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今生、それ着て、何を成す? 〜私を生かし、動かす服〜 #あきやさん講演会

はじめに

#あきやさん講演会  について

2024年9月7日に開かれた、ファッションスタイリスト・あきやあさみさんの講演会「“なりたい自分”でどう生きる? 服で人生を動かそう!」をオンライン視聴しました。
(👇アーカイブ販売もあります!)
https://www.gentosha.co.jp/topic/detail/031492/

3回シリーズの第3回だった今回の講演会。
第1回で「どんな自分になりたいか」、第2回で「何を着るか」が扱われ、今回はその服を着て「何をするか」にフォーカスが当てられていました。
ここ数ヶ月、「服」を決めるのがゴールではなく「それを着て何を成すか」が真の人生の課題なのだろうな、と自分なりに考えていて、それと講演会のテーマがガチッと噛み合い、視聴していて大変エキサイティングでした。

講演会を視聴したことで輪郭線を得た「ここ数ヶ月考えていたこと&試していたこと」、そこから広がった「私の人生と服のこと」を書いてみます。
なので、あきやさんの講演会の内容にはほっっっっとんど触れてません! 😂
後ろの方に少〜〜〜し出てくるから、良かったら目次から飛んで!🦘

記事のタイトルはアースミュージック&エコロジーのブランドコンセプト「あした、なに着て生きていく?」へのオマージュです。


動詞「成す」のこと

動詞のセレクトのせいでなんか大仰なタイトルになってしまいましたが……。
自分的にしっくり来るんです、「成す」。

大学時代、サークルの先輩ともうすぐ年末だねって話になって
「お前は今年何を成した!」
って冗談めかして問われたんですね。
それがめちゃくちゃ面白くて、以来気に入って、私も歳末になると他の人に問いかけています😊

尋ねられる相手としては鬱陶しい問いかけだろうなぁと思うのですけど😂、相手に尋ねているようで、その実、問うているのは自分に対してなんですよね。
私に問いかけをした先輩もそうだったんじゃないかと思います。
今年一年、どうだった? 無為に過ごしてない? まだ間に合うんじゃない?
自問自答です。

なので、「成果を出す」って意味の動詞ですけど、読んでくださる皆様は「する」と読み替えていただいて大丈夫です。
ただ、私自身が「成す」って言った方が行動のイメージが湧きやすいので「成す」を使っています。

もしかしたら私が「飼っている」動詞も、「成す」なのかもしれません🤔💭
「語る(騙る)」も捨てがたいんだけどな……

「生活」のための服

自分史上最高に似合う服を見送った

話は今春、2024年4月に遡ります。
名古屋タカシマヤでのMURRAL POP UPでオーバーオールを試着しました。

もうね、本当〜〜〜〜〜に似合ってた!!!
デザイナーのムラマツさんがいらしてた日に行けたんだけど、フィッティングルームから出てきた私を見て、ムラマツさんが息を呑んでた!
しばらく言葉を失った後、
「流石ですね……」
って言ってくれた! 初対面なのに!!!😂

はばからずに言えば、今までの人生で一番似合ってて、一番キマって見えて、一番私が素敵に見えた! 
けど、買わなかった! 
着て行く場所」「着てやること」がないから!!!😂😂

私がおしゃれをする場面は主に「お買い物に行くとき」。
けど、私のアイデンティティは「お買い物をする人」ではない。
素敵な服を着て出かけて、ストアスタッフさんたちに
「素敵です👀✨」
って言われるのは、めちゃくちゃ嬉しい!
けど、褒められるためだけに服着てるわけじゃないんですよ!!

このオールインワンを「制服」にして、毎日着るのを想像してみました。
素敵な服だから、ずっと背筋を伸ばしてないといけない。
デリケートなデザインだから、お手入れもこまめにやらなきゃいけなそう。
うぅっ、私のライフスタイルとマインドには、馴染まない気がする……!😂
毎日キメッキメで過ごしたいわけじゃないんだよなぁ……と気づいたんですね。

商品説明には「インナーレイヤードでデイリーシーンにも対応」とはあるものの、やはり「特別な日」のためにデザインされた服なのだと思います。
生地が厚手で盛夏は着られなさそうな点や、着たら絶対汗かくけどおうちでの洗濯NG(要クリーニング、自己責任で洗濯するのも無理そう)な点を考慮し、見送る決断をしました。
セールの誘惑にも抗った……! めちゃくちゃ奥歯噛んだ……!!🦷🦷

