わかりにくい?いや、理解力不足でしょ。 210924
クリックしてご訪問いただき、ありがとうございます。このnoteは『思考は文字化すると現実化する』の著者、横川裕之の日々の気付きや頭の中身を残していくものです。なので、推敲はほとんどせず、思いついたままに書いています。
いまの自分では理解できないことを学ぶから、人は成長します。しかし、多くの場合、「理解できないのは、発信しているヤツがわかりにくいんだ!」として、相手のせいにしてしまう。いやいや…。
本を出していて、それがミリオンセラーになっているくらい売れている人が言うならまだわかります。しかし、そういうことを言う人は、まともに文章も書けない人だったりします。
古典と呼ばれる本は、非常に読みにくいものばかりです。でも、どの時代にも受け入れられてきたものだから、現代にまで残っているわけです。「これ、理解できないから放っておいていいや…」なんていう人が大勢を占めたら、その本は現代にまで引き継がれていません。
まず疑うべきは、筆者の文章力じゃなくて、自分の理解力です。そこを棚上げして、筆者の文章力にイチャモンつけるのは、自分を成長させないので、絶対に止めておいたほうがいい。
そういう理解力に欠ける人に限って、速読に取り組んでたりします。文字を早く読めるようになったとしても、そのスピードに合わせて書いてあることを理解できていなかったら、【読めていない】ことになるのです。
読めていないから、理解できていない。なので、どんなことが書いてあったの?と、聴くと、まともに答えられない。以前、アウトプットできるものがインプットできたもの、ということを書いたと思うけど、アウトプットできないインプットは、頭の中にあるゴミです。
自分の理解力を超えた本が出てきたら、その本とじっくりと向き合ったらいいのです。1日1行、1ページで充分です。速読よりも遅読です。読み切るまでに時間はかかります。でも、読み切ることが目的じゃないですよね?自分を成長させることが目的ですから、別に無理に早く読まなくてもいいし、ましてや読み切る必要もないのです。
バーベルを上げても1mmも動かなかったとしても、上げるために使われた筋肉は確実に鍛えられていますよね。それを繰り返すことによって、筋力が上がり、
やがてはバーベルも上がるようになるのです。
難しい本の理解も同じです。1行、1ページしか進まなかったとしても、バーベルの筋肉のように、徐々に徐々に理解度は鍛えられているのです。
それを信じて、日々理解力を鍛える訓練を積み重ねていきましょう。
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