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東山紀之を語るための10の要素
この文章は、2022年に、はてなブログに載せたものの再掲です。
東山紀之さんを好きになりたての2019年頭に、どのような部分に惹かれたのかを、はてなブログに記しました。「東山紀之さんを好きになって人生楽しい日記」という題名でした。
それから3年(2022年当時)。私は東山さんのファンを楽しく続けています。
今回は、東山さんについて以前より知っていることが増えたいま、改めて彼の魅力について考えました。
10の要素を引き出しそれらについて語ろうと思うので、一部分でも共感していただける部分があれば幸いです。
それぞれの項目に飛べるように目次を設けますので、気になるところだけでもぜひ!
(note追記:2023年末のディナーショーで、東山担は「ヒガ担」とご本人に命名されましたね。ファンネームとして大事に使いたいと思います)
1.声(歌声)
まずこの要素を取り出したことに意外性を感じたかたはいらっしゃいますでしょうか。
そう、私がヒガ担になったきっかけこそ、「歌声」なのです。
私は元々ジュニア黄金期世代のファン。彼らがよくカバーしていた曲を探して、少年隊の作品で初めて手に取ったCD『Again』。その東山さんのかわいらしい歌声で、新たな扉が開きました。ファン歴が浅かったころ東山さんに持っていた「お堅いレジェンド」のイメージが吹っ飛んだ形です。
それから、あらゆる年代の少年隊のCDや映像作品を集めたところ、東山さんの歌声の変遷にもまた驚きました。清涼感を保ちつつ、ときに優しく(愛と沈黙の1番Aメロ・ソロパートのような……)、ときに力強く(「back to BACK」の歌いだしの凄みの利いた声も好きです)さまざまな色がありますね。
また、「声」といえば、東山さんはナレーターも長く担当されていますね。進行役と言うと、日曜朝の番組も定番となっています。(note追記:いまや過去形涙)
その場面において、必要以上にタレント性を主張せず、なおかつ、ご自身唯一の光るものもありながら、用意された言葉を流れるように発することができるのも、また才能なのでしょうね。
2.ダンス
「少年隊はパフォーマンスのレベルが高い」ということは周知の事実ですね。メンバーそれぞれ個性があり、素晴らしい魅力をお持ちです。
そのなかでも、東山さんのダンスに着目します。
この文章を書くうえで、最近の歌唱出演である、2019年『思い出のメロディー』を観返しました。
すると、「アンダルシアに憧れて」のパフォーマンスで、ダンスという身体表現の武器に掛けた膨大な時間や努力を突き抜けるほど感じ、改めて衝撃的でした。
もちろんそれ以前の『プレゾン』などの作品内でも、東山さんのパフォーマンスの質の高さを感じることができます。
私の解釈なのですが、東山さんのダンスは、力が向かう方向がはっきりされていて、表現されていることがストレートに伝わってきます。
また、当たり前ですが、素人が同じ動きをしても別物になりますよね……。やはり日ごろの鍛錬が、難易度の高い動きをそつなく見せてくれるのだと思います。
ダンスの専門知識がない私が偉そうに語ってすみません。
(note追記:2023年末のディナーショーで観た「アンダルシア」は、彼の本気-マジ-を感じて、ステージから遠い席でも熱風が迫りくるようでした。5項目の「オーラ」でも語りますが、やはりダンスパフォーマンスにかける本気-マジ-って伝わると思います。痺れました。)
3.外見・スタイル
東山さんのお顔は綺麗です。そして、いつぞやのカウントダウンライブで事務所タレントたちと並んだときも、引けを取らないスタイルの良さを発揮しています。
突然私の個人的な話をしますが、当時80代後半の祖母とテレビに出る東山さんを見ていたときがありました。私がヒガ担であることは知られていない状態です。
在宅中テレビは常につけっぱなしの祖母ですが、現在、芸能人の話をすることはほとんどありません。と思っていた矢先、東山さんを見つけた祖母が「あの男性の名前は?」と興味を示したのです。
びっくりしながら「東山紀之さんだよ」と教えると、なにかを思い出したのか「ヒガシは脚が長い、鼻が高い」と外見を褒めちぎったのです(そのときは情報番組のご出演で、テーブルに座るお姿だったので、全身は見ていない)。
芸能界に疎いと私は思っていた、もうすぐ90歳になろうとする祖母にも、東山さんの存在と彼の外見の良さが認識されていたことに驚きました。
非オタクの家族に自担が褒められるとうれしいね、というお話でした。