瀬戸内の島で「衣生活」を考える💭

MURRALの服がセールに入っているのを奥歯噛みながら見送ったゴールデンウィーク、私は夫の実家・広島県 因島にいました。
瀬戸内海に浮かぶ島で、ポルノグラフィティのお二人の出身地です🏝

ものすごく良いところなので、皆様にも機会があれば是非いらしていただきたいのですけれど、もうね、めっちゃのどかなの。
気候、すごく温暖! 海、いつも穏やか! 交通量、少ない!
そんな気合い入れておしゃれしてる人、いない!!
スーパーとか百均とか、老いも若きも楽で実用的な格好の人ばっか!
島内にしまむらはあります! ユニクロとワークマンは無い!

首都圏在住の自問自答ガールズ各位がオフ会したり気合いの入ったお買い物してるのをツイッター(X?)で見て、「いいな〜、羨ましいな〜、悔しいな〜😫」となり、そのフラストレーションでMURRALのオールインワンもポチりそうになりかけたのですが、私の指を止めたのもまた、因島というロケーションでした。
そんな毎日気合いを入れなくても、人は(少なくとも私は)生きていける。
(実際、義実家滞在中は、コーディネートが2パターンくらいで済みます👗👗)

街中へのお出かけ着は、もちろんまだアップデートの余地ありまくり、伸びしろありまくりだけど、とりあえず今は、気に入った素敵なものが手元に揃っている。
ストアスタッフさんたちにも「素敵です!✨」って言ってもらえてるし!!!
それなのにMURRALのオールインワンだなんだかんだと目移りしてしまう、この「満たされなさ」は何だろう、と考えたとき、
「四六時中、自分が満足できる素敵な格好で過ごしていないからでは???」
と思い至りました。

「家の外」で過ごす服はひとまず揃ってる。
アップデートの余地はあるけど、「今」じゃない。
それよりも今は、「家の中」で過ごす服を充実させていくターンでは?

「キメるための服」よりも、「楽で軽作業ができる服」、それでいて「ダサくなくテンションが下がらない⇔可愛げがあってテンションが上がる服」が今の私には必要だ、という結論に至りました。

ゴールデンウィークから帰ってきて、ファッション日記に書いた「因島生活を経て”衣生活”について考えたことまとめ」です👇

メモ欄が広い手帳を「着たもの日記」に使っているので、たまにこういう思いつきをガーッと書いてます

探すぞ暫定No.1の「作業着」

2024年2月のあきやさんの記事で、あきやさんがY'sのワンピースを部屋着&ワンマイルウエア(山本耀司氏の言葉を借りれば「労働着」)に使っていると知り、「家の中での作業着があるの、いいなぁ✨」と憧れていたんです。

あきやさんはY'sのワンピを買ったら結果的に部屋着&ワンマイルウェアになった訳で、私がいきなり作業着にするためにY'sを買うわけには行きません(笑)。
私にとっての「楽で軽作業ができ、可愛げがあってテンションが上がる服」の要件を具体化します。
どういうときに着たいか。

  1. 家の中で掃除をするとき(膝をついたりします)

  2. ちょっとコンビニやゴミ捨てに行くとき(パジャマだと恥ずかしいけどお出かけ服に着替えるほどではない)

1があるので、ズボンタイプで汚れても平気なもの、おしゃれ着の用途じゃない素材の方が良さそうです。ひとまずはお値段もお手頃なのが良いな。
2は、パジャマのまま外に出るのはためらわれるし、かといって着替えるのも億劫で、なかなか行動できない、という状況を打開したい。まさに「行動するための服」です❤️‍🔥

ヒントになったジャンパースカート

まとめメモの2行目に書いてある「meのカーキワンピ」ってのは👇のジャンパースカートのことです。
おわかりいただけますでしょうか。
いわゆる「上品カジュアル」のお出かけ着なんですが、めっちゃ楽なんです。楽だし、可愛い。

「me」っていうのはこの服を買ったセレクトショップの名前です

このワンピース自体はあくまでお出かけ着なので、これでお掃除とかはできません。
ロングスカートで作業しづらいし、私も汚したくないし。
けど、「楽で可愛い」感覚は、このジャンパースカートを参考にすれば良さそうです。

