秋の半日逃避行
今日は父の月命日でした。
良いお天気で、祖母のお墓も父のお墓もきれいに掃除してお線香をあげてほっとしました。
毎月1度来ているけれど、これも近いからできること。
元々は静岡県にあった祖母のお墓、隣のお寺の墓地に購入していた父のお墓、生前両親が二家のお墓をこの霊園に移してくれました。
今はお墓も様々ですが、私は自宅から来やすいこの場所に気持ちが救われていると思っています…感謝🤗
お墓参りを終えてすっきりしたので、思い切って一人ドライブに行く事に…。
東西南北どちらに向かっていくかしばし考え・・とりあえず山の方に向かうことにしました。
行先も決めぬままとにかく大きい道路をひた走り…走り…走り…ふと見ると、案内標識に「高幡」の文字が…!
「そうだ…高幡不動に行こう!」
って…全然行ったこともなく、正直今まで関心もなく…名前だけ知っている程度でした。
でもなんかそういうのもいいじゃない?
案内標識に従って進み、無事に高幡不動に到着です。
そこでまず何をしたかというと…
献血!(笑)
前回の献血から時間が経って、先月400ml献血ができるようになっていたので行きたいと思っていたんです。
たまたま駐車場に献血者が来ていたようで、これも何かのお導き?
予約はしていなかったのですが、無事に献血できました!
全く予備知識もなく訪れたので、何が何だかわからず(笑)
車に乗っていた時は冷房を入れないと軽く汗ばむほどでしたが、外は薄い長袖でちょうどよい気温でした。
まだまだ秋という感じではなかったのですが、すすきが日に透ける感じできれいでした。
駐車場からすぐのところにあったのは弁天堂…。
束になっているお線香をあげることができるのですが、いきなりここにきたので火の付け方がわからず…💦
どうにも火が点かなくて、前に置いてあった火の点いたお線香の束につけて置かせてもらいました💦
(帰り際に再度見たら綺麗に灰になっていました…よかったです)。
入口の仁王門。この門の横に胡麻木奉納所があって、細長い胡麻木にお願い事と名前を書いて奉納します。
私の名前で家内安全、母の名前で当病平癒の胡麻木を奉納しました。
ここでも束のお線香をあげることができます。
張り紙に「中央に炭団があるので煙が出るまで線香をつけてください」と。
ふむふむ…。
えーん、弁天堂にもこの張り紙欲しかった…もしかしたら見逃したかな?
無事に火が点いて手を合わせることができました。
御手水場ではやはり感染予防の観点からか、手や口をすすぐことはできませんでしたが、風情ある設えが素敵でした。
美しい五重塔でした。秋空に映える正面から見た五重塔も素敵でしたが、
後から見た樹々から覗く五重塔も雰囲気がありました。
紅葉してきたらまた違う趣なのでしょうね。
奥殿には千年ぶりの修復を終えたという丈六不動三尊像を中心にたくさんの文化財が展示されていました。写真を撮ることはできなかったのですが、拝観料を払って間近で見た不動三尊像は迫力があり、思わず首を垂れてしまうような荘厳なたたずまいでした。
恥ずかしながら全く知識も情報もなく…奥殿の展示室で新撰組についての展示が多いなぁ・・・と思ったら、土方歳三は高幡不動がある日野市が生誕の地だったのですね。
土方歳三の位牌を始めとする、多くの縁の品々が高幡不動尊にはあるそうです。
*****************************
行先も決めないままのドライブの先は東京都日野市に高幡不動尊でした。
天気にも恵まれ気持ちの良いドライブではありましたが、予備知識が全くないまま一人で訪れるには少しもったいなかったかなぁ、と思いました。
何度も手を合わせる場面があり、両親のこと、家族のこと、そして知り合った皆さま、皆様の大事な方々が穏やかに笑顔で過ごせることをお祈りすることができました。
ゆっくり帰宅して点けたテレビではパレスチナへの襲撃の事件が報道されていました…。
何とも言葉で言い合わらすことが出来ません。
表現する形容詞がありません。
この地球に生きる人が皆、自分以外の人の心にも寄り添って、笑顔で過ごすことができますように…言葉にするととても安っぽいと思うのですが…ただただ願っています。