HALO PMS 21st
概要
コヴナントが21世紀のマギレコ世界に攻め込んできたら?という世界線。
いくつか設定が変わっている。
種書き
コヴナント軍(パティキュラー・ジャスティス)の主攻は、安保常任理事国やアフリカなど人口の多い国と地域に集中していた。
梗概
発端
Wars,HALO:CE,2で起きたイベントが展開される
>悔恨の預言者、リパ・モラム登場
>HALO発見
>悔恨の預言者が地球に侵攻、直後にスリップスペースで逃亡し町の一角が消滅
>HALOに上陸
>フラッド解放&モニターに遭遇
>悔恨の預言者、フラッドにやられて死亡
>リパ・モラム、フォージ軍曹と戦って死亡
>フォージ軍曹、HALOを爆破して死亡
>ゼル・ヴァダム。HALO爆破の件で司令官クビ、次のアービターへ。
時期的には第2部が始まって間もない頃。
コヴナントが圧倒的な戦力――特に、軌道上からの艦砲射撃により各国の都市や重要施設が破壊されていく現状を見た、政府および与党内の議員たちは時女の里の巫の存在を思い出しそれを頼った。
>コヴナント軍(パティキュラー・ジャスティス)の主攻は、安保常任理事国やアフリカなど人口の多い国と地域に集中していた。
>時女静香の契約前だった
神子柴もさすがにいろいろマズイと思っていた矢先、顧客にしていた議員たちから依頼を受けて静香に願いをかなえさせる。静香は
『コヴナントによる地球攻撃を阻止して欲しい』と願った。
これにより、コヴナント首脳部の預言者たちが心変わり。
『地球のどこかにあるとも知れぬ遺跡を傷つけてはならぬ』と判断され、パティキュラー・ジャスティスに衛星軌道からの対地攻撃を中止する命令が出された。
効果を確認したことで、有効性がみとめられ候補者のストックを確保しておくことが神子柴に依頼された。
この変化は数日後に観測され、人類は少し有利になったように見えたが、地獄のような地上戦が各地で頻発した。
一方、神浜を始め全国の魔法少女たちもコヴナントの侵略に立ち上がる姿勢を見せた。中にはキュゥべぇの説得を受けた者もいた。
マギア・ユニオンをはじめとする神浜魔法少女たちも電波望遠鏡に集まりキュゥべぇを含めた会談を開き、人類が滅亡するのは困るので協力してこれを撃退するために立ち上がることを決めた。
一方、この侵略を受けて、太助は原作より早く姿を現す。
与党の議連代表に接触し魔法少女の真実を話す。
コヴナントの日本侵攻部隊に対し、総力を挙げて応戦する自衛隊だったが各地で深刻な損害を出し、神浜市のある関東一帯ですら航空優勢の確保に失敗し、コヴナントの降下を許していた。
日本政府に存在を認められた魔法少女たちは自衛隊、更には在日米軍とともにコヴナントを迎撃に当たった。
コヴナントに対する魔法少女の参戦は日本だけではなく、地球全土で
起きていた。
この過程で、魔法少女の仕組みやインキュベーターの存在が政府に知られ理解される。
魔女化の危険性も理解され、それを回避する浄化システムの研究を全面支援すると伝えた。
リパ・モラムは街を限定的ながら占拠する。そして預言者がシップ(アサルト空母)に乗ってやって来た。
この情報を得た国連軍は魔法少女と協力し預言者の捕獲を実行しようとする。
魔法少女と国連軍――実態は日米連合軍――の反撃を受けた預言者はリパ・モラムとともに逃走。追いかける魔法少女たち。
海上に出ると、スリップ・スペースを行い付近に居た艦艇ーー強襲揚陸艦アメリカとタイコンデロガ級イージス艦〈シャイロー〉(艦長ジェイコヴ・キース大佐)を巻き込んで転移してしまった。
預言者が魔法少女と2隻の軍艦を巻き込んで逃げ込んだのは地球のすぐそばに出現した巨大なリング”HALO”の地表だった。
知られざる大地
HALOでコヴナントと戦いながら、地球への帰還手段を探しつつこの巨大なリング状惑星の調査を行う一行。
シャイローの艦長 キーズ大佐が捕虜になってしまいこれを救出。この時、大佐はコヴナントに尋問されながらも逆に彼らから情報を引き出しておりこのHALOが強力な兵器であることが分かった。HALOに転移してしまった兵士たちと魔法少女はコヴナントがこれを手にする可能性を危惧する一方で、逆に人類がこれを奪取できれば形勢を逆転できると考え、この惑星を掌握すべく動き始める。
コントロールセンターを探す国連軍と魔法少女、しかし、魔法少女がコントロールセンターを探し当てたところで、再びキーズ艦長が何者かの襲撃を受けて行方不明に。
艦長が最後に通信を絶った施設に向かった魔法少女たちはそこでコヴナントとは異なる謎の寄生生物と遭遇する。キュゥべぇはその生物がかつて銀河で猛威を振るったフラッドと呼ばれる知的生命体の体を乗っ取り増殖する生物でおよそ10万年前に銀が全ての生物を滅ぼしかけたことを知らせる。
静香たちはコントロールセンターを抑えることになり、まどか と いろは は再び艦長の救出に向かった。
直後に出現したフラッドの大軍、魔法少女たちは応戦するがキリが無い。しかしそこへ現れた〈ギルティ・スパーク〉と名乗る空飛ぶ丸いロボットとかれが引きつれたセンティネルと呼ばれる飛行型の戦闘ロボットにより助けられる。
HALOの最後
HALOが危険なものと判明したことで、実質的な指揮官となったカッター大佐と協議した魔法少女たちはこのリングを破壊することが決定した。
その時、最悪の事実が判明。なんとフラッドがコヴナントの船をハイジャックし、このリングワールドから飛び立とうとしていた。それは、以前キース艦長がとらわれていた艦だった。しかし、ここで灯火がある作戦を提案。楚のコヴナントの動力炉を暴走させて巨大な爆弾に転用するというのだ。
脱出のめども付いていた、雫の力を借りて地球に何とか帰還した灯火はミラーズを利用して、地球への脱出経路を開いた。後は、コヴナント艦を爆破すればいいだけ。
必要な魔法少女と海兵隊から人員を選抜。この決死隊の中にはフォージ軍曹も居た。
艦を護ろうとするコヴナントとフラッドとの激しい戦闘が起きている艦周辺を突破し、艦内に侵入した いろは 達。艦内を進む途中で変わり果てたキース艦長を見つける。
彼の無念を晴らすため、動力室に到達。核融合炉の操作はキュゥべぇと 桜 が担当した。こちらの意図を察したのたらしい、エリートの戦士たちが突入してくる。
これを防ぐ魔法少女たち、フォージ軍曹は桜のすぐ近くで護衛に当たったがそこでステルスを起動したアービターに気付く。
応戦するフォージ軍曹だったが、身体能力で人間に勝るエリート族のリパに利があった。危ないところまで追いつめられる軍曹だったが、勝利を確信し油断したところで反撃。リパの首筋にナイフを刺しそしてエナジー・ソードを奪いとどめを刺した。
核融合炉を爆発させる準備が整ったと思いきや、魔法少女たちの企みを察したモニター達に邪魔される。
核融合炉を手動で破壊しなければならなくなり(核融合炉に手榴弾を投げこむ)、誰かが残らなければならない。フォージ軍曹は「君たち魔法少女はこれからの戦いに必要だ」と言い、最後の役目を引き受けた。
ミラーズにより脱出した魔法少女と米軍兵士たちは、神浜に帰還。そして、HALOで爆発が起き、巨大なリングが破壊されるのを見た。
戦後
人口の多い途上国や安保常任理事国がやられたため人類の人口は半分以下になっている。特に中国やアフリカは壊滅的。
新たにアービターに就任したゼル・ヴァダムの親地球政権は、人類への賠償の代わりとして復興支援を行ってくれたが、これでも苦しい現状は変わりなく人類は復興に務める傍ら、
HALO4
プロローグ
「聞かせてくれないか?...里見灯火君」
「知っているはずよ?」
「洗脳した」
「皆、もともと普通の女の子だよ。一から訓練して恐怖を克服させるには時間がかかるもの、だからそれを克服するすべを与えた」
「そして、死を恐れない不死身の戦士が産まれたの、彼女たちが居たからこそ、人類はコヴナントの侵略に対抗できた」
「それは君にとっての都合のいい解釈でしかない。コヴナントが現れたのはマギウスの翼が組織されドッペルと〈ウワサ〉が完成した後のことだ」
灯火は落ち着いた様子で反論した。
「人類の都市や多くの国がコヴナントに侵略され......」
「魔法少女は人類を絶滅から救う最後の希望になったんだよ」
(逃げ惑う人々、空挺降下し迫るコヴナントの前に立ちはだかる魔法少女)
「大切なのは結果だよぉ、課程に意味は無いにゃー」
「そして君の行いも正当化されるわけだ」
「.....私様の研究が全人類を救ったの!」
「自分の親友を化物にしかけた挙句、使用者が意識不明や半身不随、さらには自我を失う恐れのあるシステムを生み出したのも研究の一部か?」
「…何か言いたいの?あなたは他の情報本部の人とは違うわね。目的は何?」
灯火の質問には答えず
「記録によれば、ドッペル・ウィッチシステムは使用者への肉体と精神の負荷が激しく、また、魔法少女の中には使用中に自我を失い暴走する者もいたというが?」
「そのレポートの中には、戦術的な有用性、特に危機的状況の打開、そして魔女化を回避する上でこれ以外の有効なシステムが存在しないことや今後も改良しその安全性を高められる余地があることが記入されてたはずだよ?」
「つまり、環いろはを始めとする魔法少女及びドッペルシステムは、軍事的には有効でも魔法少女たちが市民社会で生活する上では欠陥があるのだな?」
「どうしてお姉さまの話を?.....お姉さまたちを消したいんだね」
「環いろはは死んだ」
「公式記録では行方不明のままだよ」
情報将校はせせら笑った。
「魔法少女は、不死身なんだろう?」
「魔法少女をただの物として考えるのはよしなさい。私さまの作ったドッペルウィッチ、そしてそれを使う魔法少女は人類の未来!人類の、運命よ‼侮らないで欲しいニャ。特に、いろは姉さまはね。いい?」
裏設定
空挺降下のイメージでペリカンではなく陸上自衛隊のCH 47が使われているのは単なるイメージではなく、これが21世紀の地球で起きた戦いであることを指している。
21世紀の地球を戦場にしながらも人類が何とか保っていたのは、コヴナントがお得意の軌道上からの艦砲射撃を行わなかったからだが、この理由はしばらく思いつかなかった。
が、最終的に魔法少女の願いと言うことにするれば解決であり、政府や与党内における、幾人かの時女一族について知っている政治家たちが依頼してコヴナントの指導者たちの心変わりを願ったことにすれば解決すると気づいた。
この時間軸では時女静香の契約した願いが〈コヴナント軍による軌道爆撃の阻止〉。
ちゃるの願いが〈コヴナントの教儀の嘘を暴く〉事になっている。