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【かなりのネタバレ】黄金のレガシー クリアから10日経った

今回も画像は適当に選ばせていただきました。
そして今回の記事はタダの日記で、自分用の感情のまとめみたいなものなので、推敲や読みやすく仕上げようみたいな気持ちは一切ないです。

この記事を書くにあたって、黄金のレガシー感想会をやろう!とみんなを集めてくれたあえらさん、いつも私の心の叫びを聞いてくれている「発狂」チャットのオタクAに感謝を申し上げたい。本当にありがとうございます。

ゾラージャについて

前回の記事で「ゾラージャについてもっと書いてほしかった。なぜなら何を言っても想像になってしまい、オタクの妄言でしかなくなってしまうから。」という旨を書いた。
その時はなんていうか…自分の中にいる冷笑オタクに背を狙われており、「考えすぎだって」「オタクの大言壮語乙w」みたいな心の声におびえて「正解をください!」とつい発してしまったけど、オタクAに「自分の出した答えが正解で大丈夫だ」と背中を押され、「ここに関してはそれぞれの解釈でいいんだ」と素直にいろいろ考えられるようになった。

ゾラージャについては、本当に描写が少なかったので、クリアしてからずっと彼のことばかり考えていた。
感想会で、敏い人たちが「あれ以上のことはいらなかったよ」と私に言って、改めて討滅戦でゾラージャが出てきたときの姿を見て、極周回をしてあの討滅戦の曲名を知り、「これがすべてだったんだ」と感じた。
曲名を教えてくれた友人がいた。「存在意義」だった。
言語化がかなりしにくいんだけど、ゾラージャに関してはこれ以上の描写は本当にいらなかったんだと思う。
彼は他人を理解しようとしなかったし、わたしたちも彼を理解しようとしなかった。彼もわたしたちに「理解」されるなんてとても望んでいないどころか迷惑極まりないことだと思う。吐き気を催すほどの善性。

グルージャジャの実の息子として、奇跡の子として、王位継承権第一位として、彼は孤独に悩み続け、煮詰まって、さまざまなことを試した。
王位継承に挑んだ。父親に負けた。父親を殺した。息子を作った。そしてその息子を放置した。国民を持った。そしてその国民を殺した。いろんなことをしたけど彼はすべてに納得がいっていなかったように思う。なにをしても、なにをされても埋まらない空虚。自分でもどうしたらいいかわからないコンプレックスは、プレイヤーにもわからないままでよかったと思う。

ウクラマトは「もっと兄さんのことを知ればよかった」と話していたし、プレイヤー心理としても「もっと彼の怒りを知りたかった」と思っていたけど、それをあえて「描写しない」という選択をして、彼の空虚を見せつけてくれたんだということに、後から、プレイ終了から何日も経って、やっと理解したように思う。これはかなりの英断だったと思う。描写不足と言ってしまえばそこまでだけど、ベラベラと喋られるよりずっと深みのあるキャラクターになっていると私は思った。

人の上に立つというのは孤独なことだと思う。特にトラルなんていうデカい島を一人でまとめ上げるなんてことは常人にはきっとむずかしい。
その「孤独」や「寂しさ」を共有できるウクラマトはきっといい王様になると思う。そしてそれはゾラージャにはできなかった。それは善悪のはなしではないんだ。

ゾラージャに対して「ゾラージャ兄さんもあたしたちに悩みを話してくれよ!」みたいなお説教の時間がなかったのもよかった。彼は彼、ウクラマトはウクラマト。彼には彼の正義があるし、ウクラマトにはウクラマトの思いがある。その辺のバランス感覚も良かったなと思っている。

この辺の解釈についてずっと私の気持ちを聞き続けて、傾聴、同意してくれたオタクAには心の底から感謝している。

スフェーンについて

プレイから10日くらい経ってやっといま、ヘリテージファウンドや、リビングメモリーにも足を運ぶようになった。
前回の記事ではとても向かう気になれない、とかなりネガティブなことを書いてしまった。その時の気持ちはもちろん本当の気持ちだから撤回はしないが、いまになってようやくスフェーンの葛藤やいろんな気持ちに目が向き始めた。

「理解」「許容」の旅を95までずっと続けてきた。その後とても理解できないような死生観、世界観を急にお出しされ、1プレイヤーとしてかなりの拒否反応を示してしまい、スフェーンにも「こいつなんか嫌い」と思い、その後アレクサンドリアを助けるシーンで「なんでこんなことを…」と思った。それは事実。
ただ、今すべてが終わり、ギャザクラのレベリングなんかしながら、エキルレを回ったりして、たまに100IDに当たると、スフェーンという存在をいろいろ考えたりしてしまうようになった。

