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エリア大会を終えて(緑おでんを王にしたい)


はじめに


はじめまして、noのノ(@ayufawakisi1025)です。

12/07(土)に行われた東京CSに参加してきました。新弾環境ということもあり、9弾で使い続けた【黒ティーチ】を持ち込むか迷いましたが、非公認はおろか、スタバにすら持ち込んだことのない【緑おでん】で望むことにしました。

周りからの「【黒ティーチ】を握れ」という圧力に屈せず、持ち込むに至った過程とエリア大会を終えての反省をつらつらと書いて行こうかなと思います。ちなみに有益なことは全く書いてないです。

広くていいね

以前にはこんな記事を書いています。無料で読めますので良ければどうぞ。



緑おでんとの出会い

あれは一年前の冬、幸運にも第一弾ロマンスドーンのパックを手に入れた筆者はニコニコしながら剥くことに。

そこで出会った赤色の背面。心の中でガッツポーズ。自然とアイツやコイツが頭にボヤつきます。

アイツやコイツ


カドショで開封をしていたため、気取られぬよう緩んだ口角を一旦戻して、いざ向き合うとき。



べべん!!



俺の直感が言っている。コイツはハズレだと…。


すぐさま壁に貼ってある買取表に目を移す。「買取1000円」の文字。横に載っている超新星たちより0が1つ少ない。これじゃ、「すき家の牛丼大盛豚汁卵セット1食分だよ」と嘆いていると大きな白カケを発見。

どうやら豚汁すらつけられないようだ。


これも何かの縁と思い、売りたい衝動を抑えてワノ国のカードプールを確認する。

普通にバクかっていうくらい強い

めちゃくちゃ強そうな奴を発見。おでん🍢界のエース大根といったところか。

が、他が弱い。それも圧倒的に、、。当時、活躍の見込みは薄く、強い侍(カード)が揃うのを待つことに



そして1年後の12月___。

【緑おでん】が求めていたカードたちが発表されました。


専用機レベルの強さ

【緑おでん】が追い求めていたものその1。それは緑5コストの強力なキャラです。どう構築をいじっても《傳ジロー》への依存度が高く、引けないと出力が大幅に落ちてしまうため、5コスト帯のアタッカーが必要でした。《スモーカー》はバニッシュだけではなく、起動メインで1ドン起こすという効果をもち、【緑おでん】との相性は抜群です。誰かこっそり胸元バニッシュしてますよと伝えてあげてください。


ありがとう2000カウンター

その2、除去耐性です。2000カウンターでありながら《メキッ》からもキャラを守れる念願の除去耐性キャラです。ティーチ対面でも勝率をぐんと上げてくれます。不利な除去対面でもコイツの枚数次第で結構やれるようになります。


一方、本命採用かと思われていたコイツらは、、

ほんとなにコレ


不採用です。圧倒的不採用。

まず、《下半身》が2000カウンターなのは素晴らしいです。しかしそれだけで、単体ではなんの役にも立たず、合体したところで誕生するのは《錦えもん》です。

コイツ

デッキの枠20%以上奪ってやることが《錦えもん》爆誕はふざけてます。《ホーディー》が爆誕するならまだ考えました。

こんな感じ


ということで《錦えもん》は一旦おいておき、優れた2000カウンターとアタッカーを手に入れたことにより、【緑おでん】研究を始動させることにしました。

10弾【緑おでん】開幕です。


マイナーリーダー【緑おでん】はやれるのか


ちょっとだけ真面目に書きます。

まず、環境で見かけないリーダー達、いわゆるマイナーリーダー達は何故マイナーなのかを考えたことはあるでしょうか?


結論から言えば弱いからですが、その弱さにもいくつかの要因はあります。


それらを区別すると、

①そもそもリーダー効果が弱く、デッキで出せる出力がカードプールに関係なく弱い
②上位互換にあたるリーダーが存在する
③リーダーが必要な強化を貰えていない
④環境がそのリーダーが活躍するのに適した環境ではない
⑤試行回数が足りず、デッキ構築の完成度が低い

といったところでしょうか。コレらの観点から本当に【緑おでん】は弱いのか検証していきます。

①リーダー効果について


【緑おでん】のリーダー効果は至ってシンプルです。それはワノ国カードを1枚捨てることで2ドンアクティブにするというものです。このリーダー効果についてドンをアクティブにするという効果そのものは強力ですが、議論すべきはそこではなく、コストとして手札を1枚きる必要がある点をどのように評価するかでしょう。

ワンピースカードとはそもそもライフ0の状態でアタックを通されたら負け=アタックを防ぐカウンター値(手札リソース)がなくなると負けなのです。【黒黄ルフィ】や【黄エネル】のように手札1枚を捨てるという行為を上位のリソース(♾️カウンター値であるライフ)への置換という点で正当化することができるリーダーであればまだしも、アクティブドン(コスト)への置換は評価が難しいところです。

