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紫金山・アトラス彗星

昨年より楽しみにしていた紫金山・アトラス彗星。

2023年5月に天文台にて天体撮影をしている時に仲間のeVscopeで撮影した時のもの。

2024年10月13日。

連休の中日。

近所の公園の古墳の上で撮影しようとひとりで出かける。

日没前。

犬の散歩をする人もまばらになり、暗い古墳の上でひとりで大丈夫だろうかと思い始めていた頃。

日没と同時に知らないおじさんがやってきて、ここ良いですかと。

挨拶をして空が暗くなる様子を眺めていたら、もうひとりおじいさんが登場。

昨日も来たけれど、撮れていないと。

みんなお互い何しに来ているとかそうゆう会話はなく、目的は一緒。

カメラの設定をしているとインド人と思われる家族が二組来て、カメラについて細かく聞かれ、何を撮っているのかと。

cometと説明すると、scientist?professional?とサリーを着た女性に尋ねられた。

笑ってそうかもねと返すと、各々夕焼けの写真を撮って、サヨナワ!と言って帰って行った。

ここからはおじさんたちと3人。

情報交換をしながら撮影する。

黄昏時に現れた彗星を撮ることができた。

地元の天文台へも写真を送ることができたし、星のソムリエ機構のSNSに写真を掲載してもらうこともできました。

一緒に撮影したお二方。

名前も何も知らないけれど。お礼を言って帰って来ました。

翌日。

仕事終わりに近所の踏切の前で。

この写真はiPhoneで撮影

昨日のふたりもまた撮影しているだろうかと思いつつシャッターを切る。

2024年10月20日。

彗星も遠ざかって行き、街中では難しいだろうと思いながら、再び古墳へ。

この写真もiPhoneで撮影

東側は曇り。

やはり難しいかなと思っていたら、日没後に先週とは違うおじさんが登場。

先週は違う場所で撮影していたんだと言う。

日没後はどん曇りで撤収しようかという空。

天文台仲間と各地で同時撮影していたので、もう少し粘ることに。

小一時間、おじさんと天文情報を交換して待つ。

その間に先週のおじいさんが登場。

雲が抜けて来たところで、撮影。

雲の隙間から彗星を見つけた時には、3人で歓喜。

肉眼では見えていなかったので苦労しました。

最初に来たおじさんは、写真も撮りたいけど野球も見たいからと言って帰って行きました。

また一緒に撮ろうと言って。

この日は風が吹いていて、体感は街中でも薄手のダウンジャケットが必要なほど。

先週も一緒だったおじいさんと機材の情報交換をして、気をつけてと言って私も撤収。

ここ半年は天候と天文台のイベントの日程が合わず、もやもや過ごしていましたが、ひとりでも出かければミニ観望会や星空案内もできるんだと思ったし、知らない人との出会いも素晴らしいと思いました。

FUJIFILM X-30
XF18-55mm
SIGMA23mm f1.4

Velvia

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