想定外は想定内
明日で東日本大震災から10年が経ちます。
先月は2日に渡り、東京都主催の「令和2年度 防災コーディネーター研修 ステップアップ講座」オンライン研修に参加しました。
夜中に大きな地震が起こった直後。防災対応に追われている参加者も少なくはありませんでした。
ですので、臨場感溢れるグループワークにもなりました。
昨年、コロナのせいで中止になってしまったのですが、今年はzoomで開催。
久しぶりに「防災・減災」にどっぷり浸かって、実践的な講義とグループワークもたっぷりあって、脳みそを使いまくりました。
そして、多くの方々と繋がることができました。貴重な宝物です。
1人ではできないことができるようになる。
やっぱり、私のライフワークは防災・減災。
お世話になった方がおっしゃって下さった、私の「水」。
明日で東日本大震災から10年。
今年は、情報発信が主になると思いますが、しっかり活動していきたいと思いました。
討議型防災研修のグループワークでは、数ある防災教材の中から『災害エスノグラフィー』を行いました。これは、私にとっては初ものですが、どんな人にとっても有効だと感じたので、積極的に取り入れていこう!と思います。
これは、災害現場に居合わせた人達の体験談を読みこむことで擬似体験をし、教訓や気づきを得るものです。
正解を求めたり固定的な価値観を導くものではなく、どんな状況においても「知恵」として役立つものを身につけるためのものになります。
読解力や思考力を総動員してもらうため、考えたり言葉を大事にする習慣があまりない人にはかなり大変になりそうなので、ただの読み物として体験談を読ませるようなものにしてはいけないため、ファシリテーターとしての技量がかなり必要になってきます。
精進します!
ですが、想像すること、考えることが苦手な今の人達が、考えたり想像したりする練習にもなりそうなので、受験生にも役に立ちそうですね。
そして、世界共通の支援基準であるスフィア基準。
世の中、残念ながら誤った知識の方が広がっていく勢いが強いので、我らプロ、セミプロがしっかりと正しい知識と考え方を伝えて行かねば!と気持ち新たにしたのでした。
そのためにも、正しい防災・減災教育も必要。防災・減災は、幅広い知識や教養も必要です。
やっぱり教育は大事です。
10年前、何を見て何を思い、何を決意したか。フラッシュバックがある方は無理をせず、思い出して1つ行動してみてほしいです。