さらにこの服の良いところは「下にどんなカットソーを着てもバランスが取れるところ」。何せ、ジャンパースカートだからね!
トップスとボトムスの組み合わせに悩まなくて済むんです。

GRLのキャミサロペット

子どもっぽく見えてしまいそうなのが嫌で、これまでの人生でオールインワンというものを避けていたのですが、MURRALのものを試着したことで
「ありじゃん🤔」
と思えるようになりました。キャミタイプのオールインワン、便利じゃん。
下に着るもの次第では、オールシーズン対応できるし!
(※こんな感じで、買わなかった場合の試着も、実になるんですよね!🍎)

そして検索して見つけたのがこちら🔎
GRLのコットンリネン混キャミサロペット、¥1,599(税込) です😉
運用検証にちょうどいいお値段じゃないでしょうか!

ちょうどいい!

MURRALのオールインワンを見送ったのと引き換えに、因島滞在中にポチりました(まとめメモの下から2行目に書いてあるやつです📝)。
名古屋に帰ってすぐに受け取り。
届いたものを着たところ、胸元が直線なのが金太郎みたいで嫌だな、テンションが下がる原因になるな😞と思ったので、自分で縫い留めました🪡

よりキャミっぽく
首周りすっきり

オッケーオッケー。
可愛くなったし、下にどんなカットソー着ても使えるし、シャリッとした素材で気持ちいいし、どんなにヘビーユースしても気にならない。
ポケットも付いてるから、スマホと鍵とエコバッグくらいなら手ぶらで出掛けられる!

このお買い物はかなり「当たり」で、狙い通り、パジャマのときでもさっと着替えて、ゴミ捨てや近所への買い物に出られるようになりました。
すごく些細なことですし、服自体もいわゆる「プチプラ服」ですが、服って行動するためのもの行動を促す力があるものなんだ、と体感できる出来事でした。

外出予定のない休みの日や在宅勤務の日も一日中着ています。
普段私の服装にコメントしない夫氏にまで
「それお気に入りじゃのう(広島弁)」
と言われるくらい✌️

使って3ヶ月、流石に生地がくたびれて、毛羽立ってホコリも付きやすくなってきましたが、まぁお値段がお値段だし、黒だからそこまで気にならないし、オッケーオッケー!

Y'sのカットソーワンピース

👆のあきやさんの記事で触れられていた山本耀司氏のインタビュー本『服を作る モードを超えて』も、ゴールデンウィーク明けに読みました。
超面白かった。

言葉の力が強すぎるんですよ。

「道徳的な人よりも、不道徳な人のほうがチャーミングだよね」
「生きるということは孤独と友達になることだよね」
「ファッションというのは物書きでさえ掛けない、言葉にできないものを形にする最先端の表現だと思っています。…着ている服でその人が本物かどうかわかります。」

『服を作る モードを超えて』

ちょっと複雑な女性観も興味深かったです。
「こういう人だからああいう服を作るのか〜」という……✂️

で、ちょっと時間を置いて、夏⏳

服を売りに行ったセカストで、ブランドコーナーの天井にY'sの服が吊るされているのを目にしました。
そのときは試着をする気分ではなかったので、特に詳細は確認せず、そのアイテムが何だったのか、メンズだったのかレディスだったのかすらわからないのですが(いかんせん真っ黒だったので!)、
「セカストでもY'sの取り扱いがあるんだな🤔」

という知見を得ました。

家の中での「作業着」はGRLのオールインワンで落ち着きました。
今度は「仕事着」(私の場合は「職場に着ていく服」です)をアップデートすることをぐるぐる考えていたとき、
「Y'sのワンピで条件に合うのがあれば仕事服にしてみたいな」
と思うようになりました。
あきやさんがY'sのワンピを部屋着&ワンマイルウェアにされていることへの憧れの気持ちはずっと続いていますし、「自立しようとしている女の人たちを応援するような労働着」ってコンセプトも気になりますし!

