2017年によく聴いたアーティスト② ドレスコーズ


元 毛皮のマリーズVo.である志磨遼平のソロプロジェクト。

去年の後半、"溺れるナイフ"という映画に志磨遼平が出演・主題歌を担当していたことから、ドレスコーズという新しいバンドをやっていることを知った。

曲の製作スタイルに賛否、声は好みがあるのかもしれないが個人的にはめちゃくちゃ好き。すばらしい表現者だと思う。

結成当初のバンドスタイルの曲もいいし(当初は4人組バンドとして活動)、その後1人になってからのものも良い。

新しいアルバムは集めたメンバーが豪華すぎて、演奏だけで聞き応え十分で濃い。上の動画の曲とはまた違う印象を持つのではないだろうか。

ギターはPOLYSICSのハヤシ氏、ベースは元ZAZEN BOYSの吉田一郎氏、ドラムはskillkillsのリズムキルス氏。ドラムの方は始めてこのアルバムで知ったのだけど、めちゃくちゃかっこいいです。皆さん演奏にとても個性があって、そんな方々がサポートすることでどんな音源になるのか。結果各プレーヤーの色がものすごく出ていてかっこいいのだけれど、そこに埋もれない声と歌詞。何より濃い志磨遼平の存在感が際立つ形になっている。

一番の魅力はLiveでのパフォーマンス、存在感だと思う。また、一人になった後のLive構成も面白い。対バンのメンバーがそのままバックバンドとなる取組をしている。

たとえばドレスコーズの曲をOKAMOTO'Sが演奏したら、、ということを実際に体験できるのだ。これは新しい試み。自分の好きなミュージシャンが他のバンドの曲を演奏するのを聴く機会ってなかなかない。好きなバンドの曲がアレンジされていくのも面白いが、それを好きな人がアレンジする、というのは中々魅力的。今後も色んな人達とバンドを組んで欲しい。

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