FINAL FANTASY VII REBIRTH 考察とメモ【ネタバレ有/3.28追記有】
※【リバースで観測できた分の世界詳細と考察】①世界と⑤世界に追記あり
【セフィロスについて】追記あり
自分用に事実の整理と考察など。
キャラ個々に対する感想やカップリング等の話はないです。メインストーリーの都合上、エアリスとセフィロスには多く触れています。
ラスト以外にもリバースで判明した設定やこれは?と気になった箇所をまとめています。
※FF7リメイク、リバース、無印、他FF7コンピレーション作品のネタバレがあります。リバースはワールドレポート全達成済の内容を含みます。
※ヘッダー画像はゲームプレイ中のスクリーンショットを使用しています。
【リバースで観測できた分の世界詳細と考察】
まず、リバースでは選択の結果、複数の世界が生まれては消えることが判明しました。
セフィロス曰く、この星には幾層もの世界があり、生み出された世界は最終的に消え、星に帰り星の命を繋ぐシステムになっているとのこと。
消失を受け入れた世界、消失するかもしれない世界には、空に亀裂が見えるようです。
以下、リメイクとリバースで観測できた世界のまとめ。
事実と不確定な部分はしっかり書き分けているつもりですが、見落としなどがあるかもしれません。
※---------以下は考察多めの内容です。
【世界のリユニオンの影響が出ている箇所】
複数の世界が混ざり合う事象。
最終的に①世界に他の世界がリユニオンするらしいことがセフィロスのセリフから分かります。
世界リユニオンの影響、もしくは世界が新たに生まれたり消えたりする時に虹色を含んだ白い光が発生しており、直接影響を受けた者は風が吹いていたと表現しています。(周りにフィーラーがいた)
ゲームスタート前にミッドガルへたどり着いたザックス。②の世界へ移動もしくは新たに世界が発生、もしくは世界リユニオンで混ざり合った。
①世界のビッグス死亡時。②の世界へ移動。
忘らるる都到着時にセフィロスと対峙した時。
忘らるる都でセフィロスの攻撃を受け止めた時。エアリス生存世界発生。
エアリス死亡時、セフィロスが「始まるぞ」と宣言している時。
クラウドが世界を移動する時。
ザックスが世界を移動する時。
セフィロス戦でエアリスが駆けつけた時。
セフィロス戦後、祭壇で横たわるエアリスを起こすシーン
▼イレギュラー箇所?
・ザックスの回想でマリンがセフィロスについて話しているシーン。ただの回想のように思えるが、虹色の光が画面に映っている。
・虹色の光は見えないが、リバース=セフィロスと三箇所で戦うことになる際、それぞれ影響しあっているような描写。(ユフィがこいつ意外と弱ってる?と言っている)
・ティファが祭壇でエアリス生存のビジョンを見た時。虹色の光はなく、クラウドがジェノバ細胞の影響を受けている時のようなノイズ描写。
他にもあったかもしれませんがとりあえずこんな感じだったかと。
白マテリアやクラウド、ザックス、ビッグスが物理的に世界を移動していることにより、世界リユニオンでは記憶以外も混ざり合うことが示唆されています。
▼②〜⑥の世界について
③④⑤⑥の世界は選択の結果、それぞれが②世界から新しく生まれた世界だと思いますが、その全てが世界リユニオンの影響を受けてすでに混ざり合ったり離れたりしているようにも見えました。
・教会の前で悩むザックス(⑥世界)
・教会に現れたセフィロス(⑥世界)
・教会に入ってくるセフィロス(⑤世界)
②〜⑥世界では色々なことが流れとして続いているように見えますが、この三箇所が特にわかりやすかったです。
「世界は交わり また別れる そしてまた 交わる」という言葉がそのままの意味だとすると、ザックスメインで描かれているパートの世界たちは、派生世界の可能性を描くと同時に世界リユニオンの描写なのかもしれません。
【セフィロスについて】
リメイクのアルティマニアによると、ゲーム中のセフィロスは4種類に分けられます。
1〜3については無印をプレイしていれば正体がわかると思います。
問題は4の「黒マントではないがクラウド以外にもセフィロスと認識されている存在」です。
・一人称が5年前ジェノバに会う前と同じ「俺」
・リメイクラストでクラウドに共に運命に抗うように呼びかける。
・世界のリユニオンについて説明してくる。
・⑤世界から①世界に持ち込んだ白マテリアを「異物」と認識している。