そこでセカストオンラインを「Y's ワンピース」で検索してみたんですよ。
元値が元値なので、大体お値段5桁なんですが、1着だけ3,300円ってのがありまして。
商品画像もね、七分袖で膝丈くらいのカットソーワンピなのはわかる。
あとはわからん。質感もポケットの有無も。真っ黒だから。

そんな得体の知れない服を無為に増やすのも……とは思ったのですが、3,300円でY'sの服を所有する体験ができる……という好奇心が勝り、ポチっちゃいました💸

いやぁね、着る体験だけでプライスレス。
届いたものを着たときの私の興奮ツイ〜ト(ポスト?)をコピペします👇

人生初Y’s!
すごい、一切の装飾や加工を拒むような潔癖なフォルム。着ると「素の己」を試される心地になる厳格さ。「嘘のつけない服」だわ、これ……!

中古の通販でちょっとびっくりするくらいのお安さだったので、経験値と思って買ってみたんだけど、届いて試しに着てみただけでお値段の元取った感じがある。そのままで完璧だから、ベルトでウエストマークすると却って野暮ったくなる。けどアクセサリーやバッグと合わせると様になる。

己をブレさせることなく、他者を受け入れる服、という感じ。ポケット無いのが不便かもだけど(これは私の仕様確認不足)、バッグに活躍してもらうことにするし、ポケットがあったとしても服の形が崩れちゃうから、これが「完璧」なのだろうな。

素材も気持ちいい。レーヨン95%、ポリウレタン5%。自宅での選択可能。薄手だから一晩で乾きそう。上手く使えれば制服化できる。程よい厚さで、下着の線は拾わない。けど胸に合ってないブラカップのラインは不自然なのがわかる。着るときはちゃんと合うブラ付けた方が良さそう。嘘がつけない服……!

あと画像だと下に黒のペチコート着てるから見えないけど、両サイドにちょっと深めのスリットがあって、仕事着にするときそこがどんな見え方になるかだなー。明日いきなり職場デビューはぶっつけ本番すぎるけど、着ていきたい! 好奇心が抑えられない!!

黒が深くてきれいだから凹凸があんまり気にならないんだな。そして脱ぎたくないくらい気持ちいい(パジャマから着替えてゴミ出しに行ってそのまま着てる)

実際に着て出掛けて検証してみると、向かい風を受けたときにボディラインがくっきり出ちゃって落ち着かなかったり(あきやさん風に言うと「そわそわしちゃう」)、意外と乾きにくくて毎日着る運用は難しかったりして、「制服」にはできませんでした。
が、服に対して今まで抱いたことのない感情を抱く経験になり、服への向き合い方が一段階アップデートされた気がします。
単独で外で着ることはしていませんが、外出しない日に文字通り「部屋着」として着たり、👆に載せたジャンパースカートのインナーとして着たりしていて、良い感じに「生活」の中で活躍しています!

あっ、Y’sの実店舗に行ったことはまだありません!🫨
いつ行っても常連っぽい、通っぽいお客さんがいて怖くて……。
この秋冬こそは……と思っています!😢

JENNEのニットワンピース

突然ですが、この夏、私の手元には15,000円分の商品券がありました。

どう使うのが一番有意義かな?🤔 と考え続けた結果、Y'sのワンピースでは果たせなかった「仕事着」のアップデートに使うのが良いだろう、と思い至ります。
お出かけ着は週2日しか着ないけど、仕事着なら最大週5日着られるしね✌
今年度から業務内容が変わって客先に出掛ける機会が減ったのと、職場がカジュアル服を推進しはじめたのとで、「仕事着」の自由度も上がっていました。

Y'sのワンピースを職場に単独で着ていくことはかなわなかったけど、やっぱり一枚で着られる黒いワンピースがあると便利だなぁ。
黒、好きだし🖤 似合うし🖤🖤
さらにちゃんと物が入るポケットが付いてたら最高だね👍
そんな気持ちで、候補を探します。

そうして見つけたのが、JENNEのニットワンピースでした。
お盆明け、元値25,850円がセールになって23,265円!
商品券と楽天ポイント併用で支払金額6,765円! ワオ!!!

背中のラインが美しく出、下腹のぽっこりが消える!

