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日本の歴史を学習まんがで楽しく学ぶための、私のお勧めポイント7つ

小学生の皆さん、そしておうちの方々。新入学・進級おめでとうございます。新しい学校やクラスで、さあ何を始めようかとワクワクしているお子さん達に、元号も「令和」と変わった今年ぜひ勧めたいのが、まんがを通して楽しく日本の歴史や登場人物を学ぶこと。そんな学習まんがの選び方のポイントを、ご紹介していきましょう。

(1)絵のタッチも物語も、いろいろ選べます

書店の児童書コーナーへ行くと、「えっ! こんなにあるの」とビックリするぐらい、学習まんがは豊富な種類が出版されています。絵のタッチもいろいろで、イケメン武将が活躍したり、面白いギャグ満載の本、人気キャラクターが語るものなど。どうぞお好みで選んでください。もし迷ったら、次のようなことを本選びの参考にしてもらえればと思います。

(2)教科書にもピッタリ、最新の学習まんが

ふだんヒーローアニメや対戦ゲームが好きな人には、最近出版された学習まんがシリーズがいいかもです。登場する人物や武将の絵のタッチや、活躍シーンがとてもリアルなものが多く、物語に迫力ある雰囲気を添えています。また、最新の時代考証を元に書かれてますので、学校の教科書の記述とも本の内容がピッタリあっています。

(3)ストーリー性豊かな、ロングセラー学習まんが

古いものでは1980年代からずっと読み続けられている、定番の学習まんがシリーズにも、根強い人気があります。本に登場する人物たちは、昔ながらの子どもまんが風の柔らかいタッチで、面白いギャグシーンやセリフに惹かれて、どんどん読み進めることができます。最近の学説とはちょっと異なる記述も一部見受けられますが、歴史を知る楽しさをまんがで一度体験してから、改めて最新の歴史分析を別な本で、さらに学んでもらうのも良いと思います。

(4)ちょっと変わり種? キャラクター歴史まんが

人気のまんがキャラクターたちが、タイムマシンで過去へ行ったり、仲間とタイムスリップして歴史上の事件で活躍したりと、エンターテインメント性あふれる学習まんがシリーズです。誤解をさけるために、本文中の歴史解説記事を、小さいお子さんには大人の方も加わって説明してあげると、より正確な歴史知識が身につくでしょう。

(5)人物学習まんがにユニークなキャラぞくぞく

日本の歴史の大まかな流れが理解できたら、こんどは歴史の中で自分が特に興味をもった登場人物のことを、あらためて学習まんが人物版で深く掘り下げて学んでみましょう。ちょっと前まで、こうした人物伝は戦国武将や明治維新の志士たち、有名な学者や政治家などが中心でした。でも最近は新しい日本のお札の肖像画になる津田梅子さんや、将棋界で活躍する羽生善治さん、さらにはキャラクターとして初の人物まんが化されたくまモンほか、近年や現代に活躍する人たちの学習まんがも、多く登場してきています。

(6)日本を学んだら、世界へ目を向けよう

日本の歴史の流れがつかめたら、こんどは世界の歴史へも目を向けてみましょう。立命館APUの出口治明学長から以前「世界史の中の日本史」というお話を聞きましたが、世界で歴史上におきていることと日本の歴史とは、元寇の例など密接に結びついています。最近になって、学術的に信頼できる「学習まんが 世界の歴史シリーズ」が出版各社から続々刊行されましたので、日本の次はぜひこちらにも手を伸ばしてみてください。

(7)大人の学び直しにも、ピッタリ

歴史を学ぶ上で一番大切なのは、単に年号や人物名を覚えることではなく、歴史上の出来事に自分なりに軸や枠組みを設定して、事柄を整理していくこと。すなわち「史観」を身につけることです。史観を考えることで、歴史は単なる知識ではなく、人生に役立つ知恵となっていきます。

以前映画化などブームになった、学年ビリの女子高生が一年間で偏差値を40上げて慶應大学に合格した「ビリギャル」ストーリーでも、彼女は歴史の学び直しに学習まんがを活用したそうです。子どもだけのものにしておくのはもったいない、内容充実の学習まんがシリーズで、どうぞ大人の方も脳内を活性化してみてはいかがでしょうか。

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