4.自分を律する力の強さ
要は「ストイック」だということですね。
筋トレ等への忍耐力のエピソードは皆さんご存じだと思うので省略しますが、そのようなご様子を見ていると「基本に忠実」という言葉が浮かびます。少し逸れますが、東山さんの発言を機に知った「練習は本番のように、本番は練習のように」という言葉も。
確か『砂の器』の会見かなにかで、本人のストイックな部分について聞かれて、「自分はストイックだとは思っていない、当たり前だと思っている」と回答されていて感心しました。「超人などと表されるが、僕はそうは思っていない」などともおっしゃっていたのを読んだことがあります。
この項の2行目の文章に戻りますが、「基本」を積み重ねて、「習慣」にまで作り上げたんだな、と思うと、不精者の私でも、たとえ小さなことでも行動してみようと思えます。東山さんのそれは、あくまで「超人」基準かも知れませんが、その志は取り入れたいと思いますね。(余談ですが、携帯サイトの質問コーナーで「掃除」についても「毎日の積み重ねが大事」とおっしゃっていた記憶があります)
「担タレ」という言葉はこういうときに使える!(ファンは担当タレントに似てくる、つまり担当の習慣などを真似するようになる、の意)
5.オーラ
さて、ここでは「オーラ」という概念について触れますが、それが振る舞いや内面から醸し出されるものなのか、それともオカルティックなものなのか、分類に悩みました。ここではそれらをひっくるめて「オーラ」と表現させていただきます。
また、私は、人間の「オーラ」というものは近くで拝見することで体感するものだと思っているので(芸能人に接近し、ものすごいオーラを浴びた体験が数回あるため)、舞台上で役を演じている東山さんを遠く遠くの席で一度見ただけの私が語るのはお門違いかもしれません。
それでも、あくまで伝聞ですが、東山さんのオーラについて皆さんと共有したいお話があります。10年以上前の出来事を見つけた形なのですが、当時話題になったりしたのでしょうか……?
私の地元のテレビ局に、東山さんがローカル番組に出演するために訪れたことがありました。
それは私の地元で大きな災害があった直後で、日本中が閉塞感でいっぱいの時期。そのテレビ局の、とあるアナウンサーさんのブログには、災害の影響でご自身が体調を崩されている様子が記されていました。
すると、ブログの続きでアナウンサーさんが、回復の過程のうちのひとつとして、局内で東山さんとすれ違ったことで「あまりに端正な、身のこなし、美しさ…」を感じ、「私、元気になりました!」と思われたことを挙げていらっしゃったのです。
この記事は、現在はインターネット・アーカイブスで閲覧することができます。
体に影響が出るほどのストレスの中で、ひととすれ違うだけで元気を貰えるということは、とても尊い体験だと感じました。
闊歩する姿さえ端正で美しい。
前項にも共通することですが、東山さんの積み重ねた人生が醸し出すオーラ、なのでしょうか……。
私も一度、体感してみたいです。
(参考:2011年6月10日のアーカイブ記事です。https://web.archive.org/web/20111102193119/http://www.fct.co.jp/announce/diary/ono-t/#20110610_2428)
6.映像作品
今回の語りも、折り返しです。
東山さんと言えば、いまも続く時代劇・刑事ドラマシリーズをはじめとして、様々なジャンルの作品に出演されていますね。(note追記:2024年秋現在、こちらも過去形になってしまったのが悲しい…)
後追いの私よりも皆さんのほうが遥かにご存じだと思います。一方の私めに、ドラマのCMで東山さんを認識したときの話をさせてください。あくまでイメージの話に終始してしまいますが……。
東山さんのドラマの、私の原初の記憶は「コメディ」ジャンルなのです。
私が物心ついたころ放送されていた『喰いタン』や、それから少し経ったころのお笑いキャラ役(と定義してよろしいでしょうか)の『GM 踊れドクター』のCMが強く印象に残っています。
それゆえ、まだドラマの役柄と芸能人が地続きだった幼い私は、「ヒガシって面白いひとなんだな」と思っていました(2010年代の終わりに東山担になるまでずっとそう思っていました)。
その思いは、次項で話す「バラエティー」でのキャラクターを見たことで、ある意味間違いではなかったことがわかりましたが。
7.バラエティーでのキャラクター
東山さんは、バラエティーでめっちゃ面白いです。
これは私の贔屓目なしにそう思います……そのような場面で一緒に観ていた家族も笑ってたので!