さすがJENNEのお洋服、シルエットが上品! 下半身のエレガントさすごい!
自宅洗濯(手洗い🧼)可能!
そしてこれ、ポケットが結構深いんです🕳
元鈴木さんのアパレルほどではないですが、コンパクトタイプの折りたたみ傘ならすっぽり入ります。
公式さんのインスタ動画(リール)見てほしい!
荷物の量によっては「バッグ持たずに手ぶら運用」もできそうです。

さらにこれ、合わせるアイテムによって印象がガラッと変わるんです🎨

gMbDのフリルストールと合わせるとモードに
Burberryのスカーフと合わせるとエレガントに

さながらポケモンにおけるイーブイ、料理における「じゃがいもとにんじんと玉ねぎを煮たやつ」。
この服と合わせると、靴も小物も、今までと違う輝き✨を見せます。
合わせるアイテムを活かす服!

私はこれまで、お出かけ着は柄物🦚、仕事着は黒or紺無地🦢と明確に分けていたのですが、この服なら仕事着兼お出かけ着にしても良いな🧐 と考えが変わりました。
お出かけ着と仕事着で同じ服を着られたら? そう、手持ちの服が減らせます!

「人生」のための服

(ふふっ、やっとあきやさん講演会の内容に近づいてきましたよ!)

上述したような思索&トライ&エラー(=PDCA)を経て、「服」を通して、自分の「生活」との向き合い方、ひいては「人生」との向き合い方が、徐々にはっきりしてきました。

服、なぜ減らない?🤔

自問自答ファッションを実践するようになって、あきやさんが提唱する「制服化」を目指し、まずは手持ちの服を減らす試みをしています。
自問自答ファッションを知ったのは2021年秋頃で、「断服式」をやるようになったのは2022年秋頃からなので、「断服」歴はかれこれ2年ですね。

ワードローブもすっきりするし、手持ちの服も大事にしようと思えるし、何より「今の自分」と向き合う時間になり、始めて/続けていて良かったな〜と思えるイベントになっている、の、ですが。

2023年冬から、具体的な数もカウントしていまして、その変遷がこんな👇感じ。

  • 2023年

    • 12月……71着

  • 2024年

    • 1月……66着

    • 2月……66着

    • 3月……43着

    • 4月……45着

    • 5月……48着

    • 6月……52着

    • 7月……38着

    • 8月……37着

3月までは調子良く減っていたのですが、その後、じりじりペースが鈍くなってますね! 5月→6月なんか増えちゃってますね!!🤪
体感としても「50着を切ってから、苦しいな」とは思ってました。

どうしてだろう?🧐 逆に考えてみます。
「なぜ私が服を減らせないのか」ではなく、「手持ちの服が少ないおしゃれの達人は、なぜ少なくて済んでいるのか」

私が知っている「手持ちの服が少ないおしゃれの達人」は3人います。
あきやさん、バーバリーの担当スタッフ氏(出た!)、担当美容師さん。
皆さん手持ちの服は10着前後です。
あきやさんに至っては7着の境地に達しましたからね……🏔

あきやさんと担当美容師氏は、私服で働くお仕事です。
担当スタッフ氏は、仕事中は制服を着ています。
皆さん仕事着が不要、あるいは、仕事着と私服の区別がない😮

どうやら「服を着るシーン」が鍵ですね🧐🔑

服で嘘をついてきた人生

「お出かけ着」「仕事着」「家での作業着」という括りでここまで書いてきましたが、私には他にも「服を着るシーン」があります。

  1. お出かけ

  2. 仕事

  3. 家の中

  4. 夫の実家(義実家)

  5. 実家

1〜5、それぞれのシーンで着る服が異なっていて、1シーン10着とすると、10着×5シーン=50着あるわけです。
だから「50着を切ってから」が苦しかった。
細分化しすぎじゃない???
 特に3〜5!!!🤔🤔🤔

なんでそんなにシーンで着る服を分けているのか。
これはねぇ、もうわかってます。
相手によって与えたい印象が異なるからですよ!!!

