補正する
補正するということは美容においてはほぼマストな気がする。
そもそも補正の定義とは…
1 足りないところを補って、誤りを正すこと。
2 誤差を除いて適正な値を求めること。
補正と聞いてまず思い浮かべるのは
補正下着、補正予算などなど…
予算はさておき下着、
この手の物はピンキリで恐ろしい世界だけど、効果も恐ろしく出る代物。
私が初めて出会ったのは結婚式のとき。
付けたコルセットの威力の凄いこと!
誰のウエストですか、ってくらい細くなった。
今でも持ってるけどそもそも入るのかは不明…笑
話は逸れたけどそれだけ女性を見事に美しく見せてくれる。
メイクの世界もまた補正は必要不可欠だ。
年齢を重ねるごとに補正のテクニックが物を言うようになってくる。
ただやればやるほど良いと言うものではないのが、これまたやっかいなところで、駆け引きしながらマイナスを埋めていく。
好きな美容家の1人小田切ヒロさんの理論は
「エイジングサインは受け入れて寄り添うくらいの覚悟が大人の綺麗を育む」
という、徹底して捨てる発想の美容論だ。
私も少なからずその発想に影響を受けている1人だけど、まだまだエイジングサインをようこそ〜!と受け入れるほどの度胸はない。
ヘアスタイルはどうかな、と思った時に
「髪の癖を分かってくれている」
ということが美容師さんとの信頼関係を強くしている要素の大きな一つな気がする。
癖を上手く補正して目立たなくしてくれた上で似合うスタイルにしてくれる、というのが世の中の女性が1番願っていることなんじゃないかな、と私調べで思う。
ただこれも100%補正するのが良いかというと、良い癖は生かしてやっかいな癖は補正する、という生かしながら補正する、というところに落ち着くのではないかと。
美容師さんではないのであくまで憶測ですが。
で、ネイルの世界ではどうかと言うと、
今のところ癖は100%補正するのが美しいと思っています。
爪の癖って人と比べたりしないとあまりわかりにくいものかもしれませんが、反ってる、巻いてる、曲がってる、広がってる、誰しも左右対称のマネキンのような爪ではなく癖だらけなんです。
この辺はネイルのコンテストに出ることで爪の癖と嫌という程向き合った結果、よりそういう視点で爪を見るようになったんだと思います。
常に癖を補正することに意識を置いているネイリストはやはり仕上がりも一段上な気がします。(上から目線失礼っ)
逆に言うとハッと目を引く美しいネイルには必ず補正がなされている、とも言えます。
マニキュアでは補正がほぼできないので、マニキュアは自然な爪の美しさを楽しみ、
ジェルネイルはせっかく補正ができる要素があるので、作りながら補正をしていき完璧な美しさを求める。
誤差を除いて適正な値を求める
今日も明日もこの小さなキャンパスの中の0.0何ミリの誤差を埋めていくとこに情熱を燃やすのです。
補正という概念はどこまでも奥深い。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?