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起業したきっかけは父親でした①
起業したきっかけ
22年前、私は起業しました。当時21歳の私は、フリーターとして名古屋で一人暮らしをしていました。特に就職したこともなく、アルバイトをしながら生活していたある日、母親から突然電話がありました。それは「家計が火の車だ」という切迫したものでした。父親が私の高校卒業を機に脱サラし、個人事業主として始めた事業がうまくいかず、退職金も底をつき、収入がない状態で赤字が続いているということでした。
その電話を受け、私は急いで実家に戻り、状況を確認しました。収入がほとんどなく、支出が続く中で、あと半年程度しか持たない状況にあることが分かりました。兄弟もおらず、家計を支えるのは自分しかいないと感じた私は、父親を助けるために起業を決意しました。それが、私が起業するきっかけとなったのです。
最初に着手したこと
起業を決意したものの、まず直面したのは、家計の赤字をどうにかしなければならないという現実でした。最初に着手したのは、支出を減らすことです。収入を増やすことは時間がかかるため、まずは支出を見直し、家計のマイナス幅を減らすことが最優先でした。具体的には、住宅ローンの借り換えやその他の支出を徹底的に見直し、可能な限り削減しました。
次に、父親の個人事業の中で、収入を増やす可能性がある部分に焦点を当てました。その中で見つけたのが、生命保険の代理店業務です。父親がすでに携わっていたこの業務を、家計を再建する手段として活用することを考えました。私は、自分で保険を売り、収入を増やすためにこの業務に真剣に取り組むことに決めました。
具体的な仕事内容
保険の代理店業務に取り組むと決めた私は、まず保険の仕組みや販売方法について一から学びました。当時、私は保険のことを何も知らず、金融庁管轄の代理店登録も若い年齢で困難でしたが、運良く登録することができました。
そして、父親の収入を増やすために、まずは自分が保険を売る方法を確立することに集中しました。そのために行ったのが、電話帳を使った個人宅への電話営業でした。タウンページを開き、名古屋市内の自宅周辺にある個人宅に電話をかけ、訪問して保険の営業を行うという手法です。
この手法を成功させるために、電話での営業内容を誰でもできるようにシンプルかつ効果的にすることを徹底的に研究しました。約3ヶ月間、試行錯誤を繰り返し、さらに3ヶ月かけてその手法をマニュアル化しました。
未来を考える理由
私がこの手法を確立したのは、ただ自分が成功するためではなく、父親が同じように成功できるようにするためでした。自分が特別なスキルを持っているわけではなく、誰でも再現できる方法を見つけることが、父親を助ける唯一の方法だと考えたのです。
父親にこのマニュアルを渡し、実際に実践してもらったところ、すぐに結果が出始め、家計は回復に向かいました。この成功は、ただの親孝行以上の意味を持ちました。家族のために全力で取り組み、結果を出すことで、私は「やればできる」という自信と、未来に向けての確かな一歩を踏み出すことができたのです。
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