宇久島旅行記 (5) 2022GW
前回はこちら↓
島で最も大きな砂浜、大浜海水浴場です。
ここもプライベートビーチかと思いきや、ソロキャンと思しき先客がいました。
(キャンプ場が併設されている)
大浜の全景動画はこちら
島に住んでいた頃、大浜には何度か海水浴に行ったことがあるようで写真も残っていますが、残念ながら全く見覚えありません。
しかし幼い頃の記憶はともかくとして、本当に綺麗なところですよね〜。
波打ち際に来ると海水の透明度の高さがよくわかります。
仕事忙しい時とか、この動画見て心癒されてます☺️
海の風景や波の音は郷愁を誘いますね。海上保安官という父の仕事の特性上、高校まで海の近くで育った私にとって「田舎」といえば海ですから。
これまたずっ〜と眺めていたくなりますが、午前中最後の目的地の対馬瀬灯台まではそこそこ距離があるはずなので先を急ぎます。
大浜を離れると、やはりところどころ電波が弱かったり入らない場所がありGoogleナビが不安定に。観光案内所でもらったマップを頼りに進みますが道が分岐している場所でどちらに行けば良いか分からなくなってしまいました。
こんな感じで周りは畑と草むらばかり。目印になるようなランドマークもありません。
「あらら困ったな」と思っていると、道の向こうから年配のご夫婦が歩いてこちらに向かってこられるのが見えます。
移動手段がほぼ車に限られる島で、ここまで来る道中でもほとんど人に合わなかったのに、この状況で徒歩で移動している方と出会うなんて、これぞまさしく天の助け。
ご夫婦に対馬瀬までの道順を教えてもらい、お礼を言ってチャリを進めようとしたその時です。
ええ歳した女が一人で観光してるのが珍しかったのでしょう。
ご主人「どこから来たんですか?」
私「大阪から来たんですけど、実は私、50年前に丘の上の灯台官舎に住んでたんです」
ご主人「ああ、航路標識事務所ね。(ちょっと考えて)そういえば●●(私の旧姓)さんっていう人なら覚えてますよ」
ええええ!😳😳
私「それ、私の父です!!」
年齢的におそらく事務所のことはご存知だろうと予想してましたが、まさかピンポイントで父の名前が出てくるとは夢にも思わず、動揺する私😅
お急ぎでないことを確認した上で、その場で持参した当時の家族写真を見ていただき、もう少しお話を伺うと、なんとその方の娘さんと姉が同級生で、小6の時に同じクラスだったとのこと。
いくら島とはいえ、当時は1万人近い人口を抱え、小・中学校も複数あった中で、姉のクラスメートの親御さんとバッタリ出会うなんてすごい確率です。しかもクラス名に加えて姉の下の名前も覚えておられてまたビックリ。
長くお引き留めするもの申し訳ないので、お名前と写真をいただいたところでご夫婦とはお別れしましたが、今思えば父とどういうお知り合いだったのか、もうちょっと聞いておけば良かったな😅
思わぬ出会いに興奮し、目をうるうるさせながら北方向にチャリを走らせます。
対馬瀬までの道程は大浜までと比べて起伏が激しく、電動アシスト付でも結構キツかったですね💦
相変わらずGoogleナビはほとんど使えず、少々不安になりながらも勾配のきつい坂をいくつか越えると、ぱっと視界が開けてきます。
おおお、草原の向こうに目指す灯台が見えてきました。