機転の利いた発言や、オチをつける話術など。頭の回転がお早い!
これは信じるか信じないかは皆さんのご自由なのですが、東山さんは西洋占星術で占ってもコミュ力に長けているという結果が出るんですよね。裏付けになるかは判定できないのでおいといて、私が個人的に好きなバラエティーでの東山さんの発言を2つ取り上げます。
まず、令和という元号が出る直前の時期の情報番組での一幕です。
なんらかの高級な機械を取り上げたあと、東山さんが出演者の皆さんの前で「元号の予想が当たったかたには僕がこの機械をプレゼントします!」っておっしゃったんですよね。
さすがに当たらないだろ~という微笑と、もし当たったら本当に自腹を切るのか!?という一抹の希望(または勝手な不安)を感じた絶妙なジョークでした。
そしてもうひとつ。2020年末の『嵐にしやがれ最終回』でのことです。嵐と曲のパフォーマンスをしたあと、東山さんが「嵐への感謝状」を読み上げる時間がありました。
活動休止を迎える嵐への、東山さんの心のこもったお言葉の数々でしんみりした雰囲気になったところで、読み終わった東山さんが「嵐には日テ○から金一封が送られます!」(笑)
誰も傷つけないオチのつけかたが、さすがでした。(スタッフは一瞬焦ったかもしれない笑)
意図せず、どちらもお金の話になってしまった。
このほかにも、まだまだまだまだ、エピソードがあるはず!
「喋り」は、前に出る芸能人として高水準を求められるスキルですが、出始めの芸人さんがバラエティーでおろおろされているのをフォローするお姿など見ていると、長年芸能界にいらっしゃり、重ねられてきた経験やその強みを感じます。
8.少年隊での立ち位置
この項は、知識不足ですが……。
東山さんの大事な要素と言えば、少年隊でしか見せない顔だと思います。
少年隊の「末っ子」。その属性だけで可愛らしく聞こえる(実際、可愛い)。
ただ残念ながら、私は少年隊のなかの東山さんの振る舞いやメンバーとの関係性について詳しいわけではないのです……。
詳しくないけれども!この要素は絶対言及する必要がある、と、この項を設けさせていただきました……。内容がないよう
ひとつだけ知っているのは、御三方揃った番組でのメンバー同士の会話で、東山さんがビックリするほど上機嫌で大爆笑されている光景でした。あんなに無邪気な東山さんは初めて拝見しました。
魅力的な「末っ子」エピソードをご存じのかた、ぜひ教えてください。
9.事務所内の交友関係(特に、後輩たち)
東山さんの交友関係については、私はこちらも浅く触れたことしかないので、皆さんのほうがお詳しいと思います。
私は特に、自分に年代が近いと感じている、東山さんの後輩たちとのエピソードに興味があります。今回はこれらについて触れます。
まず、東山さんのファンになって情報を集め始めた矢先に驚いたのは、A.B.C-Z橋本良亮くんとのエピソードです。
スタエンタレントと関係者が集まった京都でのお食事会で東山さんに甘え、アイスをあーんしてもらった関係……。いまPCでこの文章を打っているのですが、うらやましすぎて指に力が入ってキーが潰れてしまいそうです。このような距離感の後輩は、ほかにいたのでしょうか??
また、『砂の器』がきっかけなのでしょうか(憶測が多すぎて「でしょうか」ばかり……)、元Sexy Zone中島健人くんもキーパーソンと言えますね。
最近のおふたりのエピソードだと、太秦映画村に取材に行った健人くんが事前に東山さんに連絡をされて、「困ったときは俺の名前を出していい」と助言をもらったそうですね。頼もしい!!
