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コロナ禍後を占う、日本マンガの金字塔

【7日間ブックカバーチャレンジ 3日目】
『風の谷のナウシカ』

月刊アニメージュに連載された宮崎駿の長編コミックス(単行本は全7巻)を、このウィズコロナの時代に、あらためて読み直しました。宮崎駿自らが監督した映画版『風の谷のナウシカ』を見て、スタジオジブリ映画のファンになった方も多いと思います。

コミックス版で明かされる、「腐海」誕生の秘密

コミックス版では映画には無い物語、なぜ腐海がうまれ、そこに秘められた古代人の陰謀とは何かを描きます。人類にとてつもない災厄をもたらしている今回のコロナ禍が終息に向かった後、この世界はどのように変わるのか、変わらなければならないのか。コロナで経済活動が鈍った結果、深刻な大気汚染が緩和されている現実もふまえ、地球環境と人類との共存を今一度考える意味でも、いまあらためて読まれるべき本(また映画も)だと思います。

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『風の谷のナウシカ』は全7巻の物語が昨年尾上菊之助、中村七之助により新作歌舞伎化され、前後編あわせて8時間もの大作歌舞伎はチケット即日完売、全国映画館でのビューイング上映にも多くの観客が詰めかけました。

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現在NHK総合にて、これも宮崎駿演出の『未来少年コナン』が5月からテレビ放送が始まりました。核戦争後の世界に、希望を持って懸命に生きるコナンとラナの物語は、日本アニメーション史に残る傑作として、こちらもオススメです。


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