとめ
・ちゃんと数字で導入の成果を出す
・現状の整理だけでも忙しいお客様は喜んでくれる
・お金だけが報酬ではない
4.導入の際に失敗したこと
と前段では上手くいったことをお伝えしたのですが、ここからが本番!
実際に初めて対応していく中で失敗した内容を記載させて頂きますね
(1)公式LINEを導入することをゴールとしてしまった
これ、めちゃくちゃ陥りやすい罠だと思うので何回も失敗談として書くことになるかもしれません。
公式LINEはあくまでのリストマーケティングにおける「手段」です!
導入する側としては「公式LINEすごいでしょ~」という感じなのですが、お客様が求めているのは導入したことによってどういった良い変化が生まれるか?です。
この部分がズレていたため、売上面では想定した数値に一歩及びませんでした。
KPIの設定などにもクリティカルに関係してくるので今後も要注意事項として案件を進めていこうと思います。
(2)ヒアリングの際に勝手な勘違いをしてしまったこと
こちらもめちゃくちゃ陥りやすい部分です。
あくまでヒアリングは質問した内容しかお客様は回答しないです。
そこにどういった背景があるのか?なぜその言葉で回答したのか?については必ずご本人の口から回答をもらうのが鉄則です。
今回で言うと、元々オンライン通販のスイーツ売上はお客様の地元のお店で売り上げた金額がベースとなっておりました。
(なので、今回のお話は2号店、都内のお店の話となります。)
そのため、、地元の方々がオンライン通販で過去に買っていたと勘違いしていたのですが、実は都内在住の方がオンライン通販を使って、買っていたという事実が後からわかりました
※考えてみれば当然(地元の人なら、現地のお店に直接行く)なのですが、その当時は頭がそのように回っていませんでした
といった、初歩的なミスもヒアリングの最中に発生しうるということで教訓を残しておこうと思っています。
(3)そもそもお客様が求めていたものはオンライン売上ではなく、都内の現地店舗売上だった
これもひっくり変えるような初歩的なミスになります。
なので、我々チームは提案の初期段階からズレた提案をしていたことになります。
売上を上げるという観点では間違っていなかったのですが、口コミなどの地域密着型のお店だったため、一定数の結果をオンライン通販で出したものの、それどころでは無いといった結果になりました。
そのため、店舗で必要だったのは、SNSマーケティングではなく、完全に経営コンサルの域でした。
こちらは正直手も足も出ない課題だったので、完全に詰み状態となってしました。
今後は取引先の方々がどういった経営状況なのかを正確に把握してからスタートしようと心を固めました。
●大事なまとめ
・目的と手段を間違えないように、提案の際に明確な達成基準を設ける
・ヒアリングは必ず本人の口から出た言葉のみを「正」とする
・お客様の体力面と奥の願望をちゃんとキャッチする
5.終わりに
ということで公式LINE導入編、いかがだったでしょうか?
反省点が多く、文章も長くなってしまったので最後まで読んでくださった方には感謝しかありません、、、
経験者であれば基礎の基礎として抑えるべきポイントを土足で踏み抜いていった案件だったので
改めて経験させてくださったお客様に感謝だなぁと感じています。
今後もこういった失敗談や挑戦したことをnoteに記載していくので
いいねやコメントで応援して頂けると励みになります。
年末までに後2案件、チャレンジ出来そうなので
上記の教訓を踏まえて頑張っていこうと思います!
(2022/11/3現在)
ではまた次回のnoteでお会いしましょう~