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ホセさんのおせち

こんにちは 島の四季梱包の岡田依里です。

明けましておめでとうございます。
と言うには明け過ぎてますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆さま年末年始はどう過ごされましたか?
私は毎年恒例のホセさんのおせちのお手伝いです。
瀬戸内ポルボロンを「日本一、いやもしかしたらスペインの一番有名なポルボロン店のより美味しいかも!」と言って下さるスペイン人シェフ、ホセ・バラオナ・ビニュスさんのスペシャルなおせちです。


ホセさんは小笠原伯爵邸の元総料理長で、徹子の部屋にもゲストで呼ばれる有名シェフで、現在は政界の方々や芸能人が足繁く通う1日1組限定レストラン「レ・ストゥディ」で腕をふるわれています。
そのホセさんの予約限定販売のおせち120セットを桐の二段箱に詰めて送り出すというのが12月30日の仕事。
普段は冗談ばかりの陽気なホセさんも、この日ばかりはピリピリとしていて、スタッフもビクビクと厨房は極度の緊張感に包まれます。
そして夜遅くにデパートのトラックがブツを引き取りに来た頃には、皆おかしなテンションで年末の寒空の下、薄いシャツ一枚でおせちを積み込み見送る。
この美しいおせちを開けた時のお客さんの驚く顔を想像しながら・・・。
ホセさんのおせち作りのお手伝いをさせていただくと、一切の妥協をゆるさず丁寧に、そして心を込めて手作りする事の大切さが身に沁みます。
そして後片付けが終わると、ホセさんファミリーとスタッフとで、もうあまりお店の開いていない新橋に繰り出し、居酒屋でお疲れ様の乾杯。
この時の一杯目のビールがどれほど美味しく感じるかは言うまでもありません。
一年の速さに改めて驚く、年に一度の行事、私にとってはこのおせちのお手伝いがそれです。
今年も時間を大切に頑張っていきたいと思います。


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