実際、【赤紫ウタ】や【黄紫ロビン】のような手札を1枚切る効果をもつランプ系統のリーダーの評価はそこまで高くはありませんでした。

しかし、【緑おでん】がこの2リーダーと異なる点は得られるドンがアクティブな点です。これにより《ジンベイ》のようなカードがなくとも、中盤からの展開が可能となり、相手に圧をかけることができます。スタッツの高いキャラが場に残れば残るほどバリューを稼ぐため、比較的アタックを吸ってくれます。それにより《8キッド》と同様に手札のバリューを、結果的に上げてくれることにもつながります。

さらにドン(コスト)というリソースに着目した時、《スモーカー》と《傳ジロー》というリソース回復手段があるため、中盤の面展開はかなり容易です。

気になるであろう手札リソース切れについては《おれの侍になれ》を採用することで解決を考えましたが、想定した決着ターンを引き伸ばすのはデッキコンセプトから外れるため、前に寄せることでリソースを吐くデメリットを結果的に補うこととしました。

要約すると【緑おでん】によるコスト(ハンド1枚)は強力な展開ができればさほど気になりませんでした。

ただリーダー効果多用しすぎると、2000カウンターを吐かざるを得なくなり、細いリーサルを通されることがあるため、注意が必要です。

②他リーダーとの差別化について


このリーダーを差別化するのであれば比較すべき対象は【緑ボニー】と【赤緑スモーカー】でしょう。

【緑ボニー】はアタックを吸えるサーチキャラとリーダー効果を駆使してゲームを後ろに伸ばし、大型キャラを連打するだけでなく、超新星という緑随一のカードプールを強く使える点も強みです。緑単色リーダーは「【緑ボニー】で良くね」を突きつけられて環境からいなくなった印象です。

次に【赤緑スモーカー】です。緑屈指のパワーカード《9ゾロ》をサーチしながら《3たしぎ》で守れたり、赤の強力なイベントカウンターを使えたり、強みはありそうです。リーダー効果も【緑おでん】に似ています。しかし筆者が回した感覚としてはコレもまた「【緑ボニー】で良くね」に終着してしまいました。おそらく、そんなことはないのですがバカな筆者には画期的な【赤緑スモーカー】は生み出せませんでした。

一方、【緑おでん】というデッキは自らリソースを吐いてしまうため、ロングゲームが苦手です。そのため、使用するリソースを減らす=決着ターンを早めて息切れを起こす前に仕留めることでリーダー効果の欠点を補い、レンジの違いで【緑ボニー】との差別化を測ることにしました。

③10弾による強化

前章にも記載の通り、2種類の強化が入りました。《傳ジロー》依存だったデッキが《スモーカー》のおかげで安定感が生まれました。9弾【緑おでん】とはえらい違いです。《ヤマト》と合わせて盾を割りまくる動きも強力で、やっとまともにやれるレベルになりました。

既にカード紹介挟んでいるため、実はあまり書くことがありません。

④環境的立ち位置

10弾で追加された新規リーダーは環境に食い込む余地はあれど、新環境の中心になるであろう【黒ティーチ】と【青ドフラ】、【赤シャンクス】を同時に見ることが難しく、環境上位のリーダーのシェアに大きな影響は与えないと考えました。実際には【黄キッド】、【青黒ウソップ】、【黄緑ロー】とトナメに上がっていきましたが、【緑おでん】自身がどのリーダーにも不利をとっているとそこまで感じなかったため、あまり影響はなかったです。現状、【黒ティーチ】に有利を取れつつ、【青ドフラ】や【紫ルフィ】への相性も悪くない【緑おでん】は環境でやれる可能性は大いにあります。また10弾初期かつ、マイナーリーダーであるため、初見殺しが効く点も追い風です。

⑤デッキ及びプレイング

◾️プレイ方針
1〜3ドンターンに欲しいカードをサーチで拾いにいきながら、5〜7ドンターンあたりからキャラを相手の対応が間に合わないスピードで展開して押し切るデッキです。ギリギリのところでの受けの手段として【8キッド】と【エレクトリカルルナ】を採用しています。このデッキにはブロッカーが搭載されていませんが、問題ありません。欲しいのは1ターンで【8キッド】は処理されにくいブロッカーくらいに思ってください。


◾️緑おでんにおける面展開について
このデッキにはリーダー【緑おでん】を除き、ドンをアクティブにするカードが《スモーカー》と《傳ジロー》の2種類存在します。さらに《日和》を絡めることで1コスト分少なく《傳ジロー》や《ヤマト》、《山さん》を登場させることができるため、緑リーダーには珍しく、同一ターン中の面展開が難しくありません。

