【EDHデッキ紹介】全てのクリーチャーを生け贄に!!!【先見的発明者、カイロックス】
統率者紹介
ロマン溢れるド派手な統率者を紹介します。
「カルロフ邸殺人事件」の発売から2か月と日が浅く、まだ10ゲームほどしかプレイできていませんが、楽しさという点で抜群のポテンシャルを持っていることを確信しています。
「先見的発明者、カイロックス」が攻撃するたびクリーチャーを望む数生け贄に捧げます。それらのパワーの合計に等しい数だけライブラリーの上から追放し、その中から望む数のインスタントやソーサリーをマナを踏み倒して唱えることができます。
7マナとかなり重い部類の統率者ですが、「速攻」を持っているためインスタントタイミングの除去のみ警戒すれば良く、「護法2」で最低限の耐性を持っています。
蛇足ですが、このジェネラルを選んだ理由の一つに「奔流の機械巨人」を上手く使いたいという思いがあります。プロツアー「カラデシュ」の決勝戦をYouTubeで何度も見てこのカードのファンになっていたからです。
激アツのコントロールミラーです。
コンセプト・デッキレベル
「カイロックス」の能力で複数の高コスト呪文を大量に踏み倒して唱えることを目指します。
デッキレベルは5-6を想定しています。
デッキパワーレベルを測る一つの指針として「commandersalt」というサイトを利用しています。例えば「moxfield」で作成したデッキのリンクを連携することで1から10まで自動でレベルを判定してくれます。
ゲームプラン
このデッキは、「カイロックス」を唱えるまでに戦場のクリーチャーの合計パワーをどれだけ大きくできるかに全てが懸かっています。
■序盤~マナを溜める~
「カイロックス」を唱えるためのマナを溜めます。2、3ターン目はマナ加速に集中することが多いです。
「カイロックス」が7マナと重いこと、高コスト呪文をそのまま唱えられる可能性 を残したかったことから、マナアーティファクトは多めに採用しています。
■中盤~パワーを溜める~
4~6ターン目は、序盤に加速したマナも活用してクリーチャーを展開します。とにかく意識するのは合計パワーです。もし対戦相手の盤面が強いと感じても、「カイロックス」の能力で逆転できることを信じて無視しましょう(諸説あり)。
合計パワーが20以上だと文句無いですが、15くらいを目指すのが現実的だと思います。
■終盤~解放~
「カイロックス」以外の全てクリーチャーを生け贄に!!!訪れるカオスを楽しみましょう。
「当たり」を複数引き当てることができれば、勝利は近いでしょう。
こだわり・縛り
個人的に「基本土地以外は初版」という縛りを設けているため、高価な「太陽の指輪」等は採用できていません。
この縛りには、高額なデュアルランドなどをデッキに入れない言い訳としての側面もあります。
デッキリスト
moxfieldは以下
採用カード
採用カードをカテゴリごとにいくつか紹介します。
■パワー
1枚のカードでパワーを稼げるカードを優先して採用しています。
《害霊》
1枚でパワー15以上を達成してくれるはずです。他に言うことはありません。
《エルタレルの生存者》
おそらく5ターン目以降に「無尽」することになるはずなので、対戦相手全員が土地5枚をコントロールしていると仮定した場合5/4が3体、合計パワーは15になります。どうせ「カイロックス」で生け贄に捧げるのでブロッカーは気にせず攻撃します。
《サーイのウィザード》
「エルタレルの生存者」と同様「無尽」持ちのクリーチャーで、1枚からパワー9まで出すことができます。インスタントやソーサリーのコストを最大3まで軽減でき、ソーサリー呪文へ擬似的な瞬速を付与できるため、戦闘フェイズ中に重いソーサリーを叩きつけることができます。
《ヘルカイトの狩猟者》
1マナ軽くカイロックスを出せるうえ、パワー6を戦場に追加することができます。最も引きたいカードの一枚。
《群がるモリアのやから》
このデッキにとって重要なマナ加速とクリーチャー展開を同時に行うことができます。ソーサリーであるため「カイロックス」の能力で唱えられる点も高評価。
《袖の下》
インスタントやソーサリーでクリーチャーを戦場に出せるカードをこのデッキは求めています。巨大クリーチャーが入っていそうな対戦相手を対象にしましょう。
《第三の道の偶像破壊者》
アーティファクトやエンチャントでも誘発するのが偉い!「カイロックス」の能力でトークンを生け贄にした後も、インスタントやソーサリーを連打するのでトークンをさらに生成することができます。
■マナ加速
《真面目な身代わり》
マナ加速しつつ合計パワーに微力ながら貢献してくれます。さらに「カイロックス」で生け贄にするとドローまで。
《スランの発電機》
統率者を含めて高コスト呪文が多く無色3マナを無駄なく使えるため、かなり強力です。2ターン目マナファクト、3ターン「スランの発電機」はとっても気持ちいいです。
《大勝ち》
このデッキには「奔流の機械巨人」や「ミジックスの熟達」「記憶の洪水」などを採用しているため、インスタントやソーサリーが墓地に送られることがメリットになることも多く、手札入れ替えとマナ加速を同時に行えるこのカードはなかなか便利です。
■踏み倒したい呪文
《アミナトゥの占い》
「カイロックス」の能力で最も唱えたい呪文の一枚です。土地やマナアーティファクトを追加で戦場に出すこともできるため、そこから出たマナで続けて呪文を唱える機会も多いです。また、「アミナトゥの占い」から「サメ台風」が捲れたときはほぼ勝てます。
《記憶の洪水》
墓地にインスタントやソーサリーが落ちている必要はありますが、3回コピーがゲームに及ぼす影響は絶大です。「露骨な窃盗」で合計9つのパーマネントのコントロールを奪ったときには全能感を味わえます。
《エルドラージ覚醒》
パーマネント破壊、4ドローと追加ターンを0マナで唱えて弱いはずがありません。「サメ台風」などの呪文を唱えることでトークンを生成するカードが戦場にある状態で「カイロックス」の能力を解決し、「エルドラージ覚醒」を含む複数の呪文を唱えることができれば、貰った追加ターンで対戦相手のライフを削りきることは容易いです。
ちなみにこのデッキで採用している唯一の追加ターン呪文です。
■その他ピックアップカード
《ミジックスの熟達》
インスタント・ソーサリー限定リアニメイトのような呪文です。このデッキには7マナ以上の呪文が多く採用されているため、4マナで1枚コピーするだけでも強力ですが、真価を発揮するのは超過8マナで唱えた時です。「カイロックス」の能力解決後、墓地に残った呪文をまとめて唱えて勝負を決めましょう。
《力の顕示》
ただのコピー呪文ではありません。インスタントやソーサリーを「望む数」対象としてコピーできます。「カイロックス」の能力で追放された場合、これを最後に唱えてスタックの一番上に積むことで、そのとき唱えた全ての呪文をコピーすることができます。
■基本土地(おまけ)
EDHの基本土地は統率者に所縁のある次元か、クリーチャーの雰囲気に合わせて選んでいます。
カイロックスは科学者で何となく宇宙っぽいと感じたので「UNFINITY」版を採用しました。
最後に
基本的なゲームプランは「カイロックス」の攻撃誘発を成功させることですが、マナ加速を多めに採用することでビッグスペルを真っ当に唱えるサブプランでも戦えるように調整しました。
とにかく、エキサイティングなゲーム展開になることは間違いないので、ぜひ試してみてください。(一人回しも捗ります)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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