・派生世界を観測可能。介入がどこまでできるかは不明(⑤世界でエアリスとクラウドを見つけた時にエアリスに話しかけているような描写がある。⑥世界や⑤世界のラストで教会にセフィロスが現れているが、4セフィロスなのかは不明)
このままいけばどの世界でもいずれ星は消える運命に至るようなので、それを阻止したいセフィロスなのは間違いないと思いますが、作中に出てくる1と4のセフィロスが紛らわしいので混乱が起こりやすいです。
おそらく、メテオをぶつけて一箇所に集まるライフストリームを自分の力として吸収したいというのは無印の時と同じだと思いますが、星一つ分の力では足りないので派生した全ての世界からライフストリームを吸収して力を得たい、あたりかなと思っています。
⑤世界の最後で教会にセフィロスが来ていたのを見ると、どの世界でもエアリスを殺してまわっていそうな気がします。エアリスのことを名前で呼ぶくらいには意識してるので(無印ではエアリスのことを名前で呼ぶ描写はなかった…はず)ホーリー発動の要で己の敵で邪魔だとはっきり意識してそうです。
そうなると新たに発生したと思われる⑦世界のエアリスはセフィロスにとってどういう認識なのかが気になります。そのあたりは流石に情報がなくて何も考察できないですね。
▼(おまけ)祝福を贈ろうという台詞
派生した世界が消えて統合されるようなシーンで、叫び声のような声がたくさん聞こえます。
セフィロスはそれを「星の喜び 星の祝福」と表していました。対してクラウドは「違う これは悲鳴だ」と言っています。
つまり、眠りの森で目覚める前にセフィロスが言っていた「祝福を贈ろう」というのは、悲鳴、悲劇、エアリスの死、ということだと思います。
ACの「絶望を贈ろうか」という有名なセリフと対比になっているので気になりました。
【黒いフィーラーと白いフィーラー】
リメイクの時と違って顔部分に光の玉がありますが、なぜそうなってるかは不明。
▼黒いフィーラー
リメイクのラストで運命の番人であるフィーラーを取り込んだセフィロスが使役している。紫色と黒の粒子のようなものを発している時がある。
▼白いフィーラー
この白フィーラーがよくわかりません。
ウェポンと一緒にいる事から星を守る存在だと思いますが、クラウドたちの邪魔もしてきます。世界を渡る時や祭壇で生存した横たわるエアリスの周りにも現れていたりします。
邪魔したり助けたりするという点では、リメイク時のフィーラーと似ています。
【黒マテリア】
FF7のキーアイテムですが、無印では実はそれ自体にはあまりストーリーがなかった黒マテリアと白マテリア。リバースで新しい設定が追加になりました。
ギ族の星が死んでこの星の一部となる。
↓
ギ族は異物でこの星に受け入れてもらえなかった。
↓
ライフストリームに拒絶され帰れないので死んだあと地上を永遠に彷徨う。
↓
その苦しみから解放されたくて癒しを求めて無垢なるマテリアに願いを祈り続けた。
↓
結果、黒マテリアが生まれる。しかしそれは星に帰れないなら星を壊すメテオを呼んで星ごと無くしてみんなで無に帰ろうというクソデカ理論だった。
↓
セトラは最初ライフストリームに帰れないギ族の悲しみに寄り添っていたが、黒マテリアを生み出したことを知ると星を守るために黒マテリアを奪い封印した(この事をギ族は「セトラはギを見捨てた。裏切った」と言っている)
ギ族がエイリアン設定になったのは驚きましたが、元々ジェノバが地球外生命体なので世界観的には不思議ではなかったです。
無垢なるマテリアと聞くと、①世界でエアリスが持ち続け、最後にクラウドへ渡った透明のマテリアが思い浮かびます。
3作目で、黒でも白でもない何か特別な新しいマテリアが生まれる伏線かもしれないですね。
【LOVELESS考察】
古代種の神殿の壁画の間、セトラたちに襲いかかる3人の男、これ叙事詩LOVELESSに出てくる3人の男では?と思いました。
ジェノバが羽の生えた女神らしき姿に変わる映像も流れます。
LOVELESSについてはCCで掘り下げがありましたが、以下はリバース情報のみでの考察になります。
もし壁画の間の3人の男がLOVELESSの3人の男だとしたら…。
3人の男=3人の友=セトラと戦っていた人間
女神=人間もしくはセトラに擬態したジェノバ
女神の贈り物=ジェノバ細胞
約束がなくても再びめぐりあえる=リユニオン
と解釈できるのではと思いました。
