外国人夫との会話から 長所と短所は裏表
「君の鼻は低いね、足は短いし。」
これは、外国人夫とお付き合いをはじめて、相手の身体的な事もわりと遠慮なく触れられる頃に言われて衝撃を受けた言葉です。
人の短所をそんなハッキリ言うなんて??
しかも2つも!!
えっ?ちょっ!ええっ??(動揺がおさまらない)
・・・私の動揺とは裏腹に、彼はとても澄んだ目で私を観察していました。
あまりに悪気がない目をしていたので
「ねぇ、今のって悪口?」と聞いたら、そんなことはないとの回答。
「雲は白いね、空は青いね、君の鼻は低いね。」
というように、見たものの感想をそのまま言っただけという様子でした。
そういえば、彼は人の欠点を悪しざまに言うような人じゃないな
と思い直し
「私の鼻は低いけど、においはちゃんとわかるよ。
足も短いけど歩けるし、必要あれば走れるよ。」と返すと
「コンパクトで同機能なら、次世代型だねっ!」と
とびきりの笑顔が返ってきました。
今まで、自分の鼻が低いとも足が短いとも思っていなかったので
ビックリはしたものの
確かに外国人の彼にとってはそう見えるのね、彼の家族にこういう人はいないから、本当に悪気なく純粋にそう思っただけなのね、と納得しました。
。。。でもそれなら
と
彼に私のコンプレックスについて聞いてみました。
「私の唇、ぶ厚いのってどう思う?」と。
私の唇は厚く、子どもの頃に「たらこクチビル~!」とからかわれていました。
少し成長して学生になった頃には、浜崎あゆみさんや安室奈美恵さんなど
唇が薄い顔が人気でした。
美容雑誌では、唇の色をファンデーションで消して、その上に一回り小さいリップラインをかいて唇を小さく見せるメイク方法がよく紹介されていました。
私は自分の唇がもったりしていてあか抜けないと思い、ずっと恥ずかしかったのです。
でも、彼の回答は
「アンジェリーナ・ジョリーみたいですっごくいいよね!!」でした。
そ、そうか!!
そうやって良いようにとらえてもらえた事で、子どもの頃からのコンプレックスが溶けていく感じがしました。
「長所と短所は裏表で見方次第」
と言葉では聞いたことがあるものの
こうやってピンポイントで言われることは初めてでした。
ふとした会話でこういった気づきがあるのも、価値観が大きく違う人と一緒にいる楽しみの一つですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。