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【第一回】キーパーソン・バトン 鈴木直樹さん

昨今のSNS時代、自己発信も重要になり
「自分自身のポートレートが欲しい!」というニーズが高まり、
撮影会社である株式会社シキラマにも多数お声が集まるようになって参りました。

そのニーズにお応えするため、
ポートレートをはじめご自身のSNSなどでも発信できるように、
インタビューを組み込んだ企画でございます。
インタビューの最後に次のキーパーソンをご紹介いただき、
毎月連載でご紹介させて頂こうと思っております。


さて、記念すべきお一人目は
BIA公益社団法人日本ブライダル文化振興協会の常務理事、
鈴木直樹さんにご登場いただきます。
鈴木さん、よろしくお願いいたします。



プロフィール
BIA公益社団法人日本ブライダル文化振興協会
常務理事 鈴木直樹氏
※協会情報は
こちら


これまでの経歴

古賀
さて、早速ではございますが、
鈴木さんのこれまでの経歴を簡単にご説明いただけますか?

鈴木
はい、私は今3社目なのですが、1991年にリクルートに新卒入社をし、
その後50歳までリクルートに在籍していました。
リクルート歴は28年でそのうち21年はゼクシィにいて、
それ以来ブライダル業界にお世話になっているというキャリアです。
その後50歳を機にメディアハウスという営業代理店に転じて、
ゼクシィから外れてブライダル企業の手伝いをするというような役割で
責任者としてキャリアを重ね、
この2024年4月からBIAにお世話になっている、そんなキャリアです。

古賀
なるほど、ありがとうございます。
では仕事をされて何年目になるんですか?

鈴木
仕事をし始めてから34年目です。

古賀
34年間の中で一番記憶に残る仕事は何がありますか?

34年間の中で一番記憶に残る仕事

鈴木
きつかったけど達成感があったことで言うと、
ゼクシィなび(現:ゼクシィ相談カウンター)のマージン改定
の取り組みですかね。
1999年からブライダルに携わらせて頂いているんですけれど、
そのキャリアのスタートがゼクシィなびだったんですよ。
そのときって電話を使った婚礼エージェント業だったんですけど、
サービス開始から5年程経って結構実績も出てきたときに、
対価として頂いていた成約マージンの設定を
改定させて頂いたんですよね。(もちろん移行期間があります)
それだけの価値があると思ってサービスのご提供をしていたものの、
それまでは安価だったサービス対価(マージン)を
「料飲売上の5%から10%に上げさせてください」という
お願いしに行く仕事があったんですけど、
相当にお叱りを受け、激しく怒られるなど大変な仕事でした。
ただその後ほとんどのお客様はご継続契約をしていただいて、
ありがとうと言われたんですよ。なので、
やっぱり何をご提供して何を価値として見いだして頂けているのかを
きちんと考えて真摯に仕事をしていれば、
ちゃんと認めてくれる人も多いんだなっていうのを
改めて感じられた仕事だったので、それが一番記憶に残ってます。

古賀
なるほど。ちなみに当時、何社ぐらいお話をされたんですか?

鈴木
3人でこの仕事を行ったのですが、
600社ぐらいでほぼ100%の会社で怒られたイメージです。
20年前ぐらいの仕事ですかね。

古賀
なるほど。つらかったけど感謝もされて達成感もあったので
記憶に残っているということですね。ありがとうございます。

鈴木
もう二度とやりたくはないですけどね(笑)

古賀
では、今のお仕事をもう少し詳しく教えていただいていいですか?

今の仕事内容

鈴木
今は、公益社団法人日本ブライダル文化振興協会の常務理事
という役割をさせていただいております。
まだ着任して1ヶ月くらいですが、組織ミッション自体が公益なので、
事業者や業界の繁栄カスタマーに対して幸せを増やすという
両方を実現しながら、ブライダル業界が盛り上がればいいなと思ってます。
結婚式に携わる人も幸せにしたいし、
結婚式をされない方も幸せになっていただける、
そんな取り組みができれば良いなと思っています。

古賀
なるほどありがとうございます。
鈴木さんは、長くキャリア重ねて来られ、
また新たな職場でチャレンジされるということですが、
ズバリ鈴木さんにとって、仕事とは何ですか?

鈴木さんにとって、仕事とは?

鈴木
実は、若い頃はあんまり仕事したくなかったんですよ。
できたら遊んで暮らしたいというのが若い頃だったんですけど、
新卒で入った会社は全然遊ばせてくれなかったです。(笑) 
まだバブル経済の余韻もありましたし、
「24時間戦えますか」といった世界でした。
今は何ですかね、「自分が貢献することで自分が幸せを頂ける機会」で、
結構生きがいに近いかも知れないですね。
それがあるからこそ、他のことも頑張れる。
本当に軸になるようなものになってきてるんですね。

古賀
なるほど。
そんな仕事が人生の生きがいのようになってきている鈴木さんから、
まだ仕事の経験が浅い方々に、何かメッセージはありますか?