リバースの劇で見れる機械都市ガルディアの舞台背景も歯車が印象的で古代種の神殿を連想させます。
さらに、召喚獣バハムートはかつてセトラが信仰していた竜王を模したものであるとエネミーレポートにも書いてあるので、悪竜王はバハムートを指しているのかもしれません。
そうなるとルーザ姫はセトラに擬態したジェノバのように思えます。
LOVELESSがセトラと戦っていた人間たちが作った古典叙事詩であるならば、色々なことが繋がるのかなと思いました。
【セトラについて】
無印ではセトラはジェノバと戦い滅ぼされたとだけ説明されていましたが、リバースではジェノバとの戦いの後、セトラの力を恐れ妬んだ人間たちに虐殺されたとセトラ目線で何があったか語られました。
人間たちとの戦いにジェノバがどれだけ関与していたかどうかはわからない、とセトラたちは言っていますが確実に混ざっていたと思います。
リバースのカードゲーム「クイーンズブラッド」の元になった話もジェノバが為政者に成りかわって国を乗っ取った出来事だと思われるので、ジェノバが似たようなことを繰り返していたことが示唆されています。
また、無印では漠然としたイメージしか描かれていなかったセトラですが、リバースではどのような種族だったのかという描写が増えています。
「歴史に敬わない者たちに星を譲ることになるだろう」
「我らは奪われ 抱えきれぬ怒りと 拭いきれぬ悲しみとともに いま滅びの時を迎えようとしている」
「セトラは寛容ではない(ギ・ナタタクの台詞)」
という言葉から、無印の頃に感じていたセトラという種族の印象が変わりました。
神秘的な力を持ち、星の声を聞き星に寄り添って暮らす。セトラは負の感情よりも正の感情が強く慈しみに溢れた種族のようなイメージがありましたが、普通の人間と同じように怒りも憎しみもするということがリバースではよく描かれていたと思います。
コスタの浜辺やコスモキャニオンの星送りの儀でエアリスが打ち明けた気持ちも、そのことを描きたかったのでは?と思いました。
【3作目についての予想】
EDの様子から、3作目は混ざり合う世界の話になりそうです。
エアリス生存の世界が生まれている事から、3作目でもザックスとエアリス操作はありそうな予感。
特にザックスは自信が世界を渡り歩いた自覚があり、ビッグスから同じ体験話も聞いているので世界リユニオンに関しては今作よりもキーキャラクターになりそうですね。
世界リユニオンの仕組みについて、パーティメンバーもどこかで知ることになると思いますが、その説明役は順当にいけば本当の自分を取り戻したクラウドになると思います。
もしくは世界リユニオンの影響で生存しているザックスやエアリスの可能性も捨てきれません。②世界で起こったように、世界リユニオンの影響で①世界にこの2人の世界が混ざり合ったりはなれたりする可能性もありそうですし。②のザックスも⑦エアリスも分岐した時点ではクラウドと一緒にいた存在ですし、パラレルワールドにある全く知らない別人というわけでもないので、生存した延長線として機能しそうな気はします。
▼クラウドの認識について
クラウドはジェノバ細胞で記憶書き換えか世界リユニオンの影響か、一人だけエアリスは生きていると思っているので仲間との食い違いが不気味なことになりそうで、どんなやり取りがあるのか早く見たいです。
また、忘らるる都を旅立つ時に「クラウドが自分のことを不安に思っている事を仲間に打ち明ける」という無印にあったイベントが、クラウドが自分に疑問を持つこと自体がリバースでは描かれていないのでなくなっています。
その辺りの葛藤や不安は3作目に持ち越しでしょうか。
そうなると、大空洞でクラウドの心が壊れる時に「自分の正体を知ることに加えエアリスが死んでいることに気づく」が追加される気がします。
気づいた時に、無印の「エアリスはもうしゃべらない……〜目の奥が熱いんだ!」のあの有名なシーンが見れるのかもしれません。
エアリス死亡時に、音声はなく映像が切り替わる演出で該当するシーンはありましたが、あれでクラウドの慟哭や水葬のシーンをえがきました、とするのは作品として惜しい気がするので、リバースのストーリー進行上3作目にまわしたのかな?と思いました。
以上、メモしておきたい事や考察などをつらつらと書きましたがまた追記するかもしれません。
3作目は早くてもあと4年後でしょうか。
絶対完結を見届けたいのでスクエニさんどうか早めに発売をお願いします!!!