魔法少女リリカルなのは×レベルE
バカ王子 海鳴来襲 編
プロローグ
『現在、地球には......』のナレーション
本編
第一話『それは未知との出会いなの?』
小学校から下校中の なのは、フェイト、はやて。
途中三人は道ばたで怪我をしている金髪の青年を発見する。
怪我の具合もひどく、意識も朦朧としているらしい。慌てて救急車を呼ぼうとする なのは達だったが、その青年は目の焦点が定まらない状態ながらも止めた。
「待って、病院はダメだ.......」
なのは「でも.....怪我が......」
よく見ると、青年が身体から流している〈血〉は青かった。青年の正体がただ者ではないと悟った三人は病院には運ばず自分たちで解決することを直感的に選択した。
フェイトは保護者であるリンディに連絡、なのは はレイジングハートの機能を一部起動させて青年の応急処置。はやて は念話を使い、家に居るシャマルに連絡を取った。
その後3人は変身して青年を はやて の家に運ぶと治療をシャマルに任せる。シャマルは治療を行いつつ はやて の指示で青年の肉体を解析した。
結果、青年の肉体とDNAの構造は人類と全く異なっているという者だった。
フェイト「同じく、フェイト・T・ハラオウンです」
はやて
「八神はやて です。一応この家の主です。こっち(手で示す)家族のヴィータ、シャマル、シグナム、ザフィーラ(人間体)」
ヴィータ「おうっ!」
シャマル「どうも」
シグナム、ザフィーラ 会釈。
はやて「で、こっちの質問や、兄さん、あんたは一体何モン?」
青年「僕か.......僕は」
正体を明かす。
なのは「う、宇宙人!?」
フェイト、考え込むポーズをしながら。
「まあ、青い血を流してたし......」
はやて「しかも王子って、おまけに名前が.......」
ヴィータ「『バカ・キ・エル・ドグラ』ってどう見たって偽名っぽいぞ.....」
シグナム、シャマル、ザフィーラ。うんうん、と無言でうなずく。
ヴィータが続ける
「そもそも、宇宙人手のも怪しい。『青い血を流す生き物』なんて、他の次元世界にもいるし魔法でごまかそうと思えばできるぞ」
なのは・はやて
「(居るんだ.......)」