そこで頻繁に登場させる主力5コストキャラ、《日和》、《たしぎ》を絡めた面展開をマナカーブごとに紹介していきます。進行上、早期決着が殆どであるため、肝となる5〜7ドンターンの紹介です。

5ドンターン
①《日和》登場+リーダー効果+《たしぎ》登場
②《スモーカー》登場+リーダー効果+《スモーカー》効果+《たしぎ》登場

6ドンターン
①《スモーカー》登場+リーダー効果+《スモーカー》効果+《日和》登場
②《日和》登場+リーダー効果+《日和》登場
③《スモーカー》登場+《傳ジロー》アタック時効果+リーダー効果+《スモーカー》効果+5コストキャラ登場
※《傳ジロー》が既に場にいるときのみ
④《日和》登場+《傳ジロー》アタック時効果+《たしぎ》
※《傳ジロー》が既に場にいるときのみ
⑤《日和》登場+《傳ジロー》アタック時効果+リーダー効果++5コストキャラ登場
※《傳ジロー》が既に場にいるときのみ

7ドンターン
①《スモーカー》登場+《スモーカー》効果+リーダー効果+5コストキャラ登場
②《日和》登場+リーダー効果+5コストキャラ登場
③《日和》+《たしぎ》
④《スモーカー》+《たしぎ》
⑤《スモーカー》登場+《傳ジロー》アタック時効果+《スモーカー》効果+《日和》登場
※《傳ジロー》が既に場にいるときのみ
⑥《日和》登場+《傳ジロー》アタック時効果+《日和》登場
※《傳ジロー》が既に場にいるときのみ
⑦5コストキャラ登場+《傳ジロー》アタック時効果+《たしぎ》
※《傳ジロー》が既に場にいるときのみ
⑧5コストキャラ登場+《傳ジロー》アタック時効果+リーダー効果+5コストキャラ登場
※《傳ジロー》が既に場にいるときのみ
⑨5コストキャラ登場+《スモーカー》効果+リーダー効果+5コストキャラ登場
※《スモーカー》が既に場にいるときのみ
⑩《日和》登場+《スモーカー》効果+《日和》登場
※《スモーカー》が既に場にいるときのみ

などなど

ライフは《ホーディー》を絡めて何ターンで仕留めるか考慮し、問題なければ比較的アタックを通して問題ないです。パワー7000のキャラが多く、殴り返しには比較的強いため、デカく踏んでくるとき以外はしっかり守った方が得な場面が多いです。


持ち込んだリスト

こちらがエリアに持ち込んだリストになります。とにかくピカピカしてていいですね。採用理由はめんどくさいので書きません。DMで聞かれれば答えます。


エリア大会

今回、【緑おでん】で臨んだエリア大会の結果は悲惨なもので4-3ドロップでした。対面は以下の通りです。レポを書く元気はありませんでした。

黒ティーチ先⭕️
黄エネル後❌
青ハンコック後❌
紫ルフィ後⭕️
黄カルガラ先⭕️
緑黄ヤマト後⭕️
黒ティーチ後❌

4-3ドロップ

本当に有象無象の環境で対策が難しかったですが、有利な対面である【黒ティーチ】に負けしてしまった点が残念でした。しかしプレイングに反省点はあれど、練習量や己の力量を考えれば概ね満足な結果ではありました。

ただ初見殺しにいったものの、筆者も殆ど初見な対面が多く、ただのマイナーリーダーでエリアに行った人になってしまいました。

ちなみに、反省点は沢山ありましたがのそのうちの1つである、


《傳ジロー》が引けない


コレがデカかったです。

デッキの核ともいえる《傳ジロー》ですが、サーチを2種8枚入れているのにも関わらず、割と引けない試合が多くありました。

右手を光らせるために努力はするタイプなのでお参りは欠かしませんでしたが、どうやらそれより効力のあるお守りがあるようでした。

目があったね

もし【緑おでん】を使う機会があれば、前もって買っておく必要がありそうです。


話を戻しますが、翌日に出場したフラシ(シングルエリミネーション)は3-1で、ジャックは手に入れらことができたため、最低限のデッキパワーはあると思います。結果が伴わないのは扱いこなせなかった筆者の実力が原因です。

王にできなくてごめんな、、


さいごに

ここまで付き合っていただきありがとうございました。結果はあまり良いものではありませんでしたが、【緑おでん】を持ち込んだことに悔いはありません。

もしこの記事を読んだ方で【緑おでん】を王にしたいという方がいらっしゃれば、可能な限り質問等もお答えますのでDM等お待ちしております。

また、今後の執筆の励みとなりますので記事へのスキ、Twitterのフォローをしていただけると泣いて喜びます。

それでは!

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