2023年の12月に「服で嘘をつく」というタイトルの文章を別所で書いていました。

抜粋して引用しますね。

私服も仕事服も、意識的に「いかつく」見えるようにしている。…
単に好きだから、似合うから、というのはもちろんだが、「ナメられないため」「馴れ馴れしくされないため」の防護策でもある。…
自分の服の着こなしは好きだし、上記の意図も成功しているのだが、必然的に、私服も仕事服も、実際の私との乖離が生じる。私服では衣装持ちのクリエイティブ系職業の人間に見られる。…仕事服では、実際より「デキる人」に見えていると思う。それらは服の持つ力であるし、その力を利用することに何の後ろめたさも持つ必要はないのだが、私が「隠している」ものがあることも事実だ。
乖離の部分にあるもの、外見をいかつくすることで何を必死に隠しているのかといえば、私の中の弱さや幼さだ。

印象を操作したり、演出したり、隠したりするのに、服を使ってるんですよ!!! 
私はこれをけっこう意図的にやってきました。
それには子どもの頃や、学生時代の経験が関わっています。

子ども時代の私はボーイッシュ&アクティブな子で、カジュアルなズボンスタイルを好んでいましたが、「きちんとした場所」に行く機会もしょっちゅうあり、そこではスカートを穿き、上品に振る舞うことが求められていました。
学生時代は、柄物やインパクトの強い服をよく着ていましたが、塾講師のバイトをしていたため、バイト中はスーツでした。
周りのバイト仲間もスーツ姿と私服のギャップが大きい人たちが多く、服=「演出するもの」「隠すもの」だ、という自分の中での定義ができてしまいました。

もちろん、上にも引用した通り、それもまた「お洋服の力」ですし、お仕事やTPOによって「演出すること」「隠すこと」が求められるのは当たり前ですから、それ自体は決して悪いことではない。むしろ必要なことです。(そもそも、衣服って裸を隠してますからね👶)

けど、私はその「力」を過剰に使いすぎてんですよ!!!
そして素の自分と、お出かけするときに見せたい姿と、仕事の場で演出したいイメージと、夫の親御さんに与えたい印象と、親に見せたい「娘としての顔」がぜ〜んぶ違って乖離してんの!

そしてさらによろしくないことに、私自身が、自分のついた嘘に騙されてたんですよ!!!
そのことを自覚できたのは割と最近です。バッグ迷子に陥ったときでした。
自分で自分を騙してしまっていると、着たい服が着られないし、欲しい物が手に入れられないし、取りたい行動が取れないし、ストアスタッフさんたちも私が真に求めているものを提案できないんですよ!

そして、私の場合、自分や周囲に「嘘をつく」ことは、シーンごとに「衣装」=着る服を変えることとワンセットでした。
それを自覚できたことで、再び「断服」が捗りはじめました。
(⚠️あくまで「私の場合」です! 何着の服が必要かはライフスタイルやお仕事の内容にもよりますし、「ラガーフェルドさんタイプ」で、たくさん服があるのが適正量👌という方も、もちろんおられますからね!!)

前述した「おしゃれ達人」たちは、皆さんご自分に正直な方なんだろうな、と思います。
普段接して(接客されて)いてもそういう印象を受けますし、自分に正直な人、嘘をつかずに済んでいる人じゃないと、ワードローブを10着に絞れないのではないか、と思います。
(⚠繰り返しになりますが、「たくさん服を持っている人は嘘つき」ってことじゃないですからね!!「適正量」は人それぞれですから!)

あとね、嘘をつくってエネルギーが要るんです。
若い頃はそりゃあ、今より繊細だったし、脆かったし、親や他人と適切な距離を置けてなかったから、自分を守るためのとして、根の深い問題から目と意識を逸らすための自己暗示とか無意識化とか必要でしたよ? エネルギーも有り余ってたしね??
けど、そういうの、もう大丈夫になったと思えたし、もう若くないから(四十不惑!)、マイナスの方向にエネルギー使うよりも、前とか上とかに進むためにエネルギー回さないといけないんだわ!!🔋🌀

嘘の鎧を脱ぎ捨てて

ここで、前述した
 GRLのキャミサロペットとか
 Y'sのカットソーワンピースとか
 JENNEのニットワンピとか
…の話に戻ってくるわけですよ。長かったね!!!🐍

JENNEのニットワンピのくだりで書いた通り、職場で「もっと快適に働こうよ」みたいな感じで、客先に行かない日であれば、カジュアル服が奨励されるようになりました。
私も恐る恐る、👆に載せたカーキのジャンパースカートで出勤してみました。
別に誰も何も言わない。
「お出かけ着」と「仕事着」で、同じ服を着られるようになりました。

