国連軍EXO部隊(仮)の各隊の目的
「人類を救う」、「新しい戦術の確立に伴う戦局の転換」という大義を掲げられて集まった兵士たちだが、所詮は多国籍軍。一枚岩ではなくそれぞれ国ごとに目的や思惑が存在する。
アザニア共和国軍
EXOとリリィとの協働戦術およびノウハウを自国に持ち帰る事。百合ヶ丘の教育システムについても研究して来るよう命じられており(主にリリィの訓練カリキュラム、一般教養や人間性の教育などについては文民の視察員を後に送り込むことになっている)、近い将来自国でもリリィとEXOとの協働戦術の実施しや国立ガーデンの設置といった目標がある。
その詳細は不明であるがアザニア大統領のレシャップはEXOを用いた世界規模の変革を目論んでおり、今回の派遣から上記の構想についてもそれが背景にあるものと考えられる。
アメリカ合衆国海兵隊
ある意味、3隊の中でももっとも純粋に研究のためにやって来たようなもの。ボウマン大尉のチームは海兵隊のEXO全面採用以前から、ONI(海軍情報局)の許可を得て、その有用性について調査していたグループであり、今回もその延長に近い。
もっとも、その背景には米国の国家戦略もある。
日本国防軍
EXOとリリィとの協働戦術構想に関心がないわけでは無いが、最も強い関心を寄せているのはEXOドクトリン先進国であるアザニアのEXO運用ノウハウ。また、同盟国である米国のEXO運用についても調査が命じられている。