スフェーンははっきり言ってしまえばプログラムであり、もうスフェーン本人ではない。国民が勝手に彼女の記憶を保存し、永久人に変えてしまった。スフェーン本人がそれを望んでいたかどうかはわたしにはわからない。でもあの世界ではまさしく「いいこと、善行」として書かれていた。
スフェーンが作中で見せる言動の矛盾や、理解できない思想を、「なんか気持ち悪い、好きにはなれない」とずっとモヤモヤしながら進めていたが、それも「スフェーン本来の人格」「プログラムとしての正しさ」みたいな揺れ動きだったのだと思うと、やっぱり今考えればスフェーンって悲しいキャラクターだなと思う。好き嫌いというか、単純に「悲しい」と思ってしまう。
いまではスフェーンのことも好きだし、スフェーン本人のことも知りたかったと思ってしまう。
あとはこれは自分の不勉強だったんだけど、リビング・メモリーでのことは「クリスタル集め」と構図が重なっており、古来からのやり方であることを教えてもらい、かなり納得がいった。これは本当に自分の不勉強だった。そういう自分が知らなかったことも教えてもらえるのが感想会のいいところだったな…

ガーネットと同じ、宝石の名前を持つ彼女のことをもう少し知りたい。どんな王女様だったのかな。

バクージャジャについて

なんだかインターネットではマイクロビキニだのなんだのと言われているが、わたしは結構本気で彼のことが好きだ。
悪ふざけでビキニの話に乗っかったりはしたが、インターネットに毒されているのではなく、「バクージャジャ」というキャラクターの造形に本気でセクシーを感じている。
これに関してもオタクAと話し合って理解を深め合ったことなんだけど、「自分にないものを持つ人外にちょっと心惹かれる」みたいなところがある。
体格も生活も私たちとまるきり違う生物から、ちょっとした「異国情緒」としてのセクシーさを感じるんだよな。それはおふざけのビキニとかではなく、「もっとこのキャラクターについて知りたいな」という本心から来ていると断言できる。

FF14の食事描写に関する記事をかなり多く見かけた。いろいろな食事シーンがあったと思う。戦勝祝賀会や、雪の家での暖かい飲み物、ゼノスとの会食、ナップルームでみんなと食べたハンバーガ―。ラストスタンド。食事というのは相手を知るのにかなり有用な手段だみたいな言説をみてかなり納得してしまった。黄金ではみんなでゆっくりご飯を食べるシーンがなかったから、小数点パッチに期待している。バクージャジャと食事をするというシチュエーションはないかもしれないけど、彼はなにが好きなのかな、どんな風に食べるのかな、という気持ちがある。

この物語は「相手を知る」というのをずっとやってきた。もちろん度のキャラクターが好きかというのは人それぞれなので、「もうバクージャジャは出てこないでほしい」という意見もあるのはわかっているけど、わたし個人のただの感想としては、「バクージャジャのことをもうちょっと知りたいな」という欲がある。


最後に

このゲームに登録した日を調べた。2014年11月6日だった。休んでいる期間ももちろん存在するから10年間ぴったりびっちりやったとは言えないけれど、休んでいる期間もFF14のことを忘れたことはなく、早く復帰したいなとずっと思っていた。
新生、蒼天、紅蓮、漆黒、暁月と進んできたときは結構「記憶を消してもう一度やりたい…」と感じることが多かったけど、黄金は「記憶があるまま、もう一度かみしめたい」という不思議なパッチだった。
いろんなゲームに対し「記憶喪失になってもう一度遊びたい」と感じるタイプなんだけど、「すべてが分かった今、もう一度最初から遊びたい」と思うタイプはかなり久しぶりで、めちゃくちゃ面白かったと断言できる。
もちろん不満点が1ミリもないかと言われればそうではなく次はこうしてほしいみたいな要望はそれぞれある。でも終わってしまって10日経ったいま、「最高のゲーム体験だった」と感じることができている。

感想会では、自分では気づかなかった視点に新たに気づいたり、自分がこうだったと話したことに対しみんなが優しく傾聴してくれ、時には反論してくれたのが本当によかった。皆さん本当にありがとうございました。
いつものチャットでは、自分の忌避なき意見を聞き入れてもらい、わかるよわかるよと同意してくれたり、時には面白おかしく、時にはしんみりと話せるのが本当によかった。いつもわたしから話しかけてばかりだけど、聞いてくれて本当にありがとなす。

また、極ヴァルガリマンダと極ゾラージャに誘ってくれたエルネストおじさんにも特に感謝している。間違いなく、この黄金のレガシーは一番遊びこんでいる。高難易度はわたしには関係ないやとほぼ手付かずだったわたしを「装備を取りたいから周回するか」と思わせてくれたこと、自信をつけてくれたことに感謝する。こんなことならアルカディア零式もOKしとけばよかったと思ってしまう。次こそ勇気を出して参加したい。
誘ってくれたエルネストさんだけではなく、サポートしてくれた人たち特にH2さんに特大の感謝をささげたい。できる!という成功体験を積ませてくれてありがとうございました。
また「手が空いてるんで一緒に周回しますよ」と言ってくれた、元FCメンバーluluさんにも感謝をしたい。
みんなに支えられてFF14やってます。ありがとう。

10日前の記事への付け足し日記みたいな感じでかなり書きなぐりで、山も落ちもありませんがこれで終了です。見てくださった方はありがとうございました。

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