鈴木
今の若い方々っていうよりも「僕の若い頃にアドバイスしたいこと」としては、理不尽を一回許容してみよう!と思うんですよ。
特に今の方々って、皆さんすごく考えられるし頭もよかったりとかするので、理性的な判断で何かいろいろ動くと思うんですけど、
いやまず食べてみなよとか、まず飛び込んでみなよって思います。
もしそれで大ダメージ食らうこともあると思うんですけど、
意外とその先で新しい自分を見つけられたりとか、
新しいやりがいを見つけられたりとかすると思うので、
頭で考える前に、飛び込んでみることも
たまには経験して欲しいなって思ってます。

古賀
ありがとうございます。
では、今度はプライベートのお話もお伺いしたいなと思うのですが、
プライベートはいつも何されてますか?

鈴木さんのプライベートについて

鈴木
お酒飲んでますね(笑)

古賀
大体月どれぐらい飲んでますか?

鈴木
少なくても平日はほぼ毎日ですね。
仕事仲間と飲むことが多いんですよ。
だから仕事とプライベートの境目があんまりないんです。

古賀
では飲むこと以外で、
プライベートでこれを今頑張ろう!と思ってるということはありますか?

鈴木
今更ながらちょっと子育て頑張ろうと思ってまして、
上の子が25歳で下の方が15歳で今高1なんです。
上の子の子育てはほぼ「お金入れるだけでした」
みたいな感じなっちゃっていたので、
上の子は、ほぼ子育てしてないと感じています。
下の子が高1なんで、残った子育て期間は
高校3年大学4年の7年間ぐらいしかなくて、
成人までと考えたたらあと5年ぐらいしかないんですよね。
なのでちゃんと学校に対して、PTA的なことだったりとか、
ボランティア的なことはちょっと頑張ろうかなと思って結構やってます。

古賀
どうしてそれをやろうと思い始めたんですか?

鈴木
少し自由にできる時間的なものできてきたっていうのと、
仕事以外のコミュニティで一番手近だったのがそこだった、
っていうのはありますが、1回それやってみたら意外と楽しいじゃん!
という新たな気づきとか刺激をもらえた事も良かったと思います。
学校で「パパ会」っていう組織があって、
パパさんたちが集まって学校を応援することや、
教育環境を作るみたいなことをやっていて、意外と楽しいですよ。
キャリアも年齢も違うパパたちが集まって色々話してるのは。

古賀
なるほど。
子育てを改めて頑張られてる鈴木さん、家族に一言、何かいただけますか?

鈴木
改めて言うのは難しいですね。
いやもう感謝しかないですよ。これは昔と比べてかなり心がこもってます。
僕も55歳になって、社会人キャリアの最後だったりとか人生の最後みたいなことをイメージし始めるじゃないですか。
となってきたときに、
今の環境ってやっぱ当たり前じゃなかったよねみたいな部分と。
代わりがきかないねっていうのをやっぱり改めて思う。
そうすると、やっぱり今までの当たり前みたいなことが
さらに大事になったりとか、感謝を覚えるっていうのが一番だと思います。

影響を受けたもの

古賀
鈴木さんにとっての、わたしの一冊(バイブル書)はなんですか?

鈴木
「コンサルタントの秘密: 技術アドバイスの人間学」/ワインバーグ (著)
新卒の際に読んで色々考えさせられた本です。今でもたまに読み返します。

古賀
尊敬する人は誰ですか?

鈴木
稲盛和夫さんです。
盛和塾の活動、日本航空立て直し等、感銘を受けています。

古賀
おすすめの飲食店を紹介してください。

鈴木
グリルグランド(浅草)
後輩がやっている店で、気取らない洋食屋です。ビブグルマン取ってます。

古賀
ありがとうございます。
では、最後に次の方をご紹介いただきたいのですが、
どなたをご紹介していただけますか?

次回のインタビューのご紹介

鈴木
コンラッド東京の赤星さんを紹介したいと思います。

古賀
どのような方ですか?

鈴木
ワーキングマザーで、元々椿山荘にいらっしゃって、
自分でキャリアアップされつつ外資系のホテルを転じて
今は婚礼支配人ですかね。バリバリやられてる方です。

古賀
鈴木さん。ありがとうございました。
次回は、コンラッド東京の赤星さんにインタビューをさせていただきたいと思います。