私のもうひとりの担当、松本潤くんとのちょっとしたエピソードもお気に入りです。嵐メンバー数人? と東山さんがハワイに滞在していたとき、マツジュンが東山さんにダイヤモンドヘッドに行くのに誘われたのですが、入口がわからず迷った挙句引き返したトホホ話。
『嵐にしやがれ』に東山さんが出演されていたときに、この話をマツジュンが愚痴っぽく暴露していましたが、嵐メンバーには東山さんの突飛な行動をネタにできるくらいの、ゆるい関係性のひとが多いと感じます。たとえば、相葉ちゃんの鉄板話→ハワイのプールに東山さんに携帯ごと落とされたこと・そして大野くんもプレゾン共演者としてネタにしていました。
ですので、東山さんと嵐の共演は見ていて楽しかったです。
10.携帯サイト連載で垣間見える価値観
この文章で最初に挙げた、ヒガ担になったときの大事な要素は「声」でしたが、そのつぎに、さらに好きになるきっかけをくれたのは「事務所公式携帯サイト」でした。
ヒガ担になる前から会員だった私は、彼に興味を持った2018年末から東山さんのコーナーに遊びに行っていました。
そこでビックリしたのが、「質問コーナー」の存在でした。当時の担当たちにはそのようなコーナーは設けられていなかったので、レジェンドがファンと交流するという場所を新鮮に感じました。私も、ドキドキしながら投稿をし始めたことを覚えています。
ちなみに、私の初めての投稿かつ初めての採用は「食事で何回噛みますか?」でした。なぜそのようなことを聞いたのか、とんと忘れましたが。
また、私の話を続けますが、東山さんには「今日の朝ごはん」という素朴な話題から「(他ジャンルの)推しの突然の卒業で、もう会えない悲しみ」という人生のどん底との向き合いかたまで、色とりどりのご回答をいただきました。圧倒的感謝……。
ファンの皆さんの質問・その回答も多角的に取り上げられていて、いつも楽しく読ませていただいています(以前、大量のアーカイブを発表されたときは読みきれなかった……それほどファンとの交流を積み重ねてこられたということ。幸せなことです)。
特に、東山さんの人生観を感じられる文章が好きです。有料サイト記事ゆえ事細かには触れることは出来ませんが、ある漫画のいち場面(と、その自己解釈)で東山さんのアドバイスと共通することがあったな、と最近思い当たったので、少し触れさせてください。
【悩みはたいてい、「努力する」か「諦める」で解決する。だけど、もうひとつの案がある。それは「そのままでいる」こと】
これが、漫画に出てくる思考法です。
それと、もうひとつ。漫画とは直接関係ないのですが、東山さんは、あるかたの人生の悩みのアドバイスとして「そのままでいる」ことを勧めていました。決して後ろ向きの意味ではなく、肯定の「そのままでいい」だったのです。
ここからは、ちょっと強めの解釈になりますが、「人間だから悩み続けることも大事」というような。
この思考法も、あとから、その漫画の台詞と共通しているな、と気づきました。
変化を促すわけでも、諦めることを諭すわけでもない、このような趣旨のご回答には当時目から鱗でした。
今回は携帯サイト内のことに触れましたが、これからも、媒体にかかわらず、東山さんが感じたこと・考えていることについ知る機会があれば良いな、と思います。
おわりに・文学フリマ東京39のお知らせ
「10の要素」は、以上になります。
こんなに長くなるとは。
各項に触れてくださったかた、最後まで読んでくださったかた、皆さまに感謝いたします……!
東山さんが筆舌に尽くしがたいほど魅力的であることは、とっっっくに周知の事実ですが、いち後追いファンの感じていることを少しでも知っていただければ、幸いです。
稚拙な文章になりましたが、東山さんのことが大好きだと言うことを、これでもか! と、力(りき)入れて書きました。
(note追記:当時の最大限知っている事実を引用させていただきましたが、さらに2年経って、文章やエピソードに自信がありません……訂正、助言などあればぜひお知らせいただけると助かります)
また、私は評論同人活動をしていて、きたる2024年12月1日(日)に東京ビッグサイトで開催される文学フリマ東京39に、芸能アイドル評論ブースで出店いたします。少年隊にまつわる本を出します!
イベント公式サイトはこちら。
https://bunfree.net/event/tokyo39/
ブース番号は【I(アイ)-57】サークル名は【花とダイヤ】と申します。
私は、少年隊プレゾンほぼ全部観るチャレンジをしており、その一部を本にしようと思います。文学フリマ東京当日までに、試し読みも兼ねてnoteにupしようと考えているので、お楽しみに!
そしてその本には、同じく少年隊が好きな同志2名にゲストに来ていただきます! おふたりともヒガ担なので、そういう愛が強い本になるかもしれません。誠意制作中!
また、前々回の文学フリマ東京で出した、旧ジャニーズ問題を東山紀之ファンとして追った本『かつての花』、メイドカフェ新規ファンレポ『アキバに帰る』もあります!
ぜひ興味を持っていただけたら嬉しいです。
ここまでお読みいただき、ほんとうにありがとうございました!!!