心情としては「私今まで、職場にはシャキッとした感じのやつ着てきてましたけど、プライベートではこんなゆるっとしたのも着ちゃうんですわ〜ハハハ」みたいな感じ。
けど意外と誰にも気にされませんでした。
(弊社の人たち、みんな人間ができてるから、何か思ってても言ってこないだけかもしれないけど!)
職場の人に対して自分を「作らなくて」良い、不思議な感覚でした。

今(2024年晩夏)は、ジャンパースカートとJENNEのワンピを交互に着て通勤しています。
お出かけの日も同じ格好をしています。

さらに言えば、👆のジャンパースカートは家でも義実家でも着ている服です。
実家には着ていったことがないですが、特に親に見とがめられるような要素もありません。次の帰省で着ていこうと思います。
じゃあ、1.お出かけ〜5.実家、全部このジャンパースカート着てけば大丈夫じゃん😮
なるほど、これが「制服化」ですか💡

「一着の服を選ぶってことは1つの生活を選ぶってことだぞ」
そう山本耀司も言っている。

やっと立ったぞスタート地点🏁

自分で自分を騙してしまっていると、着たい服が着られないし、欲しい物が手に入れられないし、取りたい行動が取れません。
逆に言えば、自分で自分に嘘をつかなくなって初めて、取りたい行動が取れる状態になるのだと思います。
自分を騙していない、嘘をついていない服を着て、さて、私は何を成すか。
やっとあきやさん講演会の本題に来たね! 長かったね!!🐍🐍

実のところ、具体的な「成すべきこと」は、はっきりとは見えていません。
わざわざここまでお読みいただいたのにすみません!!!!!
いやぁ、けど、やっとこスタート地点にたどり着いたところだからさ……🏁

講演会の中で用意された「コンセプト探しのヒント表」を使ったワークをやっても、やっぱり今のファッションコンセプトに行き着くので、恐らく方向性は間違っていないのですが……🧭
「たぶん”こっち”方面なんだろうな〜〜〜🧭」と、霧の中、もやを探っているのが現状です🌲🌲

まぁこれもたぶん、何らかの理由で直視したくないだけで、答えは既に自分の中にあるのでしょう。
腹をくくってウィッシュリストを書こうと思います🥚🥚🥚
(まだ書いてないの!?)(そうだよ〜!😂)

#コンセプト会のワーク  についても、「しきこさん会」やるとしたら恐らく「これ」なんだろうな……💭 というのはポワポワ💭とあるのですが、まだちょっと皆さんに向けてプレスリリースできるところまで形が成せていません。
続報を待たれてください📰 いや、まぁ、待っていただかなくても「勝手力」勝手にやるのですが……。

自問自答ファッションと私の3年間💌

ここからはなんだか、あきやさんへの個人的な謝辞💌みたいになっちゃうんですが……///
自問自答ファッションに出会ってからの3年間のことを書いて、この記事の締めくくりとさせてください💌

服やおしゃれはずっと好きだったのですが、ファッションを通して人生の課題や、コミュニケーションの問題が改善して、さらにその先にある自己実現の糸口も掴めるとは思っていませんでした。
ムーンプランナーさんを通して自問自答ファッションに出会ったことで、ずっと膠着して、スローペースで遅々としていた私の人生が、すごく高密度&爆速で動いています。
ファッションそのものがもっと楽しく、自信を持てるようになりましたし、一生縁がないと思っていたブランドバッグも「所有」することができました🦢

服の枚数は今日時点で29着です。
自問自答ファッションを知った頃はたぶん120着くらい、人生で一番多かったときは200着近くあったとおもうので、かなり大きな変化です。
私のライフスタイルや服を着るシーンを考えると、20着くらいが適正量かな? と思うので、これからも自問自答して見直し&アップデートを重ねていきます。

ファッションコンセプトに職業や人を表す言葉を入れ、現実社会でその職業に従事していなくても、それに沿った行動をすれば良いんだよ、というのも、目から鱗の発想でした。
私が何を成したいのか、どういうやり方でどこまで形にできるのか、まだ目鼻もわからない段階ですが、あきやさんから教えてもらった「ファッションの力」で、前や上に進んでいきます。

9月7日の講演会は、ひとつ、私にとっての自問自答ファッションの区切りとなる、今まで積み上げてきたものにいったん輪郭線が与えられて、次の段階への水先案内をしてもらえた回でした。
あきやさん、お疲れ様でした&ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!🦚

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