見出し画像

ナイマ(雄)は一人暮らし、ドロー(雄)とユス(雌)が同居する~上野動物園のマヌルネコたち、その飼育状況の変遷:2013年

(※このシリーズは主にWEBコンテンツを基に、執筆時点でわかる範囲で書いています。新たな情報が得られれば、その都度補足していきます)
(※カバー画像は2023年4月、筆者撮影のドローです)

2013年4月

まにゃもう氏のブログ記事によるとこの頃、上野動物園小獣館にて3頭一緒に展示されていた2010年5月生まれの三つ子のマヌルネコたちのうち1頭が別な部屋で展示され始める。

5月5日

上記のブログ記事においては「1頭だけで展示されているのは雌のユスではないか」と推測されていたものの、以下の投稿により「一人暮らしの個体は雄のナイマ」と判明。

また、同月時点でナイマは「ミーアキャットの向かいの展示場」にいたことが確認されている。「夜行性エリア」にはいなかった模様。

以下のブログ記事(同年7月6日付)によると、当時のナイマの部屋はドロー&ユスの隣だった模様。

2013年9月?

以下のブログ記事によると、上野動物園において「ナイトズー」が開催された模様。

ナイマに関しては普段と変わらない様子だったとみられる。
隣の部屋のドローとユスのうち、いずれかが非展示だったとのこと。

【筆者のひとこと】
・ナイマ、ドロー、ユス三きょうだいの両親であるバヤル(父)とララー(母)は2013年時点ではいずれも死亡していたので、当時上野動物園にいたマヌルネコはこの三きょうだいのみだったようです。

・ナイマが一人暮らしになった理由は「雄同士の兄弟であるナイマとドローを一緒にすると喧嘩するから」ではないかと上記2013年7月6日付のまにゃもう氏のブログ記事では推測されています。
2013年4月当時の三きょうだいはそろそろ3歳になるという年齢。
マヌルネコが性成熟を迎える「生後9~10カ月」の時期をとっくに過ぎています。なので、3歳になる雄のドローと雌のユスの同居は本来であれば好ましくないことであるはずですが・・・(上でご紹介した『くりすけさん』のツイートでも、きょうだい同士での繁殖が起きてしまうことが懸念されています)
上野動物園の小獣館には3頭のマヌルネコを適切な環境で展示するだけの十分なスペースがなかった模様です。

※こちらのtogetterまとめを参考資料とさせていただきました。


いいなと思ったら応援しよう!