大阪タイムトライアル E1 22位
今シーズンのJBCFレースの締めくくり
大阪タイムトライアルに参戦してきました!
この大会は今回が第一回大会!
会場は堺浜
ここで勝てば初代チャンピオン的な肩書きも手に入ってちょっと嬉しい
JBCFレースは6月の新城クリテぶりなので、3ヶ月ぶり
その間はほぼトラックレース
練習内容もだいぶ変えて、短時間高強度で出し切る能力は格段に伸びてきた。
コース図
今回の堺浜タイムトライアルは距離にして1.7km
舞洲TTよりストレート区間も長く、大幅な加減速はないコース
180°コーナーさえスムーズにクリアすれば何の問題もないコース(フラグ)
感覚としては2:25以内が入賞タイム
速い選手なら2:20切ってくると予想
舞洲TTと比べればコーナーの難易度も低めなので、ストレートの巡行に重きを置く
ただ、180°ターン区間は手前のコーナーからの距離が短く不安あり
使用機材
ちなみにマサ君からリアdiscを借りてプロペルも用意した。
事前機材の準備は万端
あとは力を出し切るのみ
試走を終えてコースに関しても、脚に関してもかなり好感触
「今日勝てるかもしれん」
今までこんな自信にみなぎった発言した事なかった。
それくらい今日は行けそうな気がしていた。
という盛大なフラグを打ち立てながらレースに臨んだ。
レース内容
出走順番は15番手(後ろには7名)
ここまでのトップタイムは22秒代
2人前出走の高村がトップタイムを更新すると思っていた。
自分の後方スタートは大体が有力勢
中でも奥山選手、大倉選手、川勝選手は過去TTでも優勝、入賞の常連選手
今回も入賞すると予想
心拍爆上がり状態でいざスタート
第一コーナーまでダンシングで加速
第一コーナー通過後次のコーナーまでの距離も短く、DHバーでは曲がれないので、コーナークリア後ダンシング加速
第2コーナー通過まで11s 613w
頭を下げてエアロを意識
サイコンの速度は40km/h後半→50km/h→57km/hとグングン加速
めっちゃ踏めてる
パワー数値も500w弱をキープ出来てるし、心拍も高強度域をキープ
この区間は試走時45km/hほどしか出せなかった。
人が多かったのもあるけどもう少し踏んでおくべきだったと反省
速度が出ている状態で第4コーナーへ
ラインは大外
減速する為腰を浮かせて荷重を後方へ
鬼のフルブレーキ
いや、全然速度落ちんやんけ
試走時より+10km/hの速度
フルブレーキ+荷重移動しても想定範囲外の速度
そのまま問題だった180°ターンへ侵入
急制動でフロントが食い付いき思ったラインを通せない
無理矢理車体を曲げた結果…
右ペダルがコーナー通過手前でペダルヒット
車体が吹っ飛ぶ手前で耐え切った。
あぁ…やらかした…
でも転けてないしまだいける!
思い切ってペダルに力を入れるも踏み込んだ感触はスカスカ…
足元を確認するとチェーンはインナー下に落ちている。。
車体から降りてチェーンを戻そうとするも噛み込んでて動かない…
あぁ…終わったわ
後続の選手の邪魔にならないようコーン外に出てチェーンを戻す
リアはビックプーリーを導入していて、リアメカテンションを目一杯高く張っていて全然戻らん…
焦りもあってチェーンを戻す単純な動作がうまく出来ない
チェーンを戻し終わると同時に30秒後スタートの水本選手が180°ターンを通過
水本選手に続いて再スタート
30秒後発走の水本選手に続いてゴール
タイムは3:00…
もちろん最下位
凹みすぎてレース後はダウンする事も出来ず
何やってんだろうって気持ちで消えたくなった
レースデータ
レース振り返り
一言で言うなら、コーナースキルが下手くそだった。
昨年まで出来ていたはずの事が出来なくなっていた。
低速域でのバイクコントロールが上手く出来ていない。
主な原因はTTバイクでの乗り込み不足。
昨年と比較しても、TTバイクに乗る機会が減少。
乗り込み不足は明白だった。
レース直前、付け焼き刃での低速域練習をしたが、このコースのような速い速度域からの180°ターン練習はしていない。
ディスクロード、ブレーキのないピストバイクに慣れた事で、リムブレーキの制動力の感覚を忘れてしまっていた感じ。
トラック競技メインに切り替えた今年のトレーニング内容は、
例年よりも外乗りする練習が不足していた。
平日はウェイトトレーニング+1h以内のローラーメニュー
休日はバンク練、トラック競技大会
昨年のように休日ロードで100km以上走る事はかなりレアだった。
外でロードを乗る事が減少している結果、低速でコントロールするスキルが昨年より衰えていたのだと感じる。
逆にトラック競技を通して、高速域でのバイクコントロールスキルはかなり上がった。
そして昨年2度の舞洲TTでの入賞。
過信はあった。
実際は練習不足。
昨年の自分が脳裏にチラチラしていた。
トラック競技の経験、ウェイトトレーニングにより、高速域の持続力と爆発力が伸びた事で、コーナースキル不足との乖離が更に広がる。
要するに直線番長的な走りになっていた。
また、8月から導入したAGILEST TUに関しても数回の実走しかしていない状態。
元々使っていたタイヤは同じ銘柄を2年近くリピート。コーナー時の挙動もよくわかっていた。
しかしトレッドパターンが全く違うタイヤになり、コーナー時のグリップ感覚が変わったと感じる。
良くも悪くもAGILESTはよくグリップするタイヤだった。
オーバースピードで無理に突っ込んで落車しなかったのは、このハイグリップのおかげだと思う。
その分路面への食いつきが強く、コーナー立ち上がり時のラグがあった気もする。
来年はこのタイヤをしっかり使いこなせるよう、乗り込んでレースに挑みたい。
プロペルで走った方が良かったのでは?と今は感じるけど、レース前の試走での好感触、コーナースキル慢心状態だった自分は機材選択を変えなかったと思う。
来年の堺浜のTTが開催されるなら、今回の反省を生かしてしっかり使うバイクに乗り込んで挑みたい。
レース後優勝した奥山選手と会話
自分の方が前発走だったので、スタート前にターゲットタイムになると思っていたと言われた。
そう言ってもらえて嬉しい反面、何やってんだ俺は…という情けない感情に押しつぶされる。
今回一緒に遠征した高村も実力通り3位入賞
この中に入りたかったな
レース終わった直後は自己嫌悪+タラればを考えていた。
でもこのnoteを書いている今はそんな感情はなく、結果が全てでミスをしたのは自分。
今年のJBCFレース締め括りとしては、非常に情けない結果。
それでも来年に向けてやるべき事が見つかった。
良かった点、悪かった点を振り返って同じ失敗をしない事が大切。
レース後
レース後は大阪観光しつつ、大阪グルメ堪能
レースの結果こそアレだったけど楽しい大阪遠征だったぜ
そうだよねっ?高村君