とけない魔法にかけられて
こんにちは。
ひとます雑貨家オーナーの志麻です。
すっかり暑くなりましたね。
眩しい昼下がり、ひっそり開店です。
さて。そろそろメニュー表も更新しないと。
リクエストのあったレモネードやピーチティー、私の好きなマスカットフレーバーの紅茶も用意したい…🍹
あ、そうそう。
今日は冷たいソイラテがあるんですよ。
最近豆乳にハマっていて、ソイラテの美味しさに気づいちゃったんです。
冷たくて、ほんのり甘くて、美味しいですよ。
よかったら1杯どうぞ。
ついでといってはなんですが、少しお話ししましょう。
***
この間までは、作家さんや雑貨達との出会い、思い入れについてよく話していたんです。
でも今日はちょっと特別な日なんです。
このひとます雑貨家さんを見守ってくれている存在について、話しますね。
***
実は今日6/10は、私の大事な家族の命日です。
ちょうど一年前が三回忌でした。
いきなり暗い話でごめんないさい。
でも少しお話させてくださいね。
中学生から社会人まで、約14年間。
うさぎとしてはかなり長い時間、私たち家族と過ごしてくれたのが、我が家の初代うさのラムちゃんです。
彼女のおかげで、私の生活はうさぎまみれ。
持ち物はうさぎのものが増えて。
友達に「志麻=うさぎ」と認知されて。
母のブログを通して、年齢も性別も住む場所も全く異なるお友達もたくさんできました。
そしてかつて動物が苦手だった私は、思った以上に彼らが怖くないこと、ちゃんとこちらの言葉や気持ちを理解してくれることを知りました。
彼女と出会わなければ、今の自分はない。
そうはっきり言い切ることができます。
ひとます雑貨家さんを始める時、やっぱりこのアイデンティティは外せないなと思ったんですが、うさぎまみれの店内にするのは何だか違う気がしました。
私はうさぎだけが好きなんじゃない。
もっといろんなものが好き。
その好きがぎゅっと詰まった空間にしたい。
じゃあ、どんな風にしていこうか?
そう考え、コレクションを探っていた時。
出てきたのが、懐かしい缶バッチでした。
高校生の時に私が書いた絵。
そして清里に遊びに行った時の写真。
(綴り間違いが恥ずかしいとお母さんが言ってたな。笑)
ラムちゃん、黒のドレスハーネスで、よく清里でハロウィンを楽しんでいたんです。
だから、絵でも魔女っ子✨
お母さんのブログの1000回記念で描いたみたいです。
すっかり忘れてたけど、懐かしいなぁ。
ひとます雑貨家さんは小さなお店だから、これくらいのうさぎ成分がちょうどいいかも。
そう思って店内に缶バッジをひっそり飾ってみました。
お店の奥の、でも真ん中に。
さりげなくスポットライトを当てて。
ひとます雑貨家の、夜空をかける魔女っ子。
訪れた人が、ゆったり心地よい気持ちになれるように。
とけない魔法をかけてくれています。
今夜は、夜空に綺麗な星が一つ。
きらりと輝くかもしれませんね。
***
おや、ソイラテ飲み終わっちゃいましたか?
今日は暑いですからね。
さぁ、もう一杯どうぞ。
フィナンシェももらったので、一緒に食べましょう。
今日はもうちょっとお店を開けていますから。
ゆっくりしていって下さいな。
心ゆくまま、ゆるっと、もふっと🐰