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今日はパート初日

月に2~3回の習字の会に行くようになって、その会に誘ってくれた方から言われた。
「子供たち相手のボランティアしない?」

ちょうど仕事の隙間の時期だった。
「月に一回くらいしか行けませんけどそれでも良ければ行ってみたいです」
と答えた。

だんだんと話を聞いてみると、どうやら放課後等デイの有償ボランティアらしい。
「僕も週に1~2回い行ってるけど、子供を見ているだけでお金もらえるんだからいいよ~」と。
「有償となると責任も出てきますよね。私、行けて月に1回なんですけど」
「いいよ、いいよ。大丈夫」

話があっという間に進み、
「理事長が会いたいって言ってるから日程合わせられる?」と。

日程を合わせたけれど場所がちょっとわかりにくい。
顔合わせの前日に、紹介してくれた人が一緒に車に乗って道を教えてくれることになった。
その方の奥様も知っている。
道案内には奥様も来てくれた。

行きすがらの車の中で、働いているスタッフさんについて説明を受けた。
そして
「理事長が喜んでるよ~。いつも人が足りないから」
他のスタッフさんは皆さんパートさんの様子。
そこで、ふと不安になって聞いた。
「私、有償ボランティアだとばかり思っていたんですけど…パートなんですか?」
「ボランティアとパート…どちらかと言えばパートだね」
「!」
どちらかと言えばパート!そんなものがあるのかい???
「私、行けても月1回なんですけど…」
「いいよいいよ、月一回でも大丈夫!」

翌日、理事長さんとの面談日。
とりあえず、福祉系の資格証のコピー全部と履歴書を持って行った。
履歴書には
「ボランティアとして程度のお手伝いならできると思います」
と書いた。

管理者の方、理事長さん…会ってみたらトントン話が進んだ。
こちらの気持ちよりも先に話が進んだ。

「私、月に1回しか来られません」
ここは譲らなかった。
「月に1回???」
と管理者の方も理事長さんも一瞬のけぞった。
「仕事もしているし、母の面会もあるし、他のボランティアもしているし…それで無理なら無理なんです」

「…月に1回でもいいです。だんだん増やしてもらえれば…」

「いや、多分増やすのは難しいと思うんですけど…」

「…まぁ、まずは月に1回で…。でも夕方少しでも来られないですか?」

「そしたら母の面会のあとでも良ければ、もう1日来られるかもしれません。急いで来ても3時半くらいからになりますが…」

「それでもいいです。ありがとうございます。まぁ、慣れたら徐々に増やしてもらえれば…」

(いや、だから…💦)

それでも子供たちはかわいかったし、そのあとに子供たちと過ごした時間は楽しかった。

高齢者の支援は経験があるけれど、子供の支援は子育て以外したことがない。
よそ様の大事なお子さんをお預かりする仕事だ…月イチのパートだとは言え責任は重いと思っている。

そんなこんなで今日はその初日。
放課後等デイなので、学校があるときは2時からの出勤5時半には終わる。
ほんの数時間のパートだ。
楽しみのような気が重いような…ちょっと複雑な気持ちで行ってきます!

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