64式小銃:クロスオーバー・シティ(火器)


 旧式の小銃で初めて異世界との接続において発生した大次元災害とそれに伴う自衛隊の組織再編に伴い行われた装備品の刷新により退役のスピードが一層進んでいたが廃棄が進まず倉庫に残っていた。そのまま予備火器として倉庫内にて朽ち果てるかと思われていたが、銀座事件において89式の5.56mm弾の威力不足やその後の特地派遣の決定により、倉庫より引き出され最後の実戦を経験することになる。
 完全に廃棄が前提の『消耗品』として扱われており壊れても直ぐに別の物が支給される。作中では装備の刷新は海上自衛隊および航空自衛隊でも進んでおり、このため補充される小銃には海上自衛隊、航空自衛隊でも使用されていたものが混じっている。
 弾薬は旭工業の64式普通弾(減装薬)ではなく、特地の資源や原生生物の遺伝子情報を欲したアメリカ合衆国から見返りとして提供されたものを使用している。米国より提供される弾薬も勿論(もちろん)減装薬であり、旭工業よりデータを提供された米国の企業が製造している。ちなみに、特地派遣部隊には64式の他にも各種旧式火器が支給されており、M3グリースガンやBAR,M20スーパーバズーカなどもある。 

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