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関西CX 烏丸半島C2

東海CX山県から約一週間
数ヶ月待ちに待った新機材も届いて意気揚々と挑んだこのレース
前日に降った雨の影響でほんとの泥試合と化した😇
まずはその待ちに待った新機材の紹介から!

新機材

フレーム: GIANT TCX 2022 
コンポ: SRAM FORCE1(QUARQパワメ)
ホイール: ENVE 45
タイヤ:前後vittoria TERRENO mix


この仕様で8.3kg
ハンドルやペダル、サドルなどまだまだ軽量化の余地はあるので突き詰めれば7kg代も普通にいけそうなポテンシャル🤭
そして持った感じはその重量以上に軽く感じる
何より踏んだ時の反応の良さ、トップチューブを掴んで持ち上げた時の軽さが琥珀の時と全くの別物だった
納車していつもやってる芝、砂利八の字練やシケイン越え練、土曜日にはシクロホイールを履かせて天竜川コース自走で60km
日曜日はロードホイールを履かせて100kmライドと今日のレースに備えて突貫工事で車体に慣れるため乗ってきた!

レース前日
仕事を終え19時ごろ帰宅
雨が降っていたのでマシーンは車内車載して前日移動
美山に続き今回も一緒に遠征する事になった愛知勢マサ君の家に前泊させてもらった
彼は日曜日に同会場で行われたJCX戦にも参戦していてそのレースでC4を見事優勝
その祝勝会兼翌日の決起会的な意味で持ち込んだお酒を飲みつつ乾杯🍻

その際前日試走のすくみずさん動画を見ながらマサ君が実際にレースした際に感じたコースの感想などを聞いた
ただこの降り続く雨の影響で同じコースだが全く違うコースになる烏丸半島
難易度はだいぶ跳ね上がるので参考程度に聞いておいて翌日の試走で乗車出来る区間と出来ない区間をしっかり見極めようと言う結論で終わった

レース当日

当日はお互いに午後からのレースだったのこともあり午後試走に間に合うように現地入り
朝一の関西CX公式Twitterの投稿からやはりコースはドロドロとの情報を得てげんなり…
会場に到着すると近い駐車場はもちろん埋まっていたので有料の博物館駐車場に駐車
歩いて会場まで向かうとメイン駐車場はコース並みにぐちゃぐちゃドロドロ
スタックしてる車も多々いてレッカーや野生のジムニーによる救出劇の行われていて会場を沸かせていた笑

午後の試走の時間になり2周コース試走
そして私の新車がこんな姿に…↓笑

スタート後ホームストレートからフィニッシュラインを超え1コーナーまでの泥区間は泥が深い

特にフィニッシュラインから1コーナーまでの泥区間は午後になっても乾かず重馬場状態
ラインも限られていて奥側はC1でもランで担ぐ選択をしてる選手が多かった
このコースの中で最大の難所はこの重い泥区間だろうなと思った

もう一つの見どころ複数のキャンバー区間は路面が乾いてきたことである程度グリップする感覚だったのでラインさえ間違えなければいけると感じた
自分が苦手だと感じたのは激坂というか土手を駆け上る区間

二箇所のラインがあってイン→インorイン→アウトのライン
イン→インのラインはC1のカテゴリーの選手たちがほとんど選んでいた
斜度がキツく最後にフロントを持ち上げないと

こんな風にコブで引っかかってしまうので↓↓

パワーandテクニックが必要な感じ🤔

イン→アウトはコブの手前でラインを変えてちょっと緩やかなラインを通って杭ギリギリで登り切るライン
斜度がきついところでクイックにフロントを切ってライン変えちゃうと失速してしまい登れない
試走ではどちらも一回ずつ試してイン→インの方が自分にはあってると感じた

試走を終えドロドロになってしまった愛車をメカニックブースで課金洗車してもらった(800円)
ほんとなら持ち込んだ高圧洗浄機で洗車したかったけど自分の止めた駐車場は洗車禁止エリアだった🥲
空気圧は前後1.7で試走してみて途中で1.6に落としてみてキャンバーでの安定感と泥区間でのグリップのバランスが良かったのでこの空気圧で本番も走る事に決める
今回もう一つ迷ったのがシューズにスパイクを付けるか否か
メインで使っているシューズはネジ穴が潰れてしまっていてスパイク装着が出来ない
サブというか最初に買ったnorth waveシューズには装着出来たもののクリートサイドの靴底部が深いので泥がすごく詰まってしまっていた
試走はスパイクありシューズで走ったが即、泥が詰まってしまいペダルで落とそうにも全く泥が落ちずペダルが嵌まらん…

迷った結果路面も乾いてきてるしスパイクが必要はほど登りで滑らないだろうと判断してスパイク無しのメインシューズに決定
試走後はアップがてら会場周辺を軽く15分ほど流してアップ
VO2〜無酸素域で所々踏みながら脚を温める
感触としてはよく踏める!
アップ後身体を冷やさない為イナーメのCXアップオイルとボディバターを塗り込んでマッサージ

使用機材

フレーム: GIANT TCX 2022 
コンポ: SRAM FORCE1(QUARQパワメ)
ホイール: ENVE 45
タイヤ:前後vittoria TERRENO mix
空気圧前後1.6bar(体重65kg)

レース目標

ゼッケンナンバーより上の順位でゴール

レース内容

出走人数が58人でゼッケン番号は34番という事で真ん中よりちょっと後ろ
最後尾にはチームメイトの宇野さん、シマノレーシングの天野選手
3列前にはTEAM ORCAの塩澤さんが並んでいる
東海と比べるとそもそもの参加人数が多い

レースが始まりホームストレートからフィニッシュライン前の泥区間へ突っ込んでいく
ここで落車したら元の子もないのでちょっとマージンを取った速度で進入したら一気に埋もれた()

完全にスタートでしくじってしまいラインもクソもないので幅の広い泥区間でラインフルシカトで空いてる場所から無理矢理パワーでぶち抜く
パワーデータ見ると大体10倍〜12倍10secを何発も出していた


これが後半響いてくるとはアドレナリン全開のこの時の自分は分かっていなかった…
この無理矢理パワーごり押しのおかげで最初の泥区間に入ったところで30〜40番手くらいに落ちてたのを一周目を終えた時点で12番手

前を走る塩澤さんについて行きつつ二周目へ入る
この周回も快調に大きなミスもなく進み10番手前後を走っている上羽さんも捉えてキャンバー区間の後の泥区間で抜けそうな位置に付く
そして向かえた2回目の土手登り
ランで抜ける上羽さんを乗車で駆け抜け追い抜こうとしたらラインを若干外してしまい段差に引っかかり大ブレーキ


後ろの皆さんに平謝りしつつリカバリーしようとするもサドルが琥珀の時より高くしたせいでサドルから降りれない笑
もう少し下げておけばよかった😇
試走でもネックに感じていた区間で大きなミスをしてしまいリズムが崩れる
三周目に入り最初の泥区間で全く轍のないところに突っ込んでしまい無理矢理進んでないのに踏む
ここで最後尾からグングン順位を上げてきた宇野さんにあっさりパスされる🙄

応援してくれる知らない外国の方からソノラインチガウヨ!オソイヨ!!と煽られるがもはや手遅れ
進まないのに無理矢理踏み踏みしてる脳筋な私にその声はトドカナイ…笑

そしてここで腰終了のお知らせ
前半2周でラインをフルシカトしてパワーで泥区間をごり押ししたツケが早速回ってくる
こうなるともうレースどころではない😇😇
ここで頭の中でレーススイッチから命を大事にスイッチに切り替わり大ブレーキ(本日2回目)
真ん中らへんのキャンバークリア後90°ターンして下って登るショート激坂ではきゅーとさん、マサ君の声かけに応えてフルモガキ
しかし登りのラインがインすぎて登りきりの杭にペダルが引っかかってまた立ち往生😇
レース内容もグダグダになってきた
ただ大きなミスをして怪我をしないことを念頭に置いて腰を労りつつこのテクニカルかつ楽しいドSコースを楽しむ事を意識
最終ラップの泥区間はもはや屍状態
歩いた方が速いレベルの激遅ランで他の選手にごぼう抜きされ一気に順位を落とす
当の本人は今出せる最高速でランしてるけど応援してくれる皆さんにも笑われる始末
でもキャンバー区間は周回を重ねる毎に確実に上達していて最終ラップは自分の狙ったラインをしっかり踏みながらクリア出来てテンションが再び上がる
テクニカルなキャンバー区間をクリアした後の最後の泥区間は再びアドレナリンで腰の痛みを忘れて踏み踏み!
番手に付く選手を引き離そうと再度プッシュ

3周目はなんとか乗車で乗り越える事の出来た立ち往生土手登り

助走を付けての渾身の加速↓

ライン取りは合ってたけど↓

やっぱりダメでした🙅‍♀️

後ろの選手に平謝りしながら頑張ってリカバリー
ラストはその選手と競り合うもホームストレートに入る前のライン取りで根負けしてゴール

結果

21位/58人 36%(トップ差+4:22)


前半無理矢理泥区間をプッシュした影響で後半腰が爆発しその後は前半出来なかった泥区間の轍ライン取りやキャンバーのライン取り、荷重移動を意識しながらレースをした
レースを振り返りまとめると良かった点、悪かった点は下記の通り

良かった点

・前半2周回のプッシュで順位一気にを上げる事が出来た
・前者の動きに合わせて臨機応変に乗車、降車を素早く判断出来た
・腰が爆発後もレース自体を諦めるのではなく別目的に切り替えてレースを続行できたこと
・初のキャンバー区間は比較的上手くクリアする事ができシクロクロス乗りとしての基本的なスキルが向上してきてるのを実感できた

悪かった点

・轍トレースを怠った前半のパワーごり押し猛プッシュからの後半の失速。ぶっちゃけ自爆だしWNPで毎年やらかしてることと同じ
レース展開としても不完全燃焼な上にダサい
・激坂(土手登り)区間の成功率低い
試走時と比べてC3、C1が通ったとこでイン→インのラインは登りきりの段が削れていて試走時より相当難易度が上がっていた
一周目こそ前の選手が降車したのでランを選択したが残り3周で足付きせず登り切れたのは一回のみ
これなら全周回ランに切り替えた方が大ブレーキせず行けたと思う

反省と次への課題

今回の烏丸半島CXは自分にとって初の泥、そしてキャンバーというコースだった
泥に関してはシクロクロスでの踏み方がトルクを掛けて踏む今の自分のペダリングとの相性が悪く脚や心拍より腰が先にダメになってしまった
この経験は過去のWNPでもしていてまた同じ失敗を繰り返してしまった
そもそもどちらのレースもいい轍をしっかり見極めて車輪を乗せるというスキルが不足しているが故に無理矢理踏んで車体を進めるという脳筋なやり方しか出来なかった
12月のWNPでも同じようなミスをしないようによくやる八の字練習でも常に円周のサイズを変えず狙ったラインをトレースする意識で練習してみる

反省点の多いレースでしたがそれこそまだまだ伸び代があるって事で切り替えて頑張ります!
次は12月5日の東海シクロクロス第二戦新城IRCカップ
2年前C4からC3に昇格した自分にとってもいい思い出というか相性のいいコース!
今回はチームメイトの宇野さんに全く付いていく事も出来なかったですが次の新城ではもっと肉薄するようなレースをしたい!
その為にも後一週間半ほどで更なる成長を…

レース動画

photo byマサ君、Lipさん、りっつさん、マルコマルオさん


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