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PHPカンファレンス香川2024に企業スポンサーとして参加して HMD を被せまくった。

株式会社 STYLY で Web フロントエンドエンジニアをしている Shilaca です。
2024 年 5 月 11 日 に香川県高松市の披雲閣で行われた PHP カンファレンス香川に弊社 STYLY は企業スポンサーとして参加しました。

PHPカンファレンス香川とは
PHPカンファレンス香川は、PHPを中心としたWeb技術に関するカンファレンスです。
PHPユーザーやPHPに興味がある、あるいはWeb技術全般に興味がある方々が集まり、 さまざまなトークセッションや交流を行うイベントを目指しています。

PHPカンファレンス香川2024

STYLY のスポンサーブースでは複数の HMD (Apple Vision Pro, PICO4E) を使ったデモや技術小冊子の配布を行いました。
当日はおよそ 60 人くらいの方にデモを体験いただき 70 人くらいの方に小冊子を配布することができ、おおむね事前の予想通りの進行と結果を得ることができました。

和室に並ぶ Apple Vision Pro と PICO4E と STYLY TECH BOOK

この記事ではスポンサー展示として HMD を使ったデモをするまでに行った事前準備や当日の状況について振り返りつつ紹介したいと思います!


STYLY とは

本題に入る前に軽く STYLY の紹介をさせてください!
会社紹介は会社のサイトにお任せするとして、、、

STYLY についてすごく簡単に説明すると、STYLY とは VR や AR 作品を誰でも簡単に作成・体験できるプラットフォームです。

前日祭の日に今回のカンファレンス会場を Scaniverse でスキャンし、そのデータを STYLY にアップロードしたシーンを作成してみたので是非見てみてください!スキャンデータを俯瞰で眺めるだけでなく、実際の目線で見ることもできます!

最近はアプリを使うとスマートフォン1つで簡単に3Dスキャンできるようになってきました。カッコいいアート作品も素敵ですが、センスが必要でなかなか作るのは難しい。。しかしこういった旅先の空間をスキャンしてちょっと文字を置くだけでもなかなか趣のあるシーンが作れます!
STYLY は誰でも無料で使えるので良かったら皆さんも気軽にアップロードしてシェアしてみてください!


ここまでの紹介でなぜ PHP カンファレンスにスポンサー参加を?と疑問に思われる方もいるかもしれません。
それはズバリ、STYLY のサーバーサイドは PHP で書かれているからです!
そして STYLY では開発メンバー絶賛募集中です!カジュアル面談も行っているので少しでも興味のある方はこちらからどうぞ!

デモ展示を行うまでの事前準備

ここから本題です!
カンファレンスにスポンサー企業として参加するにあたり、企業ブースで何を行うのか、何が必要かなど考える必要があります。
私が企業スポンサーとして参加するのは初めてであること、スポンサーブースで HMD を使ったデモを行うことは決まっていましたが、参加メンバーのほとんどがデモ対応未経験であったこともあり入念に準備を行いカンファレンスに挑みました。

HMDを使ったデモスキル習得編

STYLY では STYLY の紹介として会社へ見学に来てくれた方に HMD(PICO4) を被せ、STYLY のセッション機能を使ったデモを行うことがあります。

STYLY のセッション機能について
STYLY のセッション機能を利用することで、「ホスト」が案内人となって、複数人数で同じシーンに入って、体験することができます。
複数のシーンをセッション情報に登録することで、シーンを切替えながら巡っていくことができます。

STYLYセッション機能 マニュアル 概要編 | STYLY

今回カンファレンスに参加するメンバーは開発部のメンバーで私も含めこのデモの対応をほとんどしたことがありませんでした。流石にぶっつけ本番はまずいということで何回か練習を挟むことにしました。

誰もデモが出来ない!?参加メンバーが何とかデモ出来るようになるまで!

まずはデモ経験のあるメンバーにレクチャーしてもらう会を設けました。
そして驚くことにデモのやり方はまさかの口伝!ついでに会社のドキュメントにマニュアルを作成しました。

デモのやり方を覚えたところで、いざ実践です。

実践の場として LODGE XR Talk に出展しまた。XR 領域のイベントであること、参加者も XR に関心のある方が多いのでデモがしやすいのではないかという狙いもありました。

LODGE XR Talk とは
オープンコラボレーションハブLODGEが主催する、「XR」がテーマのトーク & 体験イベント「LODGE XR Talk」。
毎月ごとのXRトレンドのご紹介するトークセッションとトーク後には、XR機器・コンテンツの体験会も開催します。XRの最新トピックを「知る」・「体験する」ことができるイベントです。

【XRトレンドウォッチ&体験会! 】LODGE XR Talk Vol.13 | Peatix

この回ではデモの実践の他に必要機材のチェックを行いました。
そして STYLY の開発部としては初めての Apple Vision Pro を用いたデモも行いました。

PICO4 を用いたデモは何とか想定通りに回すことができました。
しかし Apple Vision Pro の方は最新デバイスであること、イベント時点ではまだ日本では手に入れることができないこともあり、かなり長蛇の列ができてしまいました。これについては運営の方の機転もあり整理券を配ることで列を解消しました。

Apple Vision Pro 体験待ちの列

このイベントではデモの実践の他に整理券が必要であるという知見を得ることができました。また、なんとなくあればで用意していただいたディスプレイに Apple Vision Pro の映像を画面共有で映していたのですが、これが参加待ちの方に結構うけており、尚且つ、客観的にディスプレイで見ることと実際に被ってみることの違いも体感していただいたようで、好感触を得られたため、ディスプレイがあれば Apple Vision Pro の映像を映そうと決めました。

早速メンバーに整理券のシステムについて調べてもらい MATENE というサービスを使用することにしました。

MATENE は無料で使えること、整理券として印刷できるページを用意してくれていること、スマートフォンから現在何番まで進んでいるのかユーザー側から確認できることからこのサービスを採用することにしました。

この整理券のシステムの検証を行うため再度 LODGE XR Talk に出展しました。その他にも Apple Vision Pro のデモを前回行わなかったメンバーで行うという目的もありました。

無事整理券の検証や Apple Vision Pro のデモの実践を終えることができました。

展示内容決定編

デモは Apple Vision Pro, PICO4 どちらもそれなりのスペースが必要になります、それぞれのデモスペースをどう配置すべきか事前に仮でレイアウトを組むことにしました。

とりあえず 10 畳くらいあること、ディスプレイがあること、長机が2つあることがわかっていたので、それを想定して作成したレイアウトがこちら。

デモブース仮レイアウト

スポンサーブースはスピーカーセッションの各会場をつなく経路上にあるとが事前にわかっていました。そこで目玉である Apple Vision Pro のデモ内容が通る人に見えるように通路側にディスプレイを置くようにレイアウトしました。それをもとに PICO 4 のデモエリアを決定し、それぞれが衝突しないように、またブースに興味を持ってくれた方がデモ対応中でも話しかけられるように意識しました(STUDIOデモエリアは人手不足により消えてなくなりました)。

電源の位置などがわからなかったのでここらへんにあるだろうというと想定しながら組み、違ったら違ったであとは現地にいる自分たちに任せた!という気持ちで挑みました。
当日私は別件で遅れて設営に挑んだのですが、到着した頃にはほぼ完成しており、どうやらこの仮レイアウトが役に立ったようで、作っている時は全部感でやってるけど役に立つんかこれ?と思いながら作っていたので報われました。どんな些細なものでも事前準備は大切ですね。

機材搬入編

必要な機材を現地に届ける必要があります。各種 HMD は必須として他に何が必要なのか LODGE XR Talk での経験及び仮レイアウトをもとに書き出しました。

最初の案では Apple Vision  Pro を1台、PICO 4 を8台持っていく想定で進めていましたが、LODGE XR Talk での経験上 Apple Vision Pro の方が圧倒的に人気で体験したい方が多いのではないかという推測がありました。また
デモに使用する機材をなんとか現地に届ける必要があります。

機材の搬送方法として宅急便で配送する or 手で持っていくの2パターンが存在しました。ここで Apple Vision Pro は万が一でも壊れると困るので手で持っていくことにしました。

残りは PICO4 です、8台持っていく場合は郵送確定だったのですが、そもそも8台も必要なのか?という疑問があります。
STYLY のセッション機能は複数人で体験することができます、そのため、4つで1セットに分けて(使っていないセットは充電する)最大3人同時に体験できるように考えていました。ただ、カンファレンスに参加する方がそもそも3人も固まって移動するのか?1人で回る方の方が多いのではないか?その場合8台は多すぎるということで PICO4 の台数を4台まで減らすことにしました。
東京からの参加メンバーは3人で、Apple Vision Pro も合わせて一人2台ずつ持っていけば全て手持ちで運べそうだったのでその台数に確定することにしました。

実際は参加メンバーが1人急遽減ってしまったので、デバイスやその他モバイルバッテリーなどを2人で運びそれ以外をもう一人で運んでいくという形になりました。
完全に宅急便の手段を消していて、梱包材などを用意していなかったので急遽宅急便に切り替える手段を取れなかったのは反省点です。最後まで気を抜いてはいけませんね

当日のタイムテーブル編

当初の参加メンバー数は5人でした、そのうち1人は登壇者でしたのでデモは基本4人で回し、デモをしていないメンバーは説明役に回るという想定をしていました。
しかし、急遽参加メンバーが1人減ってしまい、4人で対応することになりましたので、仕方なく参加者全員デモ対応することになりました。
単純に考えるとそれぞれのデモ対応に2人デモ外の説明に1人の計3人ブースにいる必要があります。あれ、休む時間なくね・・・?

気を取り直してとりあえず、Apple Vision Pro の体験時間間隔で区切り、デバイスの稼働(充電)時間をベースにタイムテーブルを作りました。

デモのタイムテーブル

LODGE XR Talk での経験でデバイスの連続稼働時間は1時間半であることがわかっていました、そのため基本1時間ごとにデバイスを交代する運用にしようとしていました。とはいえ、Apple Vision Pro の体験人数は最大化したいという思いがありましたので、お昼は2台稼働など調整を入れています。
この場合、充電が本当にギリギリで、1時間では到底フル充電できないことは想像に難くなかったので、モバイルバッテリーを4台ほど用意ました。

Apple Vision Pro 対応の割り振りはメンバーが聞きに行きたいセッションを加味して被らないように行いました。
PICO4と説明役はどうなったか?んー厳密に割り振るのは大変難しい・・・まぁ当日のノリでなんとかなるでしょう!!(ここまで来て投げやり)

来たるカンファレンス

前日祭

やってきました、前日祭。
東京から参加するメンバーが多く、設営にもそれほど時間はかからないだろうということで、14時に現地披雲閣に集合しました(移動中の写真とか取っておけば良かった)。

設営を終え、一鶴の鶏肉を食べ、高松駅周辺を散策し、この日を終えます・・・(普段写真を撮る習慣がなさ過ぎて全然写真撮ってない、次回どこか行くときはこまめに撮ろうと決心しました)。

雑スキャンした STYLY TECH BOOK を雑に gif にしたもの
(ガビガビ無限ループ gif animation っていいよね。)

当日

なんとか Apple Vision Pro のデモはタイムテーブル通りに進めることができ、PICO4 のデモも無事乗り切ることができました。終盤は想定通り端末の充電が足りなくなっていたので、モバイルバッテリーを多めに持って行ったのは正解でした。

HMD を使ったデモは HMD を被ったことがない方が多く新鮮な反応を得られてとても良かったです。中には STYLY を使ってコンテンツを作ってみますという方もいてとても嬉しかったです。

一つ想定外だったのが、お昼のスピーカーセッションが無い時間帯が一番混むかなぁと予想していたのですが、実際には大きなセッションが終わった直後に一番人が来ました。スポンサーブースの位置を Ask the Speaker までの移動経路に設置していただいたことが大きな要因かなと思います(感謝)。

案の定当日は余裕がなくて全然写真が撮れませんでした。。が、 Apple Vision Pro と小冊子の STYLY TECH BOOK が好評だったようなのでOKです!
ゲットしてたよ報告だけでもいいので #STYLY_TECH_BOOK をつけて X 等でつぶやくと中の人たちが喜びます!!((デモの感想とかも #STYLY を付けてつぶやいてくれてもいいんだよ??

後日反省会

カンファレンスから数日後 KPT を用いた振り返りを行いました。

KPT の様子

デモや小冊子の反応が良かったこと、大体読み通りに事が進んだこと、事前準備のおかげで設営~撤収までスムーズに行けたことが良い点として挙げられました。
しかし Apple Vision Pro の反応は良かったものの STYLY の良さを伝えられたかどうか、必要人数がギリギリだったので休憩が取れなかったことなどが課題として挙げられ今後のやり方について考える良い機会になりました。

今回はブース対応で手いっぱいでセッションをあまり回れなかったのが少し残念です。皆さんのレポ記事で概要を知る日々。次回こういったカンファレンスに参加する機会があったらもっと余裕を持たせ、カンファレンスを十二分に楽しみたいです。

宣伝:STYLY では開発メンバー絶賛募集中!

再度の宣伝になりますが、STYLY では開発メンバー絶賛募集中です!
STYLY の開発部ではスクラムを用いた1週間スプリントによる開発を行っており、毎週この記事で紹介したような KPT を用いた振り返りを行っています。本記事の内容はスプリントのそれとはちょっと違いますが、少しでも雰囲気が伝われば幸いです。
今回のカンファレンスをきっかけに STYLY や XR に興味を持たれた方、ぜひカジュアル面談からでも応募してみてください!

おまけ

ここからは香川観光お楽しみゾーン

香川は高松駅、周辺散策

前日祭の夜にせっかくなので高松駅周辺を散策しました。(おかげで足の疲れが抜けきれずカンファレンス当日キツかったのは内緒

一鶴で鶏肉を食べた後、せっかくなので瀬戸内海の海辺見てみたいなーと歩き始めました(波の音とか好きなんですよね)。

まずはコチラ!

高松中央商店街

謎のドーム。外から見たときになんか町中にドームがあるなと思っていたら、商店街でした。このドームもそうなのですが、商店街全体の天井が高く通路も広々していて、今まで商店街といえばお店が密集している印象を持っていたので不思議な感覚になりました。何よりこの商店街広すぎる!!(ググってみたら 2.7 km もあるらしい、スゴイ。)

商店街を抜け海を目指すべくずんずん進んでいると、こんなスポットがありました。

バラ園

突然の薔薇!規模としては大きいとは言えないのですが、まさかバラ園があるとは思ってもなかったのでプチサプライズでした。夕暮れな空も相まっていい感じ、青空でみるバラ園もよさそう・・・

バラ園の薔薇 アップ

海岸についたころ、ちょうど夕日が沈むタイミングでした。

瀬戸内海と謎オブジェと沈む夕日

なんか穴の開いた謎オブジェがあったので沈む夕日を入れてみた(写真の良し悪しはわからん)。
その場にいる人みんなが写真撮ってました。真っ赤できれいな夕日と、写真では伝えられていないけど夕日の色が反射して不思議な色になっている海、良き。

日が完全に沈んだ後に何かあるかなと海岸をぶらぶら歩いているとガラスの灯台なるものがあるという看板を見つけてしまいました。
ガラス?灯台?気になる、行かねば!

これがなかなか遠かった。改めてマップで見ると海に浮いているようにしか見えない。

灯台にピンをさしているマップ

遠くから見える灯台は明りはともっておらず、ただのオブジェなのかな?と思っていたのですが、歩いているうちに時間になったのか明りがともりました!それがコチラ

せとしるべ

上の部分だけ光るのかと思いきや柱?の部分も光るようですね、静かな波の音の中にたたずむ真っ赤な灯台・・・
夕日に続いて灯台の明り、、良い。

波の音も楽しんだ
よし、帰るか。


個人的おいしかったうどん3選

香川といえばやっぱうどん!最後はうどんで締めくくります。
どのうどんもおいしかったのですが私が食べたうどんの中でおいしかった3つを紹介したいと思います


快食やまびこ号:きつねうどん

カンファレンス会場で振る舞われていたうどんです!
痛恨の写真撮り忘れ、、まぁほかの参加者の方がたくさんあげてくれているでしょう・・・

私はきつねトッピングでいただきました。疲れた体に染み渡るお出汁がとてもおいしかったです。お出汁は優しい味で、きつねは少ししょっぱめ。交互に食べると箸がすすむちょうどいいバランスでした!


手打ちうどん 北古馬場ごえもんうどん:カレーうどん

「手打ちうどん 北古馬場ごえもんうどん」のカレーうどん

北古馬場ごえもんうどんのカレーうどん!
トロっとしたカレーがコシのあるうどんによく絡んでおいしい!
カレーの具材は目視で確認できるのは人参と牛肉、具材はこれだけなのか、溶けているのか、、私の舌ではわからないけれど、おいしいことに間違いはない。この後食べたおでんもおいしかった。


讃岐うどん えん家:かしわ天ぶっかけ冷

「讃岐うどん えん家」のかしわ天ぶっかけ冷

えん家のかしわ天ぶっかけ!
こちらもコシの強いうどんと、なんといってもかしわ天!噛むとあふれる肉汁がつゆと合わさってとっても美味。それでいてさっぱりしているので食べやすい!


以上おまけの香川観光お楽しみゾーンでした!
香川にいた3日間ほぼうどんを食べてましたが、まったく飽きませんね。うどんすごい。

香川、島とか面白そうなスポットもたくさんあるし、まだ食べてないうどんもある、また行きたくなる